[{"data":1,"prerenderedAt":1309},["ShallowReactive",2],{"article-beautiful-libraries-japan":3,"article-related-beautiful-libraries-japan":344},{"id":4,"title":5,"author":6,"body":7,"category":301,"cover_image":302,"created_at":303,"description":304,"extension":305,"faq":306,"featured":319,"meta":328,"navigation":329,"path":330,"published":329,"related_lp":331,"seo":332,"slug":333,"stem":334,"tags":335,"updated_at":303,"__hash__":343},"articles\u002Farticles\u002Fbeautiful-libraries-japan.md","【全国】建築が美しい・おしゃれな図書館8選｜写真で巡る空間デザインの旅","自習室比較ナビ編集部",{"type":8,"value":9,"toc":283},"minimark",[10,14,17,21,37,41,49,52,55,59,66,69,72,76,82,85,88,92,98,101,104,108,114,117,120,124,131,134,137,141,148,151,154,158,165,168,171,175,178,192,195,198,201,204,207,211,214,217,220,237,240,277],[11,12,13],"p",{},"図書館は、「本を借りる場所」から「思わず長居したくなる空間」へと進化しています。建築家が腕をふるった大屋根や吹き抜け、光を巧みに操る壁——全国には、訪れるだけで気分が上がる“おしゃれな図書館”がいくつもあります。",[11,15,16],{},"この特集では、建物も内部も美しい全国の図書館8館を、写真とともに巡ります。設計者・竣工年・空間の見どころを添えてご紹介。次の休日、本を片手に出かけたくなる一館がきっと見つかります。",[18,19,20],"h2",{"id":20},"この記事の要点",[22,23,24,28,31,34],"ul",{},[25,26,27],"li",{},"全国の「建築が美しい図書館」を8館、写真とともに紹介します。",[25,29,30],{},"伊東豊雄（ぎふメディアコスモス／せんだいメディアテーク）、隈研吾（TOYAMAキラリ）、仙田満（石川県立図書館）ら著名建築家の作品が並びます。",[25,32,33],{},"木の温もり系・光と曲線の現代建築・歴史的洋風建築まで、空間のタイプはさまざま。",[25,35,36],{},"いずれも入館・閲覧は無料。読書も見学も楽しめます（撮影・飲食・会話の可否は館のルールを確認）。",[18,38,40],{"id":39},"_1-みんなの森-ぎふメディアコスモス岐阜県岐阜市","1. みんなの森 ぎふメディアコスモス（岐阜県岐阜市）",[42,43],"library-feature",{"architect":44,"location":45,"name":46,"slug":47,"year":48},"伊東豊雄","岐阜県岐阜市","みんなの森 ぎふメディアコスモス（岐阜市立中央図書館）","coworking-gifu-medeiakosumosu","2015年",[11,50,51],{},"波打つ木格子の大屋根から、ポリエステル製の白い傘「グローブ」がいくつも吊り下がる——岐阜市の複合文化施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の2階は、建築家・伊東豊雄が設計した岐阜市立中央図書館です。",[11,53,54],{},"地元・東濃ひのきを編んだ天井がやわらかな曲面を描き、グローブの下にテーマ別の閲覧スペースが島のように点在します。自然光と自然換気を生かした設計で、照明や空調に頼りきらない「森のなかで本を読む」ような感覚。岐阜駅周辺で“ここにしかない空間”を味わうなら、まず訪れたい一館です。",[18,56,58],{"id":57},"_2-金沢海みらい図書館石川県金沢市","2. 金沢海みらい図書館（石川県金沢市）",[42,60],{"architect":61,"location":62,"name":63,"slug":64,"year":65},"シーラカンスK&H","石川県金沢市","金沢海みらい図書館","library-unknown-298","2011年",[11,67,68],{},"真っ白な箱に、大きさの違う円い窓が約6,000個——金沢海みらい図書館の外壁「パンチングウォール」は、直射日光をやわらげながら、一日中ふんわりとした光を室内に届けます。",[11,70,71],{},"設計はシーラカンスK&H（工藤和美＋堀場弘）。約45m四方・高さ約12mのワンルーム空間を、細い柱だけで支える大胆な構成で、見渡すかぎり本と光に包まれます。世界的にも評価が高く、「世界の魅力的な図書館」に選ばれたこともある、金沢を代表する現代建築です。",[18,73,75],{"id":74},"_3-石川県立図書館百万石ビブリオバウム石川県金沢市","3. 石川県立図書館「百万石ビブリオバウム」（石川県金沢市）",[42,77],{"architect":78,"location":62,"name":79,"slug":80,"year":81},"仙田満","石川県立図書館（百万石ビブリオバウム）","library-unknown-296","2022年",[11,83,84],{},"円形劇場（コロシアム）のように、本棚が段々と重なって観客席を描く——2022年に金沢市内へ移転新築した石川県立図書館、愛称「百万石ビブリオバウム」。",[11,86,87],{},"中央の大空間「ブックコロシアム」は4層吹き抜けで、どこに立っても360度を本に囲まれる劇的な眺め。開架の蔵書は約30万冊、座席は約500席へと一気に拡大しました。設計は仙田満（環境デザイン研究所）で、2022年度グッドデザイン賞を受賞。「居るだけで楽しい」を体現した、新しい時代の県立図書館です。",[18,89,91],{"id":90},"_4-toyamaキラリ富山市立図書館本館富山県富山市","4. TOYAMAキラリ／富山市立図書館本館（富山県富山市）",[42,93],{"architect":94,"location":95,"name":96,"slug":97,"year":48},"隈研吾","富山県富山市","TOYAMAキラリ 富山市立図書館本館","library-unknown-291",[11,99,100],{},"御影石・ガラス・アルミの約1,000枚のパネルが、立山連峰の雪のように外観を覆う——隈研吾らが手がけた複合施設「TOYAMAキラリ」。富山市立図書館本館、富山市ガラス美術館、銀行が同居する建物です。",[11,102,103],{},"内部は2階から6階を貫く斜めの大吹き抜けが圧巻。壁面には富山県産の杉ルーバーがびっしりと張られ、木のあたたかさと斜めの幾何学が織りなす立体的な空間が広がります。光が落ちる吹き抜けを見上げながらの読書は格別です。",[18,105,107],{"id":106},"_5-せんだいメディアテーク宮城県仙台市","5. せんだいメディアテーク（宮城県仙台市）",[42,109],{"architect":44,"location":110,"name":111,"slug":112,"year":113},"宮城県仙台市","せんだいメディアテーク","coworking-unknown-medeiate-ku","2001年",[11,115,116],{},"13本の鉄骨の「チューブ」が、ガラスの箱を貫いて立ち上がる——2001年に開館した「せんだいメディアテーク」は、伊東豊雄の代表作にして現代日本建築の金字塔です。",[11,118,119],{},"柱でも壁でもないチューブが、構造・設備・光をまとめて担い、各フロアは仕切りの少ない自由な空間に。定禅寺通りのケヤキ並木に面した透明なファサードは、街に開かれた知の拠点そのもの。2階の図書館を中心に、ギャラリーやスタジオが入り、本と出会い、創作する場として今も人を集めています。",[18,121,123],{"id":122},"_6-那須塩原市図書館-みるる栃木県那須塩原市","6. 那須塩原市図書館 みるる（栃木県那須塩原市）",[42,125],{"architect":126,"location":127,"name":128,"slug":129,"year":130},"UAo（伊藤麻理）","栃木県那須塩原市","那須塩原市図書館 みるる","library-unknown-115","2020年",[11,132,133],{},"「少々賑やかな図書館をつくります」——2020年、JR黒磯駅前に開館した那須塩原市図書館「みるる」は、飲食やおしゃべりもOKという、ひらかれた図書館です。",[11,135,136],{},"建築スタジオUAo（伊藤麻理）が、那須塩原のアイデンティティである「森」をモチーフに設計。木のグリッド棚が連なり、抜けのある空間を歩けば、まるで森のなかを散歩しているよう。カフェやテラス、ギャラリーも併設し、本を読む人も、おしゃべりに来た人も、思い思いに過ごせる“まちの居間”になっています。",[18,138,140],{"id":139},"_7-武雄市図書館佐賀県武雄市","7. 武雄市図書館（佐賀県武雄市）",[42,142],{"architect":143,"location":144,"name":145,"slug":146,"year":147},"CCC／蔦屋書店（改修）","佐賀県武雄市","武雄市図書館","library-unknown-486","2013年",[11,149,150],{},"高い木組みの天井の下に、書店とスターバックス、そして図書館が同居する——2013年、カルチュア・コンビニエンス・クラブ（蔦屋書店）の運営で生まれ変わった佐賀県の武雄市図書館。",[11,152,153],{},"「年中無休・夜9時まで」という、公共図書館の常識を塗り替える運営で全国の話題をさらいました。コーヒー片手に本を選び、そのまま読みふける——“居たくなる図書館”という潮流の先駆けであり、公共施設のあり方をめぐる議論のきっかけにもなった、象徴的な一館です。",[18,155,157],{"id":156},"_8-大阪府立中之島図書館大阪府大阪市","8. 大阪府立中之島図書館（大阪府大阪市）",[42,159],{"architect":160,"location":161,"name":162,"slug":163,"year":164},"野口孫市","大阪府大阪市","大阪府立中之島図書館","library-unknown-137","1904年",[11,166,167],{},"最後は、“おしゃれ”の源流ともいえる歴史建築。大阪・中之島の水辺に建つ大阪府立中之島図書館は、1904年（明治37年）竣工、国の重要文化財です。",[11,169,170],{},"コリント式の列柱とペディメント（三角破風）、中央のドームを戴く重厚な正面は、まるでヨーロッパの宮殿。住友家の寄贈により野口孫市が設計したネオ・バロック様式の名建築が、今も現役の図書館として使われています。ガラスとコンクリートの現代建築とは対照的な、石造の風格を味わいに。",[18,172,174],{"id":173},"おしゃれ図書館のめぐり方マナー","おしゃれ図書館のめぐり方・マナー",[11,176,177],{},"美しい空間を気持ちよく楽しむために、訪れる前に知っておきたいポイントです。",[22,179,180,183,186,189],{},[25,181,182],{},"入館・閲覧は基本無料。ふらりと立ち寄って見学できる館がほとんどです。",[25,184,185],{},"撮影はルールを確認。他の利用者を写さない、フラッシュを使わない、撮影には申請が必要——といった条件がある館が多くあります。",[25,187,188],{},"飲食・会話・PCの可否は館により異なる。みるるや武雄市図書館のように飲食・会話に寛容な館もあれば、静粛が基本の館もあります。",[25,190,191],{},"休館日・開館時間は事前にチェック。月曜や月末整理日が休みの館が多めです。",[18,193,194],{"id":194},"よくある質問",[11,196,197],{},"Q. 日本で建築が美しい・おしゃれな図書館はどこですか？\nA. みんなの森 ぎふメディアコスモス（伊東豊雄）、金沢海みらい図書館、石川県立図書館「百万石ビブリオバウム」、TOYAMAキラリ（隈研吾）、せんだいメディアテーク（伊東豊雄）などが代表例です。木の温もりを生かした館から、光と曲線の現代建築、歴史的な洋風建築まで多彩です。",[11,199,200],{},"Q. 図書館の中で写真撮影はできますか？\nA. 館ごとにルールが異なります。他の利用者が写り込まない、フラッシュを使わない、撮影には申請が必要、といった条件があることが多いので、各館の公式案内や掲示に従ってください。",[11,202,203],{},"Q. おしゃれな図書館でも勉強や仕事はできますか？\nA. 閲覧席や学習席を備える館が多く可能ですが、静粛が基本です。PCの使用可否や私語・飲食の可否は館によって異なるため、利用前に各館のルールを確認しましょう。",[11,205,206],{},"Q. 入館は無料ですか？\nA. この記事で紹介した図書館は、いずれも入館・閲覧は無料です（特別展や一部の有料サービスを除く）。",[18,208,210],{"id":209},"調査方法写真について","調査方法・写真について",[11,212,213],{},"本記事は、自習室比較ナビが収録する全国の図書館データと、各施設の公開情報・建築に関する公表資料をもとに編集部が構成しています。設計者・竣工年などの事実は2026年6月時点で各施設や公的資料を確認しました。掲載写真は各施設のGoogleマップ等で公開されている写真を利用しています。開館時間・休館日・撮影可否などの最新情報は、必ず各施設の公式サイトでご確認ください。",[18,215,216],{"id":216},"建築家別にもっと深く",[11,218,219],{},"特定の建築家の世界観をじっくり味わいたい方へ。代表作を写真とともに深掘りした特集もどうぞ。",[22,221,222,230],{},[25,223,224,229],{},[225,226,228],"a",{"href":227},"\u002Farticles\u002Farchitect-toyo-ito-libraries","建築家・伊東豊雄の図書館","（せんだいメディアテーク／ぎふメディアコスモス）",[25,231,232,236],{},[225,233,235],{"href":234},"\u002Farticles\u002Farchitect-kengo-kuma-libraries","建築家・隈研吾の図書館","（雲の上の図書館 梼原／TOYAMAキラリ）",[18,238,239],{"id":239},"もっと探す",[22,241,242,248,269],{},[25,243,244],{},[225,245,247],{"href":246},"\u002Fspaces?category=library","全国の図書館を探す",[25,249,250,251,255,256,255,260,255,264,268],{},"各エリアの施設は ",[225,252,254],{"href":253},"\u002Fgifu","岐阜県","・",[225,257,259],{"href":258},"\u002Fishikawa","石川県",[225,261,263],{"href":262},"\u002Ftoyama","富山県",[225,265,267],{"href":266},"\u002Fmiyagi","宮城県"," などの都道府県ページからも探せます。",[25,270,271,272,276],{},"静かに集中できる場所をお探しなら ",[225,273,275],{"href":274},"\u002Farticles\u002Ftop-rated-study-rooms","口コミ評価が高い人気自習室ランキング"," もどうぞ。",[11,278,279],{},[280,281,282],"em",{},"建物の用途・開館状況は変更される場合があります。来館前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。",{"title":284,"searchDepth":285,"depth":285,"links":286},"",2,[287,288,289,290,291,292,293,294,295,296,297,298,299,300],{"id":20,"depth":285,"text":20},{"id":39,"depth":285,"text":40},{"id":57,"depth":285,"text":58},{"id":74,"depth":285,"text":75},{"id":90,"depth":285,"text":91},{"id":106,"depth":285,"text":107},{"id":122,"depth":285,"text":123},{"id":139,"depth":285,"text":140},{"id":156,"depth":285,"text":157},{"id":173,"depth":285,"text":174},{"id":194,"depth":285,"text":194},{"id":209,"depth":285,"text":210},{"id":216,"depth":285,"text":216},{"id":239,"depth":285,"text":239},"feature",null,"2026-06-04","伊東豊雄・隈研吾・仙田満ら著名建築家が手がけた、建物も内部も美しい全国のおしゃれな図書館を写真とともに巡る特集。みんなの森ぎふメディアコスモス、金沢海みらい図書館、石川県立図書館など8館を、設計者・竣工年・空間の見どころ付きで紹介します。","md",[307,310,313,316],{"q":308,"a":309},"日本で建築が美しい・おしゃれな図書館はどこですか？","みんなの森 ぎふメディアコスモス（伊東豊雄）、金沢海みらい図書館、石川県立図書館「百万石ビブリオバウム」、TOYAMAキラリ（隈研吾）、せんだいメディアテーク（伊東豊雄）などが代表例です。木の温もりを生かした館から、光と曲線の現代建築、歴史的な洋風建築まで多彩です。",{"q":311,"a":312},"図書館の中で写真撮影はできますか？","館ごとにルールが異なります。他の利用者が写り込まない、フラッシュを使わない、撮影には申請が必要、といった条件があることが多いので、各館の公式案内や掲示に従ってください。",{"q":314,"a":315},"おしゃれな図書館でも勉強や仕事はできますか？","閲覧席や学習席を備える館が多く可能ですが、静粛が基本です。PCの使用可否や私語・飲食の可否は館によって異なるため、利用前に各館のルールを確認しましょう。",{"q":317,"a":318},"入館は無料ですか？","この記事で紹介した図書館は、いずれも入館・閲覧は無料です（特別展や一部の有料サービスを除く）。",[320,321,322,323,324,325,326,327],{"name":46,"slug":47},{"name":63,"slug":64},{"name":79,"slug":80},{"name":96,"slug":97},{"name":111,"slug":112},{"name":128,"slug":129},{"name":145,"slug":146},{"name":162,"slug":163},{},true,"\u002Farticles\u002Fbeautiful-libraries-japan",[246],{"title":5,"description":304},"beautiful-libraries-japan","articles\u002Fbeautiful-libraries-japan",[336,337,338,339,340,341,342],"図書館","建築","おしゃれ","デザイン","特集","全国","写真","eHCtik7DUUYouK0GfPLttMxv1NLI2sQyrmG-sLgngx0",[345,609,881],{"id":346,"title":347,"author":6,"body":348,"category":301,"cover_image":302,"created_at":303,"description":584,"extension":305,"faq":585,"featured":598,"meta":601,"navigation":329,"path":234,"published":329,"related_lp":602,"seo":603,"slug":604,"stem":605,"tags":606,"updated_at":303,"__hash__":608},"articles\u002Farticles\u002Farchitect-kengo-kuma-libraries.md","建築家・隈研吾の図書館｜梼原「雲の上の図書館」からTOYAMAキラリへ",{"type":8,"value":349,"toc":561},[350,353,356,359,362,367,370,374,377,381,384,388,394,397,401,404,411,415,418,423,427,430,434,436,439,443,446,452,456,459,463,466,470,473,487,490,494,508,510,513,516,519,522,524,527,529,557],[11,351,352],{},"コンクリートで街を覆い尽くした20世紀への、静かな反論。それが、建築家・隈研吾が掲げた「負ける建築」でした。素材は、木。手本は、その土地の森と職人。彼の図書館に足を踏み入れると、本よりも先に、まず木の匂いが出迎えてくれます。",[11,354,355],{},"この特集では、隈という建築家の歩みから、2つの図書館が生まれた経緯、そして建物がどのように街へ溶け込んでいるかまでを、写真とともにじっくり読み解きます。ひとつは四国山間の小さな町に、もうひとつは富山の街なかに。場所はまるで違うのに、どちらも「木の力」に満ちています。",[18,357,358],{"id":358},"隈研吾という建築家",[11,360,361],{},"隈研吾は1954年、神奈川県横浜市の生まれ。1979年に東京大学大学院を修了し、1990年に自身の事務所を構えました。国立競技場（2019年完成）の設計者として、その名は一般にも広く知られています。",[363,364,366],"h3",{"id":365},"勝つ建築から負ける建築へ","「勝つ建築」から「負ける建築」へ",[11,368,369],{},"隈の建築思想を一言で表すのが、著書のタイトルにもなった「負ける建築」です。周囲の環境を圧倒してそびえ立つ超高層ビルのような、20世紀型の「勝つ建築」。それに対し、これからの建築は風土や自然、人の営みといったさまざまな外力を受け入れ、環境に溶け込む「負ける」道をめざすべきだ——。コンクリートやガラスで自己主張するのではなく、木や石、土といった地域の自然素材を主役に据える姿勢が、ここから生まれます。",[363,371,373],{"id":372},"木で世界を編む-代表作","木で世界を編む — 代表作",[11,375,376],{},"「負ける建築」の手法は、国内外の名建築として結実しています。日本庭園に向かってガラスで大きく開き、切妻屋根の量塊が環境と調和する根津美術館（2009年・毎日芸術賞）。建物の一部を川にせり出させ、水と一体になったスコットランド初のデザイン美術館V&Aダンディー（2018年）。そして、全国から集めた木を軒庇に編み込んだ国立競技場（2019年）。ほかにも森舞台\u002F登米町伝統芸能伝承館（日本建築学会賞）、高輪ゲートウェイ駅、太宰府天満宮表参道のスターバックスなど、木と自然素材を生かした作品は枚挙にいとまがありません。",[363,378,380],{"id":379},"すべてはひとつの小さな町から始まった","すべては、ひとつの小さな町から始まった",[11,382,383],{},"その隈研吾の木造建築の原点は、高知県の山あいにある梼原町（ゆすはらちょう）にあります。1987年、彼はこの町で木造の芝居小屋「梼原座」に出会い、その保存に関わったことをきっかけに、町と長い付き合いを始めました。雲の上のホテル、総合庁舎、ギャラリー、まちの駅——梼原には、隈の木造建築が点々と建ち、いつしか「隈研吾建築のミュージアム」とも呼ばれる町になりました。その集大成のひとつが、次に紹介する図書館です。",[18,385,387],{"id":386},"雲の上の図書館-杉の森に分け入る","雲の上の図書館 — 杉の森に、分け入る",[42,389],{"architect":94,"location":390,"name":391,"slug":392,"year":393},"高知県梼原町","雲の上の図書館（梼原町立図書館）","library-unknown-461","2018年",[11,395,396],{},"2018年に開館した雲の上の図書館（梼原町立図書館）。扉を開けた瞬間、息をのみます。天井からは、無数の杉の梁が枝のように四方へ伸び、頭上に木の森が広がっているのです。",[363,398,400],{"id":399},"この図書館ができるまで梼原と隈研吾30年の物語","［この図書館ができるまで］梼原と隈研吾、30年の物語",[11,402,403],{},"この図書館は、ある日突然あらわれたわけではありません。1987年の梼原座との出会いから始まった、隈と梼原町の約30年にわたる関係の延長線上に建っています。ホテル、庁舎、ギャラリーと、町に木造建築を積み重ねてきた末に、町の人々が日常的に集える「図書館」というかたちにたどり着いた——いわば、長い物語の最終章のひとつです。梼原産のスギ材をふんだんに使い、鉄と杉を組み合わせた混構造で、「森のなかの町」にふさわしい森のような空間を実現しました。",[405,406],"photo",{"caption":407,"credit":408,"href":409,"src":410},"外壁には杉の板がランダムに掛けられ、本が並ぶ書架のように見える。","Asset utilitist \u002F CC0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:%E3%82%86%E3%81%99%E3%81%AF%E3%82%89%E9%9B%B2%E3%81%AE%E4%B8%8A%E3%81%AE%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%EF%BC%88%E6%A2%BC%E5%8E%9F%E7%94%BA%E7%AB%8B%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%EF%BC%89_01.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fkengo-kuma\u002Fyusuhara-01.jpg",[363,412,414],{"id":413},"木漏れ日が降る混構造の森","木漏れ日が降る、混構造の森",[11,416,417],{},"複雑に組み上げられた杉の梁が、まさに森の樹冠のように覆いかぶさり、その隙間からやわらかな光が落ちてきます。中央の柱から枝のように梁が広がるさまは、一本の大樹の下に立っているかのよう。階段状になった床に腰を下ろせば、木に抱かれて本を開く、ほかにない読書体験が待っています。",[405,419],{"caption":420,"credit":408,"href":421,"src":422},"中央の柱から放射状に広がる杉の梁。森の樹冠の下にいるような館内。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:%E3%82%86%E3%81%99%E3%81%AF%E3%82%89%E9%9B%B2%E3%81%AE%E4%B8%8A%E3%81%AE%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%EF%BC%88%E6%A2%BC%E5%8E%9F%E7%94%BA%E7%AB%8B%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%EF%BC%89_02.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fkengo-kuma\u002Fyusuhara-02.jpg",[363,424,426],{"id":425},"街への溶け込み靴を脱いで過ごす町のリビング","［街への溶け込み］靴を脱いで過ごす、町のリビング",[11,428,429],{},"館内は靴を脱いで上がるくつろいだ造りで、子どもから大人まで一日を過ごせる場所として親しまれています。福祉施設「YURURIゆすはら」と一体となった複合建築でもあり、図書館が町の暮らしにそっと溶け込んでいるのも梼原らしさ。標高の高い山間の町でありながら、この建築だけを目当てに県外からも人が訪れ、いまや梼原を象徴する建築観光の拠点になっています。小さな町に、外から人と関心を呼び込む——建築が地域の活力そのものになっている好例です。",[18,431,433],{"id":432},"toyamaキラリ-都市に立つ木の渓谷","TOYAMAキラリ — 都市に立つ、木の渓谷",[42,435],{"architect":94,"location":95,"name":96,"slug":97,"year":48},[11,437,438],{},"山あいの梼原とは対照的に、こちらは富山の街なかに立つ複合施設「TOYAMAキラリ」（2015年）。富山市立図書館本館、富山市ガラス美術館、銀行が同居する、街のランドマークです。",[363,440,442],{"id":441},"この施設ができるまでガラスの街の再開発","［この施設ができるまで］「ガラスの街」の再開発",[11,444,445],{},"TOYAMAキラリは、富山市中心部の「西町南地区」の市街地再開発事業として生まれました。図書館・美術館・銀行という性格の異なる機能を一つの建物に束ねたのは、限られた都心の土地を有効に使い、人の集まる核をつくるためです。富山はかつて薬びんづくりで栄えた歴史から「ガラスの街とやま」を掲げており、館内の富山市ガラス美術館はその文化的シンボル。図書館は、その美術館と同じ建物で時間を過ごせる、ぜいたくな環境に置かれています。",[405,447],{"caption":448,"credit":449,"href":450,"src":451},"アルミ・ガラス・白御影石の約1,000枚のパネルが包む外観。","Asturio Cantabrio \u002F CC BY-SA 4.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:TOYAMA_KIRARI_exterior_in_the_morning_ac_%283%29.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fkengo-kuma\u002Ftoyama-exterior.jpg",[363,453,455],{"id":454},"立山連峰を映す外観内に抱く吹き抜け","立山連峰を映す外観、内に抱く吹き抜け",[11,457,458],{},"外観は、御影石・ガラス・アルミの約1,000枚のパネルが、立山連峰の岩肌や雪のように複雑な表情をつくります。時間や天候で光の反射が刻々と変わるのも見どころ。そして一歩なかに入ると、2階から6階までを貫く斜めの大吹き抜けが来館者を見上げさせます。壁面には富山県産の杉ルーバーがびっしりと張られ、都市のビルのただ中に、木でできた渓谷のような縦の空間が出現します。冷たくなりがちな複合ビルに、地域の杉で体温を与える——梼原で確立した手法を、都市建築のスケールに翻訳してみせた一作です。",[363,460,462],{"id":461},"街への溶け込みコンパクトシティの核として","［街への溶け込み］コンパクトシティの核として",[11,464,465],{},"TOYAMAキラリを語るうえで欠かせないのが、富山市が全国に先駆けて進めてきた「コンパクトシティ」のまちづくりです。富山市は2007年、青森市とともに中心市街地活性化基本計画で国の第1号認定を受け、路面電車の環状線化など公共交通を軸に、まちなかへ人を呼び戻す政策を進めてきました。中心部にあり路面電車でアクセスできるTOYAMAキラリは、まさにその政策の象徴。図書館・美術館という文化施設を都心に据えることで、買い物以外の目的でも人が集まる「賑わいの核」として機能しています。",[18,467,469],{"id":468},"隈研吾の図書館に通底するもの","隈研吾の図書館に、通底するもの",[11,471,472],{},"四国の小さな町と、北陸の県都。離れた2館に、同じ思想がはっきりと刻まれています。",[22,474,475,478,481,484],{},[25,476,477],{},"地域の素材を主役にする：梼原の杉、富山の杉。その土地の森が、そのまま建築になる。",[25,479,480],{},"木の「組み方」を見せる：登り梁、ルーバー。構造の手わざが、そのまま意匠の美しさになる。",[25,482,483],{},"コンクリートに「負ける」：素材の質感と陰影を優先し、建築が自然や街に溶け込む。",[25,485,486],{},"見上げたくなる空間：天井や吹き抜けに物語を込め、人の視線を上へ、外へと導く。",[11,488,489],{},"隈にとって図書館とは、本を守る箱である以前に、地域の森を都市や暮らしへ運び込む装置なのかもしれません。",[18,491,493],{"id":492},"_2館をめぐる-訪れ方のヒント","2館をめぐる — 訪れ方のヒント",[22,495,496,499,502,505],{},[25,497,498],{},"雲の上の図書館：高知県梼原町。山間部のため、車での来訪と所要時間の確認がおすすめ。雲の上のギャラリーや総合庁舎など、町に点在する隈建築をあわせてめぐると一日楽しめます。",[25,500,501],{},"TOYAMAキラリ：富山市中心部。富山駅から路面電車でアクセスしやすく、同じ建物の富山市ガラス美術館とセットで楽しめます。",[25,503,504],{},"入館・閲覧は無料。建築見学だけの来館も歓迎されています。",[25,506,507],{},"撮影はルールを確認：他の利用者を写さない、フラッシュ禁止、要申請など館により異なります。",[18,509,194],{"id":194},[11,511,512],{},"Q. 隈研吾が設計した図書館はどこにありますか？\nA. 代表的なのは、高知県梼原町の雲の上の図書館（梼原町立図書館・2018年）と、富山県の富山市立図書館本館が入るTOYAMAキラリ（2015年）です。どちらも地元産の杉をふんだんに使った木の建築で知られます。",[11,514,515],{},"Q. 隈研吾はどんな建築家ですか？\nA. 1954年生まれの世界的建築家で、コンクリートに頼らず木や石など地域の自然素材を生かす「負ける建築」で知られます。国立競技場の設計や、高知・梼原町での一連の木造建築でも有名です。",[11,517,518],{},"Q. 雲の上の図書館では何ができますか？\nA. 梼原産の杉に包まれた空間で、読書や見学が楽しめます。靴を脱いで上がるくつろいだ造りで、子どもから大人まで一日過ごせる図書館として親しまれています。入館は無料です（開館状況は公式でご確認ください）。",[11,520,521],{},"Q. 隈研吾と梼原町はどんな関係なのですか？\nA. 隈研吾は1987年に梼原町の木造芝居小屋「梼原座」と出会い、その保存に関わったことをきっかけに、約30年にわたって町と関わってきました。雲の上のホテル、総合庁舎、ギャラリーなど数々の木造建築を手がけ、2018年の雲の上の図書館はその集大成のひとつです。",[18,523,210],{"id":209},[11,525,526],{},"本記事は、各施設・自治体の公開情報および建築・経緯・まちづくりに関する公表資料をもとに、編集部が2026年6月時点で確認して構成しています。設計者・竣工年・再開発やまちづくりの経緯などの事実は公的資料で確認しました。写真のうち、施設名つきのカード（施設ページへのリンク）の画像は各施設のGoogleマップ等で公開されている写真を、それ以外の建築写真は Wikimedia Commons で公開されている画像（各写真にクレジットを明記）を利用しています。最新の開館状況・撮影可否は各施設の公式サイトでご確認ください。",[18,528,239],{"id":239},[22,530,531,538,544,553],{},[25,532,533,534,537],{},"建築別の総まとめは ",[225,535,536],{"href":330},"建築が美しい・おしゃれな図書館8選"," へ。",[25,539,540,541,276],{},"もうひとりの巨匠 ",[225,542,543],{"href":227},"建築家・伊東豊雄の図書館特集",[25,545,250,546,255,550,552],{},[225,547,549],{"href":548},"\u002Fkochi","高知県",[225,551,263],{"href":262}," の都道府県ページからも探せます。",[25,554,555],{},[225,556,247],{"href":246},[11,558,559],{},[280,560,282],{},{"title":284,"searchDepth":285,"depth":285,"links":562},[563,569,574,579,580,581,582,583],{"id":358,"depth":285,"text":358,"children":564},[565,567,568],{"id":365,"depth":566,"text":366},3,{"id":372,"depth":566,"text":373},{"id":379,"depth":566,"text":380},{"id":386,"depth":285,"text":387,"children":570},[571,572,573],{"id":399,"depth":566,"text":400},{"id":413,"depth":566,"text":414},{"id":425,"depth":566,"text":426},{"id":432,"depth":285,"text":433,"children":575},[576,577,578],{"id":441,"depth":566,"text":442},{"id":454,"depth":566,"text":455},{"id":461,"depth":566,"text":462},{"id":468,"depth":285,"text":469},{"id":492,"depth":285,"text":493},{"id":194,"depth":285,"text":194},{"id":209,"depth":285,"text":210},{"id":239,"depth":285,"text":239},"「負ける建築」で知られる建築家・隈研吾が手がけた図書館を巡る建築特集。杉の梁が森のように広がる高知・梼原の雲の上の図書館、都市に木の渓谷をつくったTOYAMAキラリを写真とともに雑誌風に深掘り。建築家の歩み、図書館が生まれた経緯、街への溶け込み方、そして素材と地域への思想までを読み解きます。",[586,589,592,595],{"q":587,"a":588},"隈研吾が設計した図書館はどこにありますか？","代表的なのは、高知県梼原町の雲の上の図書館（梼原町立図書館・2018年）と、富山県の富山市立図書館本館が入るTOYAMAキラリ（2015年）です。どちらも地元産の杉をふんだんに使った木の建築で知られます。",{"q":590,"a":591},"隈研吾はどんな建築家ですか？","1954年生まれの世界的建築家で、コンクリートに頼らず木や石など地域の自然素材を生かす「負ける建築」で知られます。国立競技場の設計や、高知・梼原町での一連の木造建築でも有名です。",{"q":593,"a":594},"雲の上の図書館では何ができますか？","梼原産の杉に包まれた空間で、読書や見学が楽しめます。靴を脱いで上がるくつろいだ造りで、子どもから大人まで一日過ごせる図書館として親しまれています。入館は無料です（開館状況は公式でご確認ください）。",{"q":596,"a":597},"隈研吾と梼原町はどんな関係なのですか？","隈研吾は1987年に梼原町の木造芝居小屋「梼原座」と出会い、その保存に関わったことをきっかけに、約30年にわたって町と関わってきました。雲の上のホテル、総合庁舎、ギャラリーなど数々の木造建築を手がけ、2018年の雲の上の図書館はその集大成のひとつです。",[599,600],{"name":391,"slug":392},{"name":96,"slug":97},{},[246],{"title":347,"description":584},"architect-kengo-kuma-libraries","articles\u002Farchitect-kengo-kuma-libraries",[336,337,94,607,340,338,339],"建築家","uiwAdXiAeSTi3IWBg6qlheL7AqeKLD2jmyahawmLbP0",{"id":610,"title":611,"author":6,"body":612,"category":301,"cover_image":302,"created_at":303,"description":857,"extension":305,"faq":858,"featured":871,"meta":874,"navigation":329,"path":227,"published":329,"related_lp":875,"seo":876,"slug":877,"stem":878,"tags":879,"updated_at":303,"__hash__":880},"articles\u002Farticles\u002Farchitect-toyo-ito-libraries.md","建築家・伊東豊雄の図書館｜せんだいメディアテークからぎふメディアコスモスへ",{"type":8,"value":613,"toc":836},[614,617,620,623,626,629,633,636,639,643,646,650,652,655,659,662,665,671,674,677,683,686,690,693,696,700,702,705,709,712,715,720,724,727,733,736,740,743,746,750,753,767,770,772,775,789,791,794,797,800,803,805,808,810,832],[11,615,616],{},"かつて「建築は軽やかであるべきだ」と語った男は、やがて「木」と「森」にたどり着いた。鉄とガラスのチューブで世界を驚かせ、木格子の大屋根で図書館の概念を塗り替えた——プリツカー賞建築家・伊東豊雄。",[11,618,619],{},"彼が手がけた2つの図書館を訪ねると、「本を読む場所」はここまで自由になれるのか、と静かな興奮を覚えます。この特集では、伊東という建築家の歩みから、2つの図書館が生まれた経緯、そして建物がどのように街へ溶け込んでいるかまでを、写真とともにじっくり読み解きます。",[18,621,622],{"id":622},"伊東豊雄という建築家",[11,624,625],{},"伊東豊雄は1941年生まれ。2013年、建築界のノーベル賞とも称されるプリツカー賞を、日本人として6人目に受賞しました。",[11,627,628],{},"キャリアの前半、伊東の建築は「透明で軽やか」という言葉で語られてきました。1984年の自邸「シルバーハット」、風を可視化したような初期の作品群——重さや永続性を感じさせない、消えていくような建築。その作風が大きく転回したのが、後述するせんだいメディアテークでした。伊東はここで「ピュアな美しさから、ダイナミックな物質感や生き生きとした生命感へ」と目を向けたと振り返ります。彼自身が掲げた言葉が「新しいリアル」でした。",[363,630,632],{"id":631},"鉄から木へ変わり続ける巨匠","鉄から木へ、変わり続ける巨匠",[11,634,635],{},"伊東の歩みは「変化し続けること」そのものです。せんだいメディアテーク（2001年）で世界の注目を集めたのち、アーチが連続する多摩美術大学図書館（八王子・2007年）、流れるような曲面が音楽を包む台中国家歌劇院（台湾・2016年）と、作品ごとにかたちを刷新してきました。",[11,637,638],{},"東日本大震災のあとには、被災地に小さな集会所「みんなの家」を各地に建て、建築家の役割そのものを問い直します。鉄とガラスの時代から、木や地域の素材へ。次に紹介するぎふメディアコスモスは、その大きな流れのなかに位置づけられる一作です。",[363,640,642],{"id":641},"図書館という難題に何度も挑む","図書館という難題に、何度も挑む",[11,644,645],{},"静かに本と向き合う——図書館にまとわりつくその常識を、伊東は一度ならず問い直してきました。仕切られた書架、抑えた照明、ひそやかな足音。そうした「あたりまえ」を、彼は構造から、光から、天井のかたちから、丸ごと作り替えていきます。次に挙げる2館は、その挑戦の到達点です。",[18,647,649],{"id":648},"せんだいメディアテーク-すべてはここから始まった","せんだいメディアテーク — すべては、ここから始まった",[42,651],{"architect":44,"location":110,"name":111,"slug":112,"year":113},[11,653,654],{},"2001年、仙台・定禅寺通りのケヤキ並木に面して、透明な箱が立ち上がりました。せんだいメディアテーク。図書館・ギャラリー・スタジオが同居するこの建物は、開館と同時に「現代建築の金字塔」と呼ばれ、その後の公共建築のあり方を一変させました。",[363,656,658],{"id":657},"この図書館ができるまで1995年のコンペが生んだメディアテーク","［この図書館ができるまで］1995年のコンペが生んだ「メディアテーク」",[11,660,661],{},"物語は、開館の6年前にさかのぼります。1995年に開かれた設計競技で、伊東豊雄の案が最優秀に選ばれました。このとき審査委員長を務めた建築家・磯崎新は、「単なる図書館とギャラリーの複合施設」にとどめず、本だけでなく映像や音楽など、あらゆる情報メディアに触れられる場所——すなわち「メディアテーク」にすべきだと提案します。施設の名前が、建築のあり方そのものを方向づけたのです。",[11,663,664],{},"1997年に着工、2000年に竣工し、2001年1月に開館。構造設計は佐々木睦朗が担い、後述する大胆な「チューブ」を実現させました。柱と床という建築の最小単位を組み替えた伊東の構想は、20世紀初頭にル・コルビュジエが示した「ドミノ・システム」になぞらえ、「新世代のドミノ」とも呼ばれます。",[405,666],{"caption":667,"credit":668,"href":669,"src":670},"定禅寺通りに面した、夕暮れのガラスファサード。","scarletgreen from Japan \u002F CC BY 2.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Sendai_Mediatheque_2009.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Ftoyo-ito\u002Fsendai-exterior.jpg",[363,672,673],{"id":673},"海藻のように揺らぐ13本のチューブ",[11,675,676],{},"この建物に、いわゆる「柱」と「壁」はありません。代わりに、13本の鉄骨の網目でできたチューブがガラスの箱を貫いて立ち上がります。海藻のように揺らぐそのチューブが、建物を支え、エレベーターや階段を通し、設備を収め、光を導く。骨格と内臓を隠すのではなく、むしろ主役として見せてしまう——その発想が、当時いかに革新的だったか。",[405,678],{"caption":679,"credit":680,"href":681,"src":682},"館内を貫くチューブと、白く枝分かれする柱。光と構造が一体になっている。","掬茶 \u002F CC BY-SA 4.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Interior_of_Sendai_Mediatheque_202512.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Ftoyo-ito\u002Fsendai-interior.jpg",[11,684,685],{},"構造部材も、設備のダクトも、壁の向こうに隠さない。デザインの中心に置く。その逆転の発想が、外壁の窓に加えて内側のチューブからも光が差し込む、まったく新しい空間を生みました。",[363,687,689],{"id":688},"街への溶け込み定禅寺通りに開かれた知の広場","［街への溶け込み］定禅寺通りに開かれた「知の広場」",[11,691,692],{},"ガラス張りのファサードは、内と外をゆるやかにつなぎます。通りを歩く人の視線が建物の奥まで届き、なかにいる人の気配が街へにじみ出す。ケヤキ並木で知られる定禅寺通りの景観に溶け込みながら、図書館を「閉じた箱」から「街に開かれた広場」へと変えました。",[11,694,695],{},"その意味が際立ったのが、2011年の東日本大震災です。一時は閉館を余儀なくされましたが、復旧してふたたび扉を開くと、メディアテークは市民が集い、語り、記録を残す拠点となりました。伊東自身、この出来事を「メディアテークとは何だったのか」を問い直す機会だったと振り返っています。街に開かれた建築は、非常時にこそ人の拠り所になる——その事実を、この建物は身をもって示しました。",[18,697,699],{"id":698},"ぎふメディアコスモス-木と光のやわらかな到達点","ぎふメディアコスモス — 木と光の、やわらかな到達点",[42,701],{"architect":44,"location":45,"name":46,"slug":47,"year":48},[11,703,704],{},"せんだいから14年。鉄とガラスの建築家は、岐阜で木に回帰します。2015年に開館した複合文化施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」。その2階に、岐阜市立中央図書館が広がります。",[363,706,708],{"id":707},"この図書館ができるまで50年使った図書館を建て替える","［この図書館ができるまで］50年使った図書館を、建て替える",[11,710,711],{},"メディアコスモスが生まれた背景には、切実な事情がありました。1958年に開いた旧・岐阜市立図書館本館は、半世紀以上を経てエレベーターもなく、専用駐車場もなく、開館は夕方6時まで——勤め帰りには使いにくい施設になっていました。",[11,713,714],{},"そこで岐阜市は、岐阜大学医学部・附属病院の跡地を使った市街地再開発事業として、新しい図書館を中核とする複合施設を構想します。延床面積は約2,000㎡から9,400㎡へ4.7倍に、収蔵できる蔵書は20万冊から90万冊へ4.5倍に。規模も役割も、まるで別物へと生まれ変わりました。設計者に選ばれたのが、伊東豊雄でした。",[405,716],{"caption":717,"credit":449,"href":718,"src":719},"波打つ大屋根が特徴の外観。手前のドームはカフェ。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Gifu_Media_Cosmos_exterior_ac_%281%29.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Ftoyo-ito\u002Fgifu-exterior.jpg",[363,721,723],{"id":722},"天井から降りてくるグローブ","天井から降りてくる「グローブ」",[11,725,726],{},"波打つように湾曲した木格子の大屋根。地元・東濃ひのきを編んだその天井から、ポリエステル製の白い傘「グローブ」がいくつも吊り下がります。グローブの下にはテーマ別の読書スペースが島のように点在し、人々はそれぞれの「傘の下」に居場所を見つける。",[405,728],{"caption":729,"credit":730,"href":731,"src":732},"木格子の天井から吊られた「グローブ」と、その下に広がる開架書架。","Kanesue \u002F CC BY 2.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AE%E6%A3%AE_%E3%81%8E%E3%81%B5%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%B9_%2852196675502%29.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Ftoyo-ito\u002Fgifu-2.jpg",[11,734,735],{},"天井のかたちがそのまま、光と空気と人の流れをデザインしている——せんだいでチューブが担った役割を、ここでは木の屋根とグローブが引き継いでいます。自然光と自然換気を生かす設計で、晴れた日には天井越しのやわらかな光が降りそそぎ、空調や照明に頼りきらない「森の中で本を読む」ような感覚を、都市の只中に立ち上げました。",[363,737,739],{"id":738},"街への溶け込みみんなの森というまちの居場所","［街への溶け込み］「みんなの森」という、まちの居場所",[11,741,742],{},"この施設の正式名称が「みんなの森」であることには、はっきりとした意図があります。2階の図書館に対し、1階には多目的の交流スペースやカフェ、子育て支援の機能が入り、図書館を訪れない人にも開かれた「まちの広場」として設計されました。建物は岐阜市の中心市街地に立地し、衰えがちな都心部に人の流れを呼び戻す、再開発の核としての役割も担っています。",[11,744,745],{},"本を借りるためだけの場所ではなく、ただ過ごしに来てもいい場所へ。せんだいで掲げた「街に開かれた建築」という思想が、木のやわらかさをまとって、岐阜でもう一度かたちになりました。",[18,747,749],{"id":748},"伊東建築の図書館に通底するもの","伊東建築の図書館に、通底するもの",[11,751,752],{},"2館を並べると、年代も素材もまるで違うのに、不思議と同じ「気配」が流れていることに気づきます。",[22,754,755,758,761,764],{},[25,756,757],{},"境界を溶かす：内と外、構造と意匠、本と人。伊東は仕切りを消し、空間をひとつながりにする。",[25,759,760],{},"構造そのものが風景になる：チューブも木格子も、隠される脇役ではなく、見上げたくなる主役。",[25,762,763],{},"自然光・自然換気を取り込む：人工的な均質さより、移ろう光と空気の心地よさ。",[25,765,766],{},"「居場所」を選べる：席が一様に並ぶのではなく、人が思い思いの場所を見つけられる。",[11,768,769],{},"図書館を「本を収める器」ではなく「人がいたくなる場所」へ。その思想が、世代を越えて2つの建築を貫いています。",[18,771,493],{"id":492},[11,773,774],{},"どちらの図書館も入館・閲覧は無料で、建築だけを目当てに訪れる人も少なくありません。",[22,776,777,780,783,786],{},[25,778,779],{},"せんだいメディアテーク：仙台市中心部、地下鉄・バスでアクセスしやすい定禅寺通り沿い。ケヤキ並木の散策や、1階のオープンスクエアとあわせて楽しめます。",[25,781,782],{},"ぎふメディアコスモス：岐阜市中心部。JR岐阜駅・名鉄岐阜駅からバス。2階の図書館だけでなく、1階の交流スペースやカフェものぞいてみてください。",[25,784,785],{},"撮影はルールを確認：他の利用者を写さない、フラッシュを使わない、申請が必要——など館ごとに条件があります。",[25,787,788],{},"静けさへの配慮を：見学であっても、本と向き合う人がいる場所。歓声や長電話は控えめに。",[18,790,194],{"id":194},[11,792,793],{},"Q. 伊東豊雄が設計した図書館はどこにありますか？\nA. 代表的なのは、宮城県のせんだいメディアテーク（2001年）と、岐阜県のみんなの森 ぎふメディアコスモス（2015年・2階が岐阜市立中央図書館）です。ほかに多摩美術大学図書館などの作品でも知られます。",[11,795,796],{},"Q. 伊東豊雄はどんな建築家ですか？\nA. 1941年生まれの日本を代表する建築家で、2013年に「建築界のノーベル賞」とされるプリツカー賞を受賞しました。透明で軽やかな建築から、せんだいメディアテークを境に物質感・生命感のある「新しいリアル」へと作風を深めたことで知られます。",[11,798,799],{},"Q. せんだいメディアテークとぎふメディアコスモスは見学できますか？\nA. どちらも入館・閲覧は無料で、誰でも見学できます。撮影のルールや開館時間・休館日は各施設で異なるため、来館前に公式サイトでご確認ください。",[11,801,802],{},"Q. せんだいメディアテークの「チューブ」とは何ですか？\nA. 柱でも壁でもない、13本の鉄骨でできた網目状のチューブ（管）のことです。建物を支える構造であると同時に、エレベーターや階段、設備、自然光の通り道も兼ねています。隠すべき構造や設備をあえて主役として見せた点が、当時きわめて革新的でした。",[18,804,210],{"id":209},[11,806,807],{},"本記事は、各施設の公開情報および建築・受賞・経緯に関する公表資料をもとに、編集部が2026年6月時点で確認して構成しています。設計者・竣工年・コンペや再開発の経緯などの事実は公的資料で確認しました。写真のうち、施設名つきのカード（施設ページへのリンク）の画像は各施設のGoogleマップ等で公開されている写真を、それ以外の建築写真は Wikimedia Commons で公開されている画像（各写真にクレジットを明記）を利用しています。最新の開館状況・撮影可否は各施設の公式サイトでご確認ください。",[18,809,239],{"id":239},[22,811,812,816,822,828],{},[25,813,533,814,537],{},[225,815,536],{"href":330},[25,817,818,819,276],{},"もうひとりの木の巨匠 ",[225,820,821],{"href":234},"建築家・隈研吾の図書館特集",[25,823,250,824,255,826,552],{},[225,825,254],{"href":253},[225,827,267],{"href":266},[25,829,830],{},[225,831,247],{"href":246},[11,833,834],{},[280,835,282],{},{"title":284,"searchDepth":285,"depth":285,"links":837},[838,842,847,852,853,854,855,856],{"id":622,"depth":285,"text":622,"children":839},[840,841],{"id":631,"depth":566,"text":632},{"id":641,"depth":566,"text":642},{"id":648,"depth":285,"text":649,"children":843},[844,845,846],{"id":657,"depth":566,"text":658},{"id":673,"depth":566,"text":673},{"id":688,"depth":566,"text":689},{"id":698,"depth":285,"text":699,"children":848},[849,850,851],{"id":707,"depth":566,"text":708},{"id":722,"depth":566,"text":723},{"id":738,"depth":566,"text":739},{"id":748,"depth":285,"text":749},{"id":492,"depth":285,"text":493},{"id":194,"depth":285,"text":194},{"id":209,"depth":285,"text":210},{"id":239,"depth":285,"text":239},"プリツカー賞建築家・伊東豊雄が手がけた図書館を巡る建築特集。世界を変えたせんだいメディアテーク、木と光に満ちたぎふメディアコスモスを、写真とともに雑誌風に深掘り。建築家の歩み、図書館が生まれた経緯、街への溶け込み方、そして「境界を溶かす」思想までを読み解きます。",[859,862,865,868],{"q":860,"a":861},"伊東豊雄が設計した図書館はどこにありますか？","代表的なのは、宮城県のせんだいメディアテーク（2001年）と、岐阜県のみんなの森 ぎふメディアコスモス（2015年・2階が岐阜市立中央図書館）です。ほかに多摩美術大学図書館などの作品でも知られます。",{"q":863,"a":864},"伊東豊雄はどんな建築家ですか？","1941年生まれの日本を代表する建築家で、2013年に「建築界のノーベル賞」とされるプリツカー賞を受賞しました。透明で軽やかな建築から、せんだいメディアテークを境に物質感・生命感のある「新しいリアル」へと作風を深めたことで知られます。",{"q":866,"a":867},"せんだいメディアテークとぎふメディアコスモスは見学できますか？","どちらも入館・閲覧は無料で、誰でも見学できます。撮影のルールや開館時間・休館日は各施設で異なるため、来館前に公式サイトでご確認ください。",{"q":869,"a":870},"せんだいメディアテークの「チューブ」とは何ですか？","柱でも壁でもない、13本の鉄骨でできた網目状のチューブ（管）のことです。建物を支える構造であると同時に、エレベーターや階段、設備、自然光の通り道も兼ねています。隠すべき構造や設備をあえて主役として見せた点が、当時きわめて革新的でした。",[872,873],{"name":111,"slug":112},{"name":46,"slug":47},{},[246],{"title":611,"description":857},"architect-toyo-ito-libraries","articles\u002Farchitect-toyo-ito-libraries",[336,337,44,607,340,338,339],"JO7WklgYiaz96nUOhllS0l7VDD1xJ4TNJ_4fJVI_660",{"id":882,"title":883,"author":6,"body":884,"category":301,"cover_image":302,"created_at":303,"description":1271,"extension":305,"faq":1272,"featured":1285,"meta":1296,"navigation":329,"path":1297,"published":329,"related_lp":1298,"seo":1299,"slug":1300,"stem":1301,"tags":1302,"updated_at":303,"__hash__":1308},"articles\u002Farticles\u002Ffeature-ccc-tsutaya-libraries.md","蔦屋書店が公共図書館を変えた｜CCC運営図書館の10年と賛否、街への効果",{"type":8,"value":885,"toc":1236},[886,889,892,895,899,902,905,908,912,914,917,921,924,930,934,937,943,947,950,953,959,963,968,971,975,978,984,988,991,994,998,1001,1005,1010,1013,1017,1020,1025,1029,1032,1036,1041,1044,1048,1051,1056,1060,1063,1067,1072,1075,1079,1082,1087,1091,1094,1098,1101,1105,1108,1111,1115,1118,1121,1125,1128,1131,1135,1138,1149,1152,1156,1170,1172,1175,1178,1181,1184,1186,1189,1191,1231],[11,887,888],{},"2013年4月、佐賀県の小さな市の図書館がリニューアルオープンした日、日本の公共図書館の景色は静かに変わりはじめた。年中無休、夜9時まで開館、館内にスターバックスと蔦屋書店——「武雄市図書館」。運営を担ったのは、TSUTAYAと蔦屋書店を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ（CCC）だった。",[11,890,891],{},"それから約10年。CCCの公共図書館運営は、武雄から海老名、多賀城、徳山、和歌山、延岡へと広がった。同時に、激しい賛否両論の議論を生み、「ツタヤ図書館問題」という言葉まで生まれた。一方の旗手は「居たくなる図書館」を掲げ、もう一方の側は「公共の蔵書はどうあるべきか」を問い続けた。",[11,893,894],{},"この特集では、CCCが運営する公共図書館を5館ピックアップし、それぞれの建築・運営・街への効果を写真とともに見ていく。そして、賛否の論点を一度フラットに並べたうえで、この10年が公共図書館に何を残したのかを考えてみたい。",[18,896,898],{"id":897},"はじまりの一冊-居たくなる図書館というアイデア","はじまりの一冊 — 「居たくなる図書館」というアイデア",[11,900,901],{},"公共図書館の常識を、CCCはいくつも書き換えた。年中無休。夜9時まで開館。館内の蔦屋書店で本を買える。スターバックスのコーヒー片手に席に着ける。レンタル DVD コーナーがある。",[11,903,904],{},"それまでの日本の公共図書館は、月曜休館・夕方5時閉館・館内飲食禁止・私語禁止が「当たり前」だった。1958年設計の旧・岐阜市立図書館本館（現在のメディアコスモスの前身）のように、半世紀も大きく変わらないまま使い続けられた館も多い。そこに「滞在型」「過ごす場所としての図書館」という考え方を、商業ベースで持ち込んだのがCCCだった。",[11,906,907],{},"賛否どちらの立場をとるにせよ、CCC以前と以後で「公共図書館はどんな場所であるべきか」という議論そのものの温度が変わったことは、まず動かない事実だろう。",[18,909,911],{"id":910},"_1-武雄市図書館佐賀県2013年-すべてはここから始まった","1. 武雄市図書館（佐賀県・2013年） — すべては、ここから始まった",[42,913],{"architect":143,"location":144,"name":145,"slug":146,"year":147},[11,915,916],{},"2012年5月、当時の樋渡啓祐市長が、CCCを指定管理者として図書館運営を任せると発表した。翌2013年4月、武雄市図書館は全面改装の上でリニューアルオープン。木組みの高い天井、書店との一体化、フリードリンクのスペース、年中無休で夜9時まで——「ここは本当に公共図書館なのか？」と思わせるその空間は、瞬く間に全国の注目を集めた。",[363,918,920],{"id":919},"開館で起きたこと92万人が訪れた小さな市の図書館","［開館で起きたこと］92万人が訪れた小さな市の図書館",[11,922,923],{},"リニューアル後の2013年度、武雄市図書館の来館者数は約92万人を記録した。人口約5万人の市にとって、これは桁外れの数字だ。地元の人だけでなく、県外から「TSUTAYA図書館」を見に来る人も多く、図書館そのものが観光資源になった。市民の利用カード新規登録も急増し、CCC型の図書館運営は「公共施設の使われ方を変えうる」モデルとして全国の自治体から視察が相次いだ。",[405,925],{"caption":926,"credit":927,"href":928,"src":929},"武雄市図書館・歴史資料館の外観。書店・図書館・歴史資料館が同居する。","Asacyan \u002F CC BY-SA 3.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Takeo_cl_00.JPG","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fccc\u002Ftakeo-exterior.jpg",[363,931,933],{"id":932},"その後武雄市こども図書館の併設","［その後］武雄市こども図書館の併設",[11,935,936],{},"2017年には、隣接して武雄市こども図書館もオープン。CCC運営の図書館に「子ども専用館」が併設されるかたちで、家族で訪れて長時間過ごせる場所として育っていった。本館の話題性が一過性で終わらず、地域に根づく装置として育てられているのは、武雄モデルの一つの到達点と言える。",[405,938],{"caption":939,"credit":940,"href":941,"src":942},"武雄市こども図書館（2017年開館）。本館と一体で「居場所」が広がった。","Baked Pudding \u002F CC BY-SA 4.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:%E6%AD%A6%E9%9B%84%E5%B8%82%E3%81%93%E3%81%A9%E3%82%82%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fccc\u002Ftakeo-kodomo.jpg",[363,944,946],{"id":945},"論争の発端1万冊の選書問題","［論争の発端］1万冊の選書問題",[11,948,949],{},"しかし、武雄が「TSUTAYA図書館問題」の象徴にもなった出来事がある。2013年のリニューアル時にCCCが新規購入した約1万冊の書籍について、2015年8月、市民団体の調査により、『公認会計士第2次試験 2001』『海外金融商品全ガイド 2001』など10年以上前の実用書や、地元から遠く離れた地域のグルメガイドなど、明らかに資料的価値の乏しい本が大量に含まれていたことが明らかになった。",[11,951,952],{},"これは「公共図書館の選書とは何か」という根本的な問いを突きつけ、市民グループによる訴訟にまで発展した。日本図書館協会・図書館問題研究会も慎重な検討を求める声明を出し、CCCの運営モデルそのものが社会的議論の俎上にのぼった。",[954,955,956],"blockquote",{},[11,957,958],{},"公共図書館が「滞在の心地よさ」を獲得した代償に、「資料としての確かさ」を一部失った——この緊張が、武雄から始まる10年の議論の核になっていく。",[18,960,962],{"id":961},"_2-海老名市立中央図書館神奈川県2015年-首都圏初の登場","2. 海老名市立中央図書館（神奈川県・2015年） — 首都圏初の登場",[405,964],{"caption":965,"credit":449,"href":966,"src":967},"JR海老名駅近くに立つ、海老名市立中央図書館の外観。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Ebina_City_Central_Library_ac_(1).jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fccc\u002Febina-exterior.jpg",[11,969,970],{},"武雄から2年、CCCは関東圏に進出した。2015年10月1日、海老名市立中央図書館がリニューアルオープン。CCCと株式会社図書館流通センター（TRC）の共同事業体が運営する形での開館だった。",[363,972,974],{"id":973},"構成蔦屋書店スターバックス通常の公共図書館","［構成］蔦屋書店＋スターバックス＋通常の公共図書館",[11,976,977],{},"1階に蔦屋書店とスターバックスを併設し、年中無休・朝9時から夜9時まで開館。武雄で確立した「滞在型図書館」の形式を、より大きな都市（海老名市は人口約14万人）に展開した実験でもあった。リニューアル直後から来館者数は跳ね上がり、夜の時間帯に学生や社会人が席を埋める光景は、明らかにそれまでの公共図書館とは違うものだった。",[405,979],{"caption":980,"credit":981,"href":982,"src":983},"昼の海老名市立中央図書館。リニューアル直後の様子。","Araisyohei \u002F CC BY-SA 3.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:EbinaCityLibrary_2015-10-04_1.JPG","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fccc\u002Febina-day.jpg",[363,985,987],{"id":986},"議論タイの夜遊びガイドと独自分類","［議論］「タイの夜遊びガイド」と独自分類",[11,989,990],{},"しかし、リニューアル直後にいくつもの問題が表面化する。2015年10月、新規購入の書籍に『タイバンコク夜遊び地図』など海外の風俗関連ガイド3冊が含まれていることが外部からの指摘で判明し、海老名市教育委員会はこれらの本の貸出を中止することを決めた。",[11,992,993],{},"選書に加えて、もう一つ批判を浴びたのが独自の分類だった。日本の公共図書館の多くは「日本十進分類法（NDC）」を使っているが、海老名はCCC独自の分類を採用。結果、三島由紀夫の小説『金閣寺』が「国内旅行」、東野圭吾の小説『手紙』が「手紙の書き方」に分類されるなど、書名から機械的に振り分けたとしか思えない誤分類が多発した。一部は批判を受けて後に修正されている。",[363,995,997],{"id":996},"その後運営体制の見直し","［その後］運営体制の見直し",[11,999,1000],{},"リニューアル直後にはCCCとTRCの間で運営方針の「ズレ」も報じられ、共同事業体としての運営はいくつかの調整局面を経た。とはいえ、夜まで開いている館に学生や社会人が集まる光景は、首都圏に近い場所での「滞在型図書館」の需要を可視化したと言える。海老名は武雄に続く2例目として、CCC型図書館の運営モデルが都市部でどう機能するかを試す重要なケースになった。",[18,1002,1004],{"id":1003},"_3-多賀城市立図書館宮城県2016年-駅前でまちの拠点になる","3. 多賀城市立図書館（宮城県・2016年） — 駅前で「まちの拠点」になる",[405,1006],{"caption":1007,"credit":449,"href":1008,"src":1009},"JR多賀城駅と並んで立つ、多賀城市立図書館。駅前再開発と一体的に整備された。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:JR_Tagajo_Station_and_Tagajo_City_Library_ac.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fccc\u002Ftagajo-station.jpg",[11,1011,1012],{},"2016年、宮城県多賀城市立図書館がリニューアル。武雄・海老名に続くCCC運営の公共図書館だが、大きく違うのは、JR多賀城駅の駅前再開発と一体になって新築されたこと。図書館単体ではなく、駅周辺のまちづくりの核として設計された。",[363,1014,1016],{"id":1015},"街への溶け込み市民のもうひとつの家","［街への溶け込み］「市民のもうひとつの家」",[11,1018,1019],{},"多賀城は「市民のもうひとつの家」をコンセプトに掲げ、座席数の多さ・居心地の良さを重視して設計された。書店・カフェ・図書館を一体化したCCCモデルに、駅前という立地の力が加わったことで、通勤・通学の動線上にある「日常的に立ち寄れる場所」として機能した。武雄が「目的地としての図書館」だったのに対し、多賀城は「通り道としての図書館」とも言える。",[405,1021],{"caption":1022,"credit":449,"href":1023,"src":1024},"多賀城市立図書館のエントランス。書店・カフェへの導線も自然につながる。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Tagajo_City_Library_entrance_ac.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fccc\u002Ftagajo-entrance.jpg",[363,1026,1028],{"id":1027},"位置づけ東日本大震災からの復興と公共空間","［位置づけ］東日本大震災からの復興と公共空間",[11,1030,1031],{},"多賀城は東日本大震災で被災した地域でもある。震災後の駅前再整備事業のなかに「居心地のよい公共空間」をどう組み込むか——その答えとしてCCC型図書館が選ばれたことには、復興と公共施設の現代化を重ねた地域戦略の意味があった。",[18,1033,1035],{"id":1034},"_4-周南市立徳山駅前図書館山口県2018年-駅前型の進化形","4. 周南市立徳山駅前図書館（山口県・2018年） — 「駅前型」の進化形",[405,1037],{"caption":1038,"credit":449,"href":1039,"src":1040},"JR徳山駅と直結する周南市立徳山駅前図書館。駅と図書館が一体化している。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Shunan_City_Tokuyama_Ekimae_Library_2021-08_ac_(1).jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fccc\u002Fshunan-1.jpg",[11,1042,1043],{},"2018年2月、山口県のJR徳山駅と一体化した周南市立徳山駅前図書館が開館した。2016年、市議会で指定管理者がCCCに決定し、駅舎の改築と図書館を一体の再開発プロジェクトとして進めた、極めて野心的な事業だった。",[363,1045,1047],{"id":1046},"設計駅と図書館をひと続きにする","［設計］駅と図書館を、ひと続きにする",[11,1049,1050],{},"徳山駅前図書館の特徴は、改札を出てそのまま図書館に入れる動線にある。新たに整備された南北自由通路から図書館へとつながる構成で、通勤・通学帰りに本を借りる、待ち時間に席で過ごす——という使い方が日常になる。地方都市のターミナル駅と図書館を物理的に接続することで、駅前の人通り自体を変える試みだった。",[405,1052],{"caption":1053,"credit":449,"href":1054,"src":1055},"徳山駅前図書館の別アングル。駅前広場の景観の一部として設計されている。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Shunan_City_Ekimae_Library_2026-03_ac.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fccc\u002Fshunan-2.jpg",[363,1057,1059],{"id":1058},"街への効果地方都市の駅前活性化のモデル","［街への効果］地方都市の駅前活性化のモデル",[11,1061,1062],{},"地方都市の中心駅前は、全国どこでも空洞化が進む。周南市は徳山駅前のビルを建て替え、賑わい交流施設と図書館をひとつのプロジェクトとして整備することで、駅前に人を呼び戻す装置として図書館を位置づけた。多賀城の「駅前と一体化」というアイデアを、より明示的・大規模に推し進めた事例といえる。",[18,1064,1066],{"id":1065},"_5-和歌山市民図書館和歌山県2020年-駅と複合施設の連結","5. 和歌山市民図書館（和歌山県・2020年） — 駅と複合施設の連結",[405,1068],{"caption":1069,"credit":449,"href":1070,"src":1071},"南海和歌山市駅と一体の複合施設「キーノ和歌山」に入る和歌山市民図書館。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Wakayama_Civic_Library_2021-09_ac.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fccc\u002Fwakayama-1.jpg",[11,1073,1074],{},"2020年6月、和歌山市民図書館は南海和歌山市駅を中心とする複合施設「キーノ和歌山」に移転オープンした。徳山駅前の延長線上にある、より大規模な「駅と図書館の一体化」プロジェクトだ。",[363,1076,1078],{"id":1077},"構成駅商業図書館をひとつの建物に","［構成］駅・商業・図書館をひとつの建物に",[11,1080,1081],{},"「キーノ和歌山」は、駅・商業施設・公共施設棟を一体で再開発した複合施設で、図書館はその公共施設棟に入る。CCCが運営を担い、商業エリアと連続した賑わい空間として、ショッピングや通勤のついでに立ち寄れる場所として設計された。2016年から始まった和歌山市駅前再開発の中核機能でもある。",[405,1083],{"caption":1084,"credit":449,"href":1085,"src":1086},"図書館エリアの別アングル。キーノ和歌山の一部として整備されている。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Wakayama_Civic_Library_2021-09_ac_(2).jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fccc\u002Fwakayama-2.jpg",[363,1088,1090],{"id":1089},"意味地方私鉄ターミナルの再生","［意味］地方私鉄ターミナルの再生",[11,1092,1093],{},"南海和歌山市駅は、長年「南海の終点で寂しい」と言われてきた駅だった。そこに図書館・商業・住居を束ねた複合施設を建てることで、駅そのものの位置づけを変えた。これも、武雄が打ち出した「居たくなる図書館」を、まちづくりの文脈にまで拡張した試みだ。",[18,1095,1097],{"id":1096},"ccc型図書館をめぐる3つの論点","CCC型図書館をめぐる、3つの論点",[11,1099,1100],{},"5館をひととおり見たうえで、賛否の議論を整理しておきたい。CCC型図書館をめぐる主な論点は3つに集約できる。",[363,1102,1104],{"id":1103},"論点1選書と公共性","論点1：選書と「公共性」",[11,1106,1107],{},"最も激しく議論されたのが、選書の質と独立性だった。武雄での古書混入、海老名での不適切な書籍混入は、いずれも開館直後に表面化した。背景には、CCCが運営する書店の在庫管理の発想と、公共図書館の選書の独立性という、性格の異なる二つの価値観の衝突がある。",[11,1109,1110],{},"公共図書館の選書は「いま売れている本」だけでは成り立たない。郷土資料の収集、専門書の長期保存、特定の利用者層（高齢者・障害者・外国人など）への配慮、これらは商業ベースだけでは判断できない。CCC型図書館は、この「専門性」をどう担保するかを問われ続けてきた。",[363,1112,1114],{"id":1113},"論点2分類検索と使いやすさ","論点2：分類・検索と「使いやすさ」",[11,1116,1117],{},"海老名の独自分類問題に代表されるように、CCC運営図書館では日本十進分類法（NDC）とは異なる独自分類が採用されたことが議論を呼んだ。「ジャンルで探したい初心者」には親しみやすい一方、「特定の本や著者で探す利用者」「他館との連携」には不便という指摘がある。一部は批判を受けて修正された。",[11,1119,1120],{},"公共図書館は研究者から子どもまでさまざまな利用者を支える必要があり、検索性は「使いやすさ」だけでは測れない複層的な機能だ。",[363,1122,1124],{"id":1123},"論点3指定管理と市民参加","論点3：指定管理と「市民参加」",[11,1126,1127],{},"そもそも、公共図書館の運営を民間企業に任せること自体への議論もある。指定管理者制度は2003年の地方自治法改正で導入され、図書館にも適用されてきたが、CCCのケースは「営利企業＋全国チェーン」という性格上、地域の選書や運営への市民参加がどう確保されるかが繰り返し問われた。",[11,1129,1130],{},"愛知県小牧市では2015年、CCC型図書館の計画への賛否を問う住民投票で反対多数となり、計画は白紙撤回された。市民の側がはっきり「ノー」を突きつけたケースとして、いまも参照される出来事だ。",[18,1132,1134],{"id":1133},"それでもcccが残したもの","それでも、CCCが残したもの",[11,1136,1137],{},"これだけの議論を巻き起こした一方で、CCC型図書館がこの10年で残したものも確かにある。",[22,1139,1140,1143,1146],{},[25,1141,1142],{},"「滞在型図書館」を当たり前にした：年中無休・夜21時まで開館・館内飲食可。これらは、CCC以後に新設・建て替えされた多くの公共図書館に部分的に取り入れられた。",[25,1144,1145],{},"駅前再開発の核としての図書館：多賀城・徳山・和歌山と続いた「駅と一体の図書館」というモデルは、地方都市のまちづくり手法として広く参照されている。",[25,1147,1148],{},"公共図書館への注目を集めた：賛否どちらにせよ、「公共図書館はどうあるべきか」という議論をメディアの一般話題にした効果は大きい。",[11,1150,1151],{},"学術誌の評論でも、CCC運営の図書館は「半世紀にわたってほとんど変わらなかった日本の公共図書館像」に大きな議論を巻き起こしたと指摘されている。批判があったからこそ、公共図書館の専門性・独立性・市民参加といった概念が改めて議論された——それ自体、この10年の重要な成果だろう。",[18,1153,1155],{"id":1154},"_5館をめぐる訪れ方のヒント","5館をめぐる、訪れ方のヒント",[22,1157,1158,1161,1164,1167],{},[25,1159,1160],{},"いずれも入館・閲覧は無料。蔦屋書店の本・スターバックスは独立した有料サービス。",[25,1162,1163],{},"開館時間は年中無休・朝9時から夜21時が基本（館により異なる場合あり）。",[25,1165,1166],{},"撮影や会話、PC利用などのルールは館ごとに違うので、来館前に各館の公式サイトで確認を。",[25,1168,1169],{},"武雄・多賀城・徳山・和歌山は駅から近く、いずれも建築や複合施設としても楽しめる。",[18,1171,194],{"id":194},[11,1173,1174],{},"Q. CCC（カルチュア・コンビニエンス・クラブ）とは何ですか？\nA. TSUTAYA・蔦屋書店を展開する企業です。2013年4月、佐賀県の武雄市図書館の指定管理者となり、公共図書館の運営を始めました。年中無休・夜21時まで開館・館内に蔦屋書店とスターバックスを併設する独自の運営スタイルで、公共図書館のあり方をめぐる大きな議論を巻き起こしました。",[11,1176,1177],{},"Q. CCCが運営している公共図書館はどこですか？\nA. 2026年6月時点で、武雄市図書館（2013年）、海老名市立中央図書館（2015年・TRCとの共同事業体）、多賀城市立図書館（2016年）、周南市立徳山駅前図書館（2018年）、和歌山市民図書館（2020年）、延岡市立図書館（2022年）などがあります。指定管理者契約はそれぞれ自治体ごとに更新されています。",[11,1179,1180],{},"Q. 「TSUTAYA図書館」の問題点とは何ですか？\nA. 主な批判は、（1）開館時の選書に古い実用書や地域に無関係なガイドブックが混入していた問題、（2）独自分類による検索のしにくさ、（3）営利企業と公共図書館の役割の混同への懸念、（4）指定管理者の選定プロセスの透明性、などです。一方で、年中無休・夜21時までの開館、来館者数の大幅増、まちの活性化への寄与といった肯定的評価もあります。",[11,1182,1183],{},"Q. CCC運営の図書館で本を借りるのは無料ですか？\nA. はい、公共図書館としての本の貸出・閲覧は通常の市立図書館と同様に無料です。併設の蔦屋書店やスターバックスは独立した有料サービスで、書店の本を購入したり、コーヒーを注文して読書スペースで楽しんだりできます。",[18,1185,210],{"id":209},[11,1187,1188],{},"本記事は、各施設・自治体・CCCの公開情報、新聞・雑誌等の公表資料、日本図書館協会・図書館問題研究会の声明等を参照し、編集部が2026年6月時点で確認して構成しています。選書問題や訴訟、住民投票などの個別事実は、各種報道・Wikipedia・公的資料で確認しました。掲載写真は Wikimedia Commons で公開されている画像（各写真にクレジットを明記）を利用しています。最新の開館状況・撮影可否は各施設の公式サイトでご確認ください。",[18,1190,239],{"id":239},[22,1192,1193,1198,1207,1211],{},[25,1194,1195,1196,537],{},"建築の総まとめは ",[225,1197,536],{"href":330},[25,1199,1200,1201,255,1204,276],{},"建築家別では ",[225,1202,1203],{"href":227},"伊東豊雄の図書館",[225,1205,1206],{"href":234},"隈研吾の図書館",[25,1208,1209],{},[225,1210,247],{"href":246},[25,1212,250,1213,255,1217,255,1221,255,1223,255,1227,552],{},[225,1214,1216],{"href":1215},"\u002Fsaga","佐賀県",[225,1218,1220],{"href":1219},"\u002Fkanagawa","神奈川県",[225,1222,267],{"href":266},[225,1224,1226],{"href":1225},"\u002Fyamaguchi","山口県",[225,1228,1230],{"href":1229},"\u002Fwakayama","和歌山県",[11,1232,1233],{},[280,1234,1235],{},"運営体制・指定管理者・開館状況は変更される場合があります。来館前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。",{"title":284,"searchDepth":285,"depth":285,"links":1237},[1238,1239,1244,1249,1253,1257,1261,1266,1267,1268,1269,1270],{"id":897,"depth":285,"text":898},{"id":910,"depth":285,"text":911,"children":1240},[1241,1242,1243],{"id":919,"depth":566,"text":920},{"id":932,"depth":566,"text":933},{"id":945,"depth":566,"text":946},{"id":961,"depth":285,"text":962,"children":1245},[1246,1247,1248],{"id":973,"depth":566,"text":974},{"id":986,"depth":566,"text":987},{"id":996,"depth":566,"text":997},{"id":1003,"depth":285,"text":1004,"children":1250},[1251,1252],{"id":1015,"depth":566,"text":1016},{"id":1027,"depth":566,"text":1028},{"id":1034,"depth":285,"text":1035,"children":1254},[1255,1256],{"id":1046,"depth":566,"text":1047},{"id":1058,"depth":566,"text":1059},{"id":1065,"depth":285,"text":1066,"children":1258},[1259,1260],{"id":1077,"depth":566,"text":1078},{"id":1089,"depth":566,"text":1090},{"id":1096,"depth":285,"text":1097,"children":1262},[1263,1264,1265],{"id":1103,"depth":566,"text":1104},{"id":1113,"depth":566,"text":1114},{"id":1123,"depth":566,"text":1124},{"id":1133,"depth":285,"text":1134},{"id":1154,"depth":285,"text":1155},{"id":194,"depth":285,"text":194},{"id":209,"depth":285,"text":210},{"id":239,"depth":285,"text":239},"2013年の武雄市図書館から始まったCCC（カルチュア・コンビニエンス・クラブ）の公共図書館運営。海老名、多賀城、徳山、和歌山、延岡——10年で全国に広がった「居たくなる図書館」は何を変え、何を残したのか。賛否両論の論点と街への効果を、5館の写真とともに深掘りします。",[1273,1276,1279,1282],{"q":1274,"a":1275},"CCC（カルチュア・コンビニエンス・クラブ）とは何ですか？","TSUTAYA・蔦屋書店を展開する企業です。2013年4月、佐賀県の武雄市図書館の指定管理者となり、公共図書館の運営を始めました。年中無休・夜21時まで開館・館内に蔦屋書店とスターバックスを併設する独自の運営スタイルで、公共図書館のあり方をめぐる大きな議論を巻き起こしました。",{"q":1277,"a":1278},"CCCが運営している公共図書館はどこですか？","2026年6月時点で、武雄市図書館（2013年）、海老名市立中央図書館（2015年・TRCとの共同事業体）、多賀城市立図書館（2016年）、周南市立徳山駅前図書館（2018年）、和歌山市民図書館（2020年）、延岡市立図書館（2022年）などがあります。指定管理者契約はそれぞれ自治体ごとに更新されています。",{"q":1280,"a":1281},"「TSUTAYA図書館」の問題点とは何ですか？","主な批判は、（1）開館時の選書に古い実用書や地域に無関係なガイドブックが混入していた問題、（2）独自分類による検索のしにくさ、（3）営利企業と公共図書館の役割の混同への懸念、（4）指定管理者の選定プロセスの透明性、などです。一方で、年中無休・夜21時までの開館、来館者数の大幅増、まちの活性化への寄与といった肯定的評価もあります。",{"q":1283,"a":1284},"CCC運営の図書館で本を借りるのは無料ですか？","はい、公共図書館としての本の貸出・閲覧は通常の市立図書館と同様に無料です。併設の蔦屋書店やスターバックスは独立した有料サービスで、書店の本を購入したり、コーヒーを注文して読書スペースで楽しんだりできます。",[1286,1287,1290,1293],{"name":145,"slug":146},{"name":1288,"slug":1289},"蔦屋書店 周南市立徳山駅前図書館","coworking-unknown-196",{"name":1291,"slug":1292},"蔦屋書店 和歌山市民図書館","coworking-unknown-54",{"name":1294,"slug":1295},"多賀城市立図書館","library-unknown-231",{},"\u002Farticles\u002Ffeature-ccc-tsutaya-libraries",[246],{"title":883,"description":1271},"feature-ccc-tsutaya-libraries","articles\u002Ffeature-ccc-tsutaya-libraries",[336,1303,1304,1305,340,1306,1307],"蔦屋書店","CCC","TSUTAYA図書館","公共図書館","指定管理","lpL5nxuwdq7C_kdO8z4tlWEemMIsmF7mUNpQ8isf4W4",1780558487631]