[{"data":1,"prerenderedAt":1311},["ShallowReactive",2],{"article-feature-historic-libraries":3,"article-related-feature-historic-libraries":476},{"id":4,"title":5,"author":6,"body":7,"category":436,"cover_image":437,"created_at":438,"description":439,"extension":440,"faq":441,"featured":454,"meta":458,"navigation":459,"path":460,"published":459,"related_lp":461,"seo":462,"slug":463,"stem":464,"tags":465,"updated_at":438,"__hash__":475},"articles\u002Farticles\u002Ffeature-historic-libraries.md","歴史を背負った図書館｜明治・大正・昭和の名建築を訪ねて","自習室比較ナビ編集部",{"type":8,"value":9,"toc":394},"minimark",[10,14,17,20,25,28,31,34,38,46,53,56,60,63,66,69,72,76,79,83,89,92,96,99,102,106,109,112,116,122,125,128,131,135,138,142,145,149,152,156,159,162,166,169,173,180,186,189,193,199,205,208,212,215,219,222,225,229,234,237,241,244,247,250,253,257,260,264,267,270,274,277,281,284,287,291,313,316,319,322,325,328,331,335,338,341,388],[11,12,13],"p",{},"新しい図書館の話ばかりが盛り上がっている時代に、もう一つの図書館の歴史も書いておきたい。明治・大正・昭和の名建築として今も現役で開いている図書館たちのことだ。",[11,15,16],{},"ガラスと木格子で覆われた現代の図書館を巡り終えたあとで、たとえば大阪・中之島に建つ重厚な石造ファサードを見上げると、現代建築では到底真似できない「時代の重さ」を感じる。あるいは京都・岡崎の小さな旧館に入ると、明治の終わりに「東洋一の図書館をつくろう」と志した人々の熱量が、壁の装飾の細部にまで残されている。",[11,18,19],{},"この特集では、日本の図書館建築の系譜を明治・大正・昭和の名建築をたどりながら6館巡る。現代の図書館特集とぜひ並べて読んでほしい。100年を超える時間の流れの中で、図書館建築は何を変え、何を残してきたのか。",[21,22,24],"h2",{"id":23},"序章-なぜ図書館は石造で始まったのか","序章 — 「なぜ図書館は石造で始まったのか」",[11,26,27],{},"日本の近代図書館建築は、明治後期に始まる。当時のお手本は、ヨーロッパとアメリカの大図書館だった。ボストン公共図書館、シカゴのニューベリー図書館、フランス国立図書館。日本の建築家たちは、これらの「西洋の知の殿堂」を見聞して帰り、石造のドームと列柱で「日本の図書館はこうあるべきだ」というビジョンを描いた。",[11,29,30],{},"それは単なる西洋模倣ではない。当時の日本人にとって、図書館とは「国を支える知のインフラ」だった。それを格式ある建築でかたちにすることは、公共図書館を社会に定着させるための、いわば建築による宣言だった。中之島で始まり、京都・上野・横浜・神戸へと続いていった図書館建築群を見ると、その時代の意志が伝わってくる。",[11,32,33],{},"戦後になると、流れは変わる。1950年代、前川國男はル・コルビュジエに学んだモダニズムを日本に持ち込み、神奈川県立図書館（1954年）で打ち放しコンクリートとホローブリックという新しい語彙を提示した。明治の石造から、戦後のコンクリートへ——図書館建築は、それぞれの時代の建築思想を映す鏡だった。",[21,35,37],{"id":36},"大阪府立中之島図書館1904年-明治の名建築の源流","大阪府立中之島図書館（1904年） — 明治の名建築の源流",[39,40],"library-feature",{"architect":41,"location":42,"name":43,"slug":44,"year":45},"野口孫市・日高胖","大阪府大阪市","大阪府立中之島図書館","library-unknown-137","1904年",[47,48],"photo",{"caption":49,"credit":50,"href":51,"src":52},"大阪府立中之島図書館。コリント式の列柱と中央のドームを戴く、明治期の西洋古典様式建築の代表例。","掬茶 \u002F CC BY-SA 4.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Osaka_Prefectural_Nakanoshima_Library_20250831.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fhistoric\u002Fnakanoshima.jpg",[11,54,55],{},"大阪・中之島の水辺、堂島川と土佐堀川に挟まれた中州の一角に建つ重厚な石造建築。明治37年（1904年）竣工の大阪府立中之島図書館は、現在も現役の図書館として運営されている、国の重要文化財だ。",[57,58,59],"h3",{"id":59},"寄贈という出自",[11,61,62],{},"中之島の物語は、住友家第15代当主・住友友純による寄贈から始まる。住友家は明治の関西を代表する財閥で、図書館建築と図書購入費を大阪府に寄贈した。設計を担ったのは、住友家の建築顧問だった野口孫市と、日高胖。両者の共同設計として完成したのが、この建物だ。",[57,64,65],{"id":65},"ヨーロッパの宮殿のような正面",[11,67,68],{},"コリント式の列柱、三角形のペディメント（破風）、中央に戴く銅葺きのドーム——重厚な石造の正面は、まさにヨーロッパの宮殿のよう。外観はルネサンス様式、内部装飾にはバロック様式の要素が取り入れられた、明治期の西洋古典様式建築の代表例だ。当時の日本の公共建築が西洋古典様式から多くを学んでいたことを物語っている。",[11,70,71],{},"1922年には、現在も使われている左右両翼の増築が加わり、現在の三館一体の構成になった。本館・両翼ともに、設計当初の意匠が概ね保たれている。",[57,73,75],{"id":74},"今も現役の本の宮殿","今も現役の「本の宮殿」",[11,77,78],{},"驚くべきことに、中之島図書館は重要文化財でありながら、今も普通の図書館として開いている。歴史展示室はもちろん、書架もある。古い建築のなかで本を読むという、現代の新築図書館とはまったく違う体験ができる場所だ。ガラスとコンクリートの現代建築に少し疲れた人にこそ、訪れてほしい一館である。",[21,80,82],{"id":81},"京都府立図書館1909年-大正建築の先駆け武田五一","京都府立図書館（1909年） — 大正建築の先駆け、武田五一",[47,84],{"caption":85,"credit":86,"href":87,"src":88},"京都府立図書館の旧館。武田五一設計（1909年）。背後に現代の新館がガラスで覆う。","Asturio Cantabrio \u002F CC BY-SA 4.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Kyoto_Prefectural_Library_ac.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fhistoric\u002Fkyoto-prefectural.jpg",[11,90,91],{},"京都・岡崎、平安神宮の参道沿いに小さな名建築が建つ。京都府立図書館の旧館だ。明治42年（1909年）、京都帝国大学（現・京都大学）の初代建築学科教授であった武田五一が設計した。",[57,93,95],{"id":94},"日本のセセッションを体現する建築","「日本のセセッション」を体現する建築",[11,97,98],{},"武田五一は、ヨーロッパ留学で当時最先端だったウィーン分離派（セセッション）の建築思想に触れ、日本にいち早く紹介した建築家として知られる。京都府立図書館は、その武田が日本に持ち込んだ新しい意匠を体現する代表作のひとつだ。",[11,100,101],{},"正面の柱は、ヨーロッパ古典様式の重厚さとは違う、もっとシンプルで装飾を抑えた表現。アーチ窓と幾何学的なディテールが、20世紀初頭の「新しさ」を感じさせる。中之島が古典様式の重厚さなら、京都府立はもう少し時代を進めた、大正期のアール・デコの先駆けといえる雰囲気を持っている。",[57,103,105],{"id":104},"現代との対話としての新館","「現代との対話」としての新館",[11,107,108],{},"注目してほしいのが、写真の旧館の背後に見えるガラスの新館だ。京都府立図書館は2001年に大改修され、武田の旧館は外観・主要部分を保存しつつ、後ろにガラスの新館を建てる構成になっている。歴史建築の意匠を残しながら現役として使い続けるための、見事なリノベーション設計だ。",[11,110,111],{},"明治の終わりに建てられた建物を、21世紀の図書館機能で蘇らせる——これは現代の文化財建築リノベーションのモデルケースのひとつとして、しばしば建築論で言及される。",[21,113,115],{"id":114},"東洋文庫1924年創設-専門図書館という別の系譜","東洋文庫（1924年創設） — 専門図書館という別の系譜",[47,117],{"caption":118,"credit":119,"href":120,"src":121},"東洋文庫ミュージアム（2011年開館）の外観。1924年創設の専門図書館の、現代の顔。","Dzz77 \u002F CC BY-SA 3.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Toyobunko_new2.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fhistoric\u002Ftoyobunko.jpg",[11,123,124],{},"ここで少し趣を変えて、専門図書館の系譜にも触れておきたい。東京・駒込にある「東洋文庫」は、大正13年（1924年）に三菱第3代社長・岩崎久弥が創設した、東洋学の専門研究図書館だ。",[57,126,127],{"id":127},"岩崎家のコレクションが核",[11,129,130],{},"東洋文庫の核は、明治末から大正にかけて岩崎久弥が買い集めた、東アジア・南アジアの古典籍コレクションである。書籍数は約100万冊。国宝5件・重要文化財7件を含む、世界的にも有数の東洋学コレクションを擁する。",[57,132,134],{"id":133},"_2011年ミュージアム棟の開館","2011年・ミュージアム棟の開館",[11,136,137],{},"長く研究者向けの専門施設だった東洋文庫は、2011年にミュージアム棟を新築。一般公開を始めた。写真の白く重厚な現代建築がそれだ。「モリソン書庫」と呼ばれる、天井までびっしりと洋書を並べた書架の景観は、SNSでも話題になる東洋文庫の見せ場のひとつ。",[57,139,141],{"id":140},"歴史建築の図書館のもうひとつのかたち","「歴史建築の図書館」のもうひとつのかたち",[11,143,144],{},"中之島や京都府立が「建物そのものが歴史」であるのに対し、東洋文庫は「コレクションが歴史」だ。建築自体は2011年だが、その中身は100年かけて集められた東洋学の宝庫。図書館の歴史を考えるとき、建物だけでなく、こうした蔵書の蓄積も含めて見るべきだろう。",[21,146,148],{"id":147},"神奈川県立図書館前川國男館1954年-戦後モダニズムの金字塔","神奈川県立図書館「前川國男館」（1954年） — 戦後モダニズムの金字塔",[11,150,151],{},"明治・大正の石造から半世紀、図書館建築は大きく変わる。1954年（昭和29年）に開館した神奈川県立図書館は、戦後日本の図書館建築の出発点となった。設計者は、ル・コルビュジエに学んだ前川國男。",[57,153,155],{"id":154},"打ち放しコンクリートとホローブリック","「打ち放しコンクリート」と「ホローブリック」",[11,157,158],{},"前川は、戦前のヨーロッパ留学でコルビュジエの事務所に勤め、モダニズム建築を直接学んだ建築家だ。日本に戻り、戦後の公共建築で次々と新しい語彙を提示する。神奈川県立図書館では打ち放しコンクリート（型枠の跡を残した素地のコンクリート）と、ホローブリック（穴の開いた煉瓦ブロック）を使い、それまでの公共建築にない表情を生み出した。",[11,160,161],{},"ホローブリックは、装飾としてだけでなく、機能的にも光と風を通す要素として働く。後の伊東豊雄や金沢海みらい図書館のパンチングウォールが、半世紀のちにこの発想を受け継いでいくと考えると、戦後モダニズムから現代へとつながる図書館建築の系譜が見えてくる。",[57,163,165],{"id":164},"_2021年重要文化財指定と前川國男館への改称","2021年・重要文化財指定と「前川國男館」への改称",[11,167,168],{},"前川國男の旧本館は、2021年8月に神奈川県の重要文化財に指定された。2022年、新本館（後述）のオープンに合わせて旧本館は「前川國男館」と改称され、保存・活用される予定となっている。戦後モダニズムの傑作として、建築界からは高く評価され続けてきた建物が、ようやく公式に「守るべき建築」として認められた。",[57,170,172],{"id":171},"写真継承された新本館2022年","写真：継承された新本館（2022年）",[39,174],{"architect":175,"location":176,"name":177,"slug":178,"year":179},"前川國男（旧本館・1954）／石井秀明（新本館・2022）","神奈川県横浜市","神奈川県立図書館","library-unknown-56","1954／2022年",[47,181],{"caption":182,"credit":183,"href":184,"src":185},"2022年9月開館の新本館。前川國男のホローブリックを、木の格子パネルで現代に翻訳した。","Suicasmo \u002F CC BY-SA 4.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Kanagawa_Prefectural_Library_20221105-1.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fhistoric\u002Fkanagawa.jpg",[11,187,188],{},"写真は、2022年9月に開館した新本館（設計：石井秀明）。設計者は前川國男のホローブリックの効果を、木の格子パネルで現代に翻訳したと語っている。明治の石造、戦後のコンクリート、そして2020年代の木の格子——70年を経て、同じ場所で建築の語彙が変奏されていく様は、図書館建築の歴史そのもののようでもある。",[21,190,192],{"id":191},"横浜市中央図書館1994年-前川派の継承","横浜市中央図書館（1994年） — 前川派の継承",[39,194],{"architect":195,"location":176,"name":196,"slug":197,"year":198},"前川建築設計事務所＋ミド同人 永田包昭","横浜市中央図書館","library-unknown-50","1994年",[47,200],{"caption":201,"credit":202,"href":203,"src":204},"横浜市中央図書館のエントランス階段。前川建築設計事務所の系譜を引く設計。","Yoh-Plus \u002F CC BY 4.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Yokohama_central_library_Front_stairs2.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fhistoric\u002Fyokohama-central.jpg",[11,206,207],{},"神奈川県立図書館（前川國男館）から徒歩圏、野毛山公園に隣接して建つのが、横浜市中央図書館（1994年）。前川國男の死後も活動を続けた前川建築設計事務所と、ミド同人の永田包昭の共同設計による建物だ。",[57,209,211],{"id":210},"南北に細い土地を六角形で活かす","「南北に細い土地」を六角形で活かす",[11,213,214],{},"中央図書館の敷地は、南北に細く折れ曲がった変則的なかたち。設計チームはこれを効率的に使うため、60度の柱割を採用し、結果として外観全体が六角形を組み合わせた特徴的なシルエットになった。土地の制約を、建築の意匠に転化した手腕が光る一作だ。",[57,216,218],{"id":217},"前川派が伝えた素材と量塊の建築","前川派が伝えた「素材と量塊の建築」",[11,220,221],{},"前川國男から続く、コンクリートと素朴な仕上げの建築言語は、横浜市中央図書館にも受け継がれている。エントランスの大階段と高い天井、太い柱が作る量塊感は、ガラスとミニマルな線で構成された21世紀の図書館建築とはまったく違う、戦後モダニズム後期の余韻を残している。",[11,223,224],{},"戦後の前川國男から、半世紀後の弟子筋まで——図書館建築には、こうして「設計事務所の連なり」としての歴史もある。神奈川県立図書館の前川國男館とセットで訪れると、その系譜が立体的に見えてくる。",[21,226,228],{"id":227},"坂出市立大橋記念図書館1979年-公共図書館建築のささやかな名作","坂出市立大橋記念図書館（1979年） — 公共図書館建築のささやかな名作",[47,230],{"caption":231,"credit":86,"href":232,"src":233},"坂出市立大橋記念図書館の外観。寄贈者の名を冠した、地方都市の公共図書館の一例。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Sakaide_Ohashi_Memorial_Library_2021-08_ac_(1).jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fhistoric\u002Fsakaide-ohashi.jpg",[11,235,236],{},"最後に、地方都市の小さな図書館も紹介したい。香川県坂出市にある坂出市立大橋記念図書館は、1979年（昭和54年）11月に開館した。設計は地域設計研究所。「大橋記念」の名は、1977年に坂出市へ塩田跡地と建設費を寄贈した大橋正行夫妻にちなむもので、瀬戸大橋とは別の由来である。1986年には館内に大橋正行の胸像も建てられている。",[57,238,240],{"id":239},"自治体ごとの図書館が建てられた時代","「自治体ごとの図書館」が建てられた時代",[11,242,243],{},"1970〜80年代の日本は、地方自治体が一つひとつ独自の公共図書館を建てていった時代だ。大都市の旗艦館だけでなく、こうした小さな市立図書館にも、当時の建築家たちが知恵を絞っていた。中之島や前川國男のような「巨匠の名建築」ではないが、公共図書館建築のごく標準的な、しかし丁寧な実例として、坂出大橋記念図書館は記憶されてよい。",[57,245,246],{"id":246},"歴史建築としての公共図書館",[11,248,249],{},"坂出大橋のような図書館は、日本全国に無数にある。1970〜80年代に建てられた地方の公共図書館の多くは、いま老朽化と建て替えのタイミングを迎えている。蔦屋書店が運営する駅前複合施設に置き換えられていく館もあれば、ひっそりと建物を更新して住民に使い続けられる館もある。",[11,251,252],{},"派手な話題にはならないが、こうした「日常の図書館建築」が、日本中の街角で本と人をつなぎ続けてきたこと——それも、歴史の一部だ。",[21,254,256],{"id":255},"補論-図書館建築の100年を3つの視点で読む","補論 — 図書館建築の100年を、3つの視点で読む",[11,258,259],{},"6館を巡ったあとで、もう少し図書館建築の歴史を整理しておきたい。",[57,261,263],{"id":262},"視点1素材で見る図書館の100年","視点1：素材で見る図書館の100年",[11,265,266],{},"明治末・大正初期は石とレンガの時代だった（中之島・京都府立）。戦後はコンクリート（前川國男）、その後コンクリート＋ガラス（前川派の継承、横浜市中央）。21世紀に入ると木と光が再び主役になる（金沢海みらい、ぎふメディアコスモス、雲の上の図書館）。",[11,268,269],{},"おもしろいのは、最古の石造図書館も、最新の木造図書館も、光を取り入れる工夫という点では同じテーマを扱っていることだ。中之島のドーム下の採光と、ぎふメディアコスモスのグローブと、技術や材料は違えど、目指している空気の質は驚くほど共通している。",[57,271,273],{"id":272},"視点2図書館は誰のために建てられたか","視点2：図書館は誰のために建てられたか",[11,275,276],{},"中之島は住友家が、東洋文庫は岩崎久弥が、戦前の図書館は財閥や篤志家の寄贈で建てられた館も多い。戦後は税金で建てる公共図書館が標準になり、現代になると指定管理者制度で民間企業が運営する館も増えた。誰がお金を出し、誰が運営するか——それは時代の社会構造そのものを映している。",[57,278,280],{"id":279},"視点3歴史建築と新築のあいだ","視点3：歴史建築と新築のあいだ",[11,282,283],{},"京都府立図書館の、武田の旧館の背後に立つガラスの新館。神奈川県立図書館の、前川國男館と隣接する2022年の新本館。これらは「歴史建築をどう活かしつつ、現代の機能をどう実装するか」という、図書館建築の永遠のテーマへの一つの回答だ。",[11,285,286],{},"ヨーロッパでは古い建物を改修して使い続けるのが当たり前だが、日本ではしばしば「建て替え」が選ばれてきた。中之島・京都府立・前川國男館が今も残り続けていることは、その意味で例外的な幸運だ。これらの建築を保存し活用することは、図書館の歴史を未来につなぐ営みでもある。",[21,288,290],{"id":289},"_6館をめぐる訪れ方のヒント","6館をめぐる、訪れ方のヒント",[292,293,294,298,301,304,307,310],"ul",{},[295,296,297],"li",{},"大阪府立中之島図書館：大阪・中之島、京阪なにわ橋駅すぐ。中央公会堂と並んで中之島の景観を作っている。",[295,299,300],{},"京都府立図書館：京都市左京区岡崎、平安神宮や京都市美術館と同じ岡崎エリア。建築見学とセットで楽しめる。",[295,302,303],{},"東洋文庫ミュージアム：JR駒込駅・東京メトロ千石駅から徒歩。ミュージアムは有料、要時間。",[295,305,306],{},"神奈川県立図書館（前川國男館・新本館）：JR桜木町駅から徒歩。前川國男館は保存活用中。新本館は2022年9月開館。",[295,308,309],{},"横浜市中央図書館：京急日ノ出町駅・JR桜木町駅から徒歩。野毛山公園とあわせて散策可。",[295,311,312],{},"坂出市立大橋記念図書館：JR坂出駅すぐ。瀬戸大橋見学とセットで訪れる人も多い。",[11,314,315],{},"いずれも基本的に入館・閲覧は無料。撮影ルール・開館時間は各館の公式サイトで確認を。",[21,317,318],{"id":318},"よくある質問",[11,320,321],{},"Q. 歴史的に重要な日本の図書館建築はどこですか？\nA. 代表例として、大阪府立中之島図書館（1904年・野口孫市と日高胖、国の重要文化財）、京都府立図書館（1909年・武田五一の旧館）、神奈川県立図書館「前川國男館」（1954年・前川國男、神奈川県重要文化財）、東洋文庫（1924年創設・1980年代から東洋学の専門図書館として知られる）などがあります。いずれも今も現役の図書館や文化施設として活用されています。",[11,323,324],{},"Q. 歴史建築の図書館は、今も使えますか？\nA. ほとんどが現役で運営されており、本の貸出や閲覧、見学が可能です。重要文化財に指定された建物は内部の改装が難しい場合もありますが、安全な利用環境を保ちながら一般に公開されています。詳しい利用方法や開館時間は、各図書館の公式サイトでご確認ください。",[11,326,327],{},"Q. なぜ歴史建築の図書館を訪れる価値があるのですか？\nA. 現代建築の図書館と比べると、空間設計の発想・建材・装飾がまるで違います。中之島図書館の西洋古典様式、京都府立図書館のセセッション様式、前川國男の打ち放しコンクリートとホローブリック——それぞれが時代の建築思想を体現する貴重な実例で、建築見学だけでも訪れる価値があります。同時代の建築としてそこにあり続けることが、文化の連続性そのものです。",[11,329,330],{},"Q. 重要文化財の図書館で撮影はできますか？\nA. 建物外観の撮影はほぼ自由ですが、館内撮影には申請や条件が必要なことが多いです。他の利用者・展示品を写さない、フラッシュを使わない、商用利用は別途許可、などの条件が一般的。来館前に各館の公式サイトで撮影ルールを確認してください。",[21,332,334],{"id":333},"調査方法写真について","調査方法・写真について",[11,336,337],{},"本記事は、各館・各建築家・国\u002F県の文化財指定情報など公開資料をもとに、編集部が2026年6月時点で確認して構成しています。設計者・竣工年・重要文化財指定などの事実は公的資料で確認しました。掲載写真は Wikimedia Commons で公開されている画像（各写真にクレジットを明記）を利用しています。最新の開館状況・撮影可否は各施設の公式サイトでご確認ください。",[21,339,340],{"id":340},"もっと探す",[292,342,343,352,369,382],{},[295,344,345,346,351],{},"建築別の総まとめは ",[347,348,350],"a",{"href":349},"\u002Farticles\u002Fbeautiful-libraries-japan","建築が美しい・おしゃれな図書館8選"," へ。",[295,353,354,355,359,360,359,364,368],{},"現代の建築家別では ",[347,356,358],{"href":357},"\u002Farticles\u002Farchitect-toyo-ito-libraries","伊東豊雄の図書館","・",[347,361,363],{"href":362},"\u002Farticles\u002Farchitect-kengo-kuma-libraries","隈研吾の図書館",[347,365,367],{"href":366},"\u002Farticles\u002Ffeature-senda-coelacanth","仙田満とシーラカンスK&H"," も。",[295,370,371,372,376,377,381],{},"編集軸の特集としては ",[347,373,375],{"href":374},"\u002Farticles\u002Ffeature-light-libraries","光を編む図書館"," や ",[347,378,380],{"href":379},"\u002Farticles\u002Ffeature-ccc-tsutaya-libraries","蔦屋書店が公共図書館を変えた"," もどうぞ。",[295,383,384],{},[347,385,387],{"href":386},"\u002Fspaces?category=library","全国の図書館を探す",[11,389,390],{},[391,392,393],"em",{},"建物の用途・開館状況は変更される場合があります。来館前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。",{"title":395,"searchDepth":396,"depth":396,"links":397},"",2,[398,399,405,409,414,419,423,427,432,433,434,435],{"id":23,"depth":396,"text":24},{"id":36,"depth":396,"text":37,"children":400},[401,403,404],{"id":59,"depth":402,"text":59},3,{"id":65,"depth":402,"text":65},{"id":74,"depth":402,"text":75},{"id":81,"depth":396,"text":82,"children":406},[407,408],{"id":94,"depth":402,"text":95},{"id":104,"depth":402,"text":105},{"id":114,"depth":396,"text":115,"children":410},[411,412,413],{"id":127,"depth":402,"text":127},{"id":133,"depth":402,"text":134},{"id":140,"depth":402,"text":141},{"id":147,"depth":396,"text":148,"children":415},[416,417,418],{"id":154,"depth":402,"text":155},{"id":164,"depth":402,"text":165},{"id":171,"depth":402,"text":172},{"id":191,"depth":396,"text":192,"children":420},[421,422],{"id":210,"depth":402,"text":211},{"id":217,"depth":402,"text":218},{"id":227,"depth":396,"text":228,"children":424},[425,426],{"id":239,"depth":402,"text":240},{"id":246,"depth":402,"text":246},{"id":255,"depth":396,"text":256,"children":428},[429,430,431],{"id":262,"depth":402,"text":263},{"id":272,"depth":402,"text":273},{"id":279,"depth":402,"text":280},{"id":289,"depth":396,"text":290},{"id":318,"depth":396,"text":318},{"id":333,"depth":396,"text":334},{"id":340,"depth":396,"text":340},"feature",null,"2026-06-04","1904年の大阪府立中之島図書館から、武田五一の京都府立、岩崎家の東洋文庫、前川國男の神奈川県立、その流れを継ぐ横浜市中央図書館まで——日本の図書館建築の系譜を、明治・大正・昭和の名建築をたどりながら写真とともに巡る特集。現代の図書館に並べてみることで、見えてくる「もう一つの歴史」がある。","md",[442,445,448,451],{"q":443,"a":444},"歴史的に重要な日本の図書館建築はどこですか？","代表例として、大阪府立中之島図書館（1904年・野口孫市と日高胖、国の重要文化財）、京都府立図書館（1909年・武田五一の旧館）、神奈川県立図書館「前川國男館」（1954年・前川國男、神奈川県重要文化財）、東洋文庫（1924年創設・1980年代から東洋学の専門図書館として知られる）などがあります。いずれも今も現役の図書館や文化施設として活用されています。",{"q":446,"a":447},"歴史建築の図書館は、今も使えますか？","ほとんどが現役で運営されており、本の貸出や閲覧、見学が可能です。重要文化財に指定された建物は内部の改装が難しい場合もありますが、安全な利用環境を保ちながら一般に公開されています。詳しい利用方法や開館時間は、各図書館の公式サイトでご確認ください。",{"q":449,"a":450},"なぜ歴史建築の図書館を訪れる価値があるのですか？","現代建築の図書館と比べると、空間設計の発想・建材・装飾がまるで違います。中之島図書館の西洋古典様式、京都府立図書館のセセッション様式、前川國男の打ち放しコンクリートとホローブリック——それぞれが時代の建築思想を体現する貴重な実例で、建築見学だけでも訪れる価値があります。同時代の建築としてそこにあり続けることが、文化の連続性そのものです。",{"q":452,"a":453},"重要文化財の図書館で撮影はできますか？","建物外観の撮影はほぼ自由ですが、館内撮影には申請や条件が必要なことが多いです。他の利用者・展示品を写さない、フラッシュを使わない、商用利用は別途許可、などの条件が一般的。来館前に各館の公式サイトで撮影ルールを確認してください。",[455,456,457],{"name":43,"slug":44},{"name":177,"slug":178},{"name":196,"slug":197},{},true,"\u002Farticles\u002Ffeature-historic-libraries",[386],{"title":5,"description":439},"feature-historic-libraries","articles\u002Ffeature-historic-libraries",[466,467,468,469,470,471,472,473,474],"図書館","建築","歴史","重要文化財","明治","大正","昭和","前川國男","特集","l9ELdQ3bMSIbMJ9j4ZZJCJUOoRbMbGu1x2FgU2yipGs",[477,744,1027],{"id":478,"title":479,"author":6,"body":480,"category":436,"cover_image":437,"created_at":438,"description":717,"extension":440,"faq":718,"featured":731,"meta":734,"navigation":459,"path":362,"published":459,"related_lp":735,"seo":736,"slug":737,"stem":738,"tags":739,"updated_at":438,"__hash__":743},"articles\u002Farticles\u002Farchitect-kengo-kuma-libraries.md","建築家・隈研吾の図書館｜梼原「雲の上の図書館」からTOYAMAキラリへ",{"type":8,"value":481,"toc":695},[482,485,488,491,494,498,501,505,508,512,515,519,526,529,533,536,542,546,549,554,558,561,565,571,574,578,581,586,590,593,597,600,604,607,621,624,628,642,644,647,650,653,656,658,661,663,691],[11,483,484],{},"コンクリートで街を覆い尽くした20世紀への、静かな反論。それが、建築家・隈研吾が掲げた「負ける建築」でした。素材は、木。手本は、その土地の森と職人。彼の図書館に足を踏み入れると、本よりも先に、まず木の匂いが出迎えてくれます。",[11,486,487],{},"この特集では、隈という建築家の歩みから、2つの図書館が生まれた経緯、そして建物がどのように街へ溶け込んでいるかまでを、写真とともにじっくり読み解きます。ひとつは四国山間の小さな町に、もうひとつは富山の街なかに。場所はまるで違うのに、どちらも「木の力」に満ちています。",[21,489,490],{"id":490},"隈研吾という建築家",[11,492,493],{},"隈研吾は1954年、神奈川県横浜市の生まれ。1979年に東京大学大学院を修了し、1990年に自身の事務所を構えました。国立競技場（2019年完成）の設計者として、その名は一般にも広く知られています。",[57,495,497],{"id":496},"勝つ建築から負ける建築へ","「勝つ建築」から「負ける建築」へ",[11,499,500],{},"隈の建築思想を一言で表すのが、著書のタイトルにもなった「負ける建築」です。周囲の環境を圧倒してそびえ立つ超高層ビルのような、20世紀型の「勝つ建築」。それに対し、これからの建築は風土や自然、人の営みといったさまざまな外力を受け入れ、環境に溶け込む「負ける」道をめざすべきだ——。コンクリートやガラスで自己主張するのではなく、木や石、土といった地域の自然素材を主役に据える姿勢が、ここから生まれます。",[57,502,504],{"id":503},"木で世界を編む-代表作","木で世界を編む — 代表作",[11,506,507],{},"「負ける建築」の手法は、国内外の名建築として結実しています。日本庭園に向かってガラスで大きく開き、切妻屋根の量塊が環境と調和する根津美術館（2009年・毎日芸術賞）。建物の一部を川にせり出させ、水と一体になったスコットランド初のデザイン美術館V&Aダンディー（2018年）。そして、全国から集めた木を軒庇に編み込んだ国立競技場（2019年）。ほかにも森舞台\u002F登米町伝統芸能伝承館（日本建築学会賞）、高輪ゲートウェイ駅、太宰府天満宮表参道のスターバックスなど、木と自然素材を生かした作品は枚挙にいとまがありません。",[57,509,511],{"id":510},"すべてはひとつの小さな町から始まった","すべては、ひとつの小さな町から始まった",[11,513,514],{},"その隈研吾の木造建築の原点は、高知県の山あいにある梼原町（ゆすはらちょう）にあります。1987年、彼はこの町で木造の芝居小屋「梼原座」に出会い、その保存に関わったことをきっかけに、町と長い付き合いを始めました。雲の上のホテル、総合庁舎、ギャラリー、まちの駅——梼原には、隈の木造建築が点々と建ち、いつしか「隈研吾建築のミュージアム」とも呼ばれる町になりました。その集大成のひとつが、次に紹介する図書館です。",[21,516,518],{"id":517},"雲の上の図書館-杉の森に分け入る","雲の上の図書館 — 杉の森に、分け入る",[39,520],{"architect":521,"location":522,"name":523,"slug":524,"year":525},"隈研吾","高知県梼原町","雲の上の図書館（梼原町立図書館）","library-unknown-461","2018年",[11,527,528],{},"2018年に開館した雲の上の図書館（梼原町立図書館）。扉を開けた瞬間、息をのみます。天井からは、無数の杉の梁が枝のように四方へ伸び、頭上に木の森が広がっているのです。",[57,530,532],{"id":531},"この図書館ができるまで梼原と隈研吾30年の物語","［この図書館ができるまで］梼原と隈研吾、30年の物語",[11,534,535],{},"この図書館は、ある日突然あらわれたわけではありません。1987年の梼原座との出会いから始まった、隈と梼原町の約30年にわたる関係の延長線上に建っています。ホテル、庁舎、ギャラリーと、町に木造建築を積み重ねてきた末に、町の人々が日常的に集える「図書館」というかたちにたどり着いた——いわば、長い物語の最終章のひとつです。梼原産のスギ材をふんだんに使い、鉄と杉を組み合わせた混構造で、「森のなかの町」にふさわしい森のような空間を実現しました。",[47,537],{"caption":538,"credit":539,"href":540,"src":541},"外壁には杉の板がランダムに掛けられ、本が並ぶ書架のように見える。","Asset utilitist \u002F CC0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:%E3%82%86%E3%81%99%E3%81%AF%E3%82%89%E9%9B%B2%E3%81%AE%E4%B8%8A%E3%81%AE%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%EF%BC%88%E6%A2%BC%E5%8E%9F%E7%94%BA%E7%AB%8B%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%EF%BC%89_01.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fkengo-kuma\u002Fyusuhara-01.jpg",[57,543,545],{"id":544},"木漏れ日が降る混構造の森","木漏れ日が降る、混構造の森",[11,547,548],{},"複雑に組み上げられた杉の梁が、まさに森の樹冠のように覆いかぶさり、その隙間からやわらかな光が落ちてきます。中央の柱から枝のように梁が広がるさまは、一本の大樹の下に立っているかのよう。階段状になった床に腰を下ろせば、木に抱かれて本を開く、ほかにない読書体験が待っています。",[47,550],{"caption":551,"credit":539,"href":552,"src":553},"中央の柱から放射状に広がる杉の梁。森の樹冠の下にいるような館内。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:%E3%82%86%E3%81%99%E3%81%AF%E3%82%89%E9%9B%B2%E3%81%AE%E4%B8%8A%E3%81%AE%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%EF%BC%88%E6%A2%BC%E5%8E%9F%E7%94%BA%E7%AB%8B%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%EF%BC%89_02.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fkengo-kuma\u002Fyusuhara-02.jpg",[57,555,557],{"id":556},"街への溶け込み靴を脱いで過ごす町のリビング","［街への溶け込み］靴を脱いで過ごす、町のリビング",[11,559,560],{},"館内は靴を脱いで上がるくつろいだ造りで、子どもから大人まで一日を過ごせる場所として親しまれています。福祉施設「YURURIゆすはら」と一体となった複合建築でもあり、図書館が町の暮らしにそっと溶け込んでいるのも梼原らしさ。標高の高い山間の町でありながら、この建築だけを目当てに県外からも人が訪れ、いまや梼原を象徴する建築観光の拠点になっています。小さな町に、外から人と関心を呼び込む——建築が地域の活力そのものになっている好例です。",[21,562,564],{"id":563},"toyamaキラリ-都市に立つ木の渓谷","TOYAMAキラリ — 都市に立つ、木の渓谷",[39,566],{"architect":521,"location":567,"name":568,"slug":569,"year":570},"富山県富山市","TOYAMAキラリ 富山市立図書館本館","library-unknown-291","2015年",[11,572,573],{},"山あいの梼原とは対照的に、こちらは富山の街なかに立つ複合施設「TOYAMAキラリ」（2015年）。富山市立図書館本館、富山市ガラス美術館、銀行が同居する、街のランドマークです。",[57,575,577],{"id":576},"この施設ができるまでガラスの街の再開発","［この施設ができるまで］「ガラスの街」の再開発",[11,579,580],{},"TOYAMAキラリは、富山市中心部の「西町南地区」の市街地再開発事業として生まれました。図書館・美術館・銀行という性格の異なる機能を一つの建物に束ねたのは、限られた都心の土地を有効に使い、人の集まる核をつくるためです。富山はかつて薬びんづくりで栄えた歴史から「ガラスの街とやま」を掲げており、館内の富山市ガラス美術館はその文化的シンボル。図書館は、その美術館と同じ建物で時間を過ごせる、ぜいたくな環境に置かれています。",[47,582],{"caption":583,"credit":86,"href":584,"src":585},"アルミ・ガラス・白御影石の約1,000枚のパネルが包む外観。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:TOYAMA_KIRARI_exterior_in_the_morning_ac_%283%29.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fkengo-kuma\u002Ftoyama-exterior.jpg",[57,587,589],{"id":588},"立山連峰を映す外観内に抱く吹き抜け","立山連峰を映す外観、内に抱く吹き抜け",[11,591,592],{},"外観は、御影石・ガラス・アルミの約1,000枚のパネルが、立山連峰の岩肌や雪のように複雑な表情をつくります。時間や天候で光の反射が刻々と変わるのも見どころ。そして一歩なかに入ると、2階から6階までを貫く斜めの大吹き抜けが来館者を見上げさせます。壁面には富山県産の杉ルーバーがびっしりと張られ、都市のビルのただ中に、木でできた渓谷のような縦の空間が出現します。冷たくなりがちな複合ビルに、地域の杉で体温を与える——梼原で確立した手法を、都市建築のスケールに翻訳してみせた一作です。",[57,594,596],{"id":595},"街への溶け込みコンパクトシティの核として","［街への溶け込み］コンパクトシティの核として",[11,598,599],{},"TOYAMAキラリを語るうえで欠かせないのが、富山市が全国に先駆けて進めてきた「コンパクトシティ」のまちづくりです。富山市は2007年、青森市とともに中心市街地活性化基本計画で国の第1号認定を受け、路面電車の環状線化など公共交通を軸に、まちなかへ人を呼び戻す政策を進めてきました。中心部にあり路面電車でアクセスできるTOYAMAキラリは、まさにその政策の象徴。図書館・美術館という文化施設を都心に据えることで、買い物以外の目的でも人が集まる「賑わいの核」として機能しています。",[21,601,603],{"id":602},"隈研吾の図書館に通底するもの","隈研吾の図書館に、通底するもの",[11,605,606],{},"四国の小さな町と、北陸の県都。離れた2館に、同じ思想がはっきりと刻まれています。",[292,608,609,612,615,618],{},[295,610,611],{},"地域の素材を主役にする：梼原の杉、富山の杉。その土地の森が、そのまま建築になる。",[295,613,614],{},"木の「組み方」を見せる：登り梁、ルーバー。構造の手わざが、そのまま意匠の美しさになる。",[295,616,617],{},"コンクリートに「負ける」：素材の質感と陰影を優先し、建築が自然や街に溶け込む。",[295,619,620],{},"見上げたくなる空間：天井や吹き抜けに物語を込め、人の視線を上へ、外へと導く。",[11,622,623],{},"隈にとって図書館とは、本を守る箱である以前に、地域の森を都市や暮らしへ運び込む装置なのかもしれません。",[21,625,627],{"id":626},"_2館をめぐる-訪れ方のヒント","2館をめぐる — 訪れ方のヒント",[292,629,630,633,636,639],{},[295,631,632],{},"雲の上の図書館：高知県梼原町。山間部のため、車での来訪と所要時間の確認がおすすめ。雲の上のギャラリーや総合庁舎など、町に点在する隈建築をあわせてめぐると一日楽しめます。",[295,634,635],{},"TOYAMAキラリ：富山市中心部。富山駅から路面電車でアクセスしやすく、同じ建物の富山市ガラス美術館とセットで楽しめます。",[295,637,638],{},"入館・閲覧は無料。建築見学だけの来館も歓迎されています。",[295,640,641],{},"撮影はルールを確認：他の利用者を写さない、フラッシュ禁止、要申請など館により異なります。",[21,643,318],{"id":318},[11,645,646],{},"Q. 隈研吾が設計した図書館はどこにありますか？\nA. 代表的なのは、高知県梼原町の雲の上の図書館（梼原町立図書館・2018年）と、富山県の富山市立図書館本館が入るTOYAMAキラリ（2015年）です。どちらも地元産の杉をふんだんに使った木の建築で知られます。",[11,648,649],{},"Q. 隈研吾はどんな建築家ですか？\nA. 1954年生まれの世界的建築家で、コンクリートに頼らず木や石など地域の自然素材を生かす「負ける建築」で知られます。国立競技場の設計や、高知・梼原町での一連の木造建築でも有名です。",[11,651,652],{},"Q. 雲の上の図書館では何ができますか？\nA. 梼原産の杉に包まれた空間で、読書や見学が楽しめます。靴を脱いで上がるくつろいだ造りで、子どもから大人まで一日過ごせる図書館として親しまれています。入館は無料です（開館状況は公式でご確認ください）。",[11,654,655],{},"Q. 隈研吾と梼原町はどんな関係なのですか？\nA. 隈研吾は1987年に梼原町の木造芝居小屋「梼原座」と出会い、その保存に関わったことをきっかけに、約30年にわたって町と関わってきました。雲の上のホテル、総合庁舎、ギャラリーなど数々の木造建築を手がけ、2018年の雲の上の図書館はその集大成のひとつです。",[21,657,334],{"id":333},[11,659,660],{},"本記事は、各施設・自治体の公開情報および建築・経緯・まちづくりに関する公表資料をもとに、編集部が2026年6月時点で確認して構成しています。設計者・竣工年・再開発やまちづくりの経緯などの事実は公的資料で確認しました。写真のうち、施設名つきのカード（施設ページへのリンク）の画像は各施設のGoogleマップ等で公開されている写真を、それ以外の建築写真は Wikimedia Commons で公開されている画像（各写真にクレジットを明記）を利用しています。最新の開館状況・撮影可否は各施設の公式サイトでご確認ください。",[21,662,340],{"id":340},[292,664,665,669,675,687],{},[295,666,345,667,351],{},[347,668,350],{"href":349},[295,670,671,672,381],{},"もうひとりの巨匠 ",[347,673,674],{"href":357},"建築家・伊東豊雄の図書館特集",[295,676,677,678,359,682,686],{},"各エリアの施設は ",[347,679,681],{"href":680},"\u002Fkochi","高知県",[347,683,685],{"href":684},"\u002Ftoyama","富山県"," の都道府県ページからも探せます。",[295,688,689],{},[347,690,387],{"href":386},[11,692,693],{},[391,694,393],{},{"title":395,"searchDepth":396,"depth":396,"links":696},[697,702,707,712,713,714,715,716],{"id":490,"depth":396,"text":490,"children":698},[699,700,701],{"id":496,"depth":402,"text":497},{"id":503,"depth":402,"text":504},{"id":510,"depth":402,"text":511},{"id":517,"depth":396,"text":518,"children":703},[704,705,706],{"id":531,"depth":402,"text":532},{"id":544,"depth":402,"text":545},{"id":556,"depth":402,"text":557},{"id":563,"depth":396,"text":564,"children":708},[709,710,711],{"id":576,"depth":402,"text":577},{"id":588,"depth":402,"text":589},{"id":595,"depth":402,"text":596},{"id":602,"depth":396,"text":603},{"id":626,"depth":396,"text":627},{"id":318,"depth":396,"text":318},{"id":333,"depth":396,"text":334},{"id":340,"depth":396,"text":340},"「負ける建築」で知られる建築家・隈研吾が手がけた図書館を巡る建築特集。杉の梁が森のように広がる高知・梼原の雲の上の図書館、都市に木の渓谷をつくったTOYAMAキラリを写真とともに雑誌風に深掘り。建築家の歩み、図書館が生まれた経緯、街への溶け込み方、そして素材と地域への思想までを読み解きます。",[719,722,725,728],{"q":720,"a":721},"隈研吾が設計した図書館はどこにありますか？","代表的なのは、高知県梼原町の雲の上の図書館（梼原町立図書館・2018年）と、富山県の富山市立図書館本館が入るTOYAMAキラリ（2015年）です。どちらも地元産の杉をふんだんに使った木の建築で知られます。",{"q":723,"a":724},"隈研吾はどんな建築家ですか？","1954年生まれの世界的建築家で、コンクリートに頼らず木や石など地域の自然素材を生かす「負ける建築」で知られます。国立競技場の設計や、高知・梼原町での一連の木造建築でも有名です。",{"q":726,"a":727},"雲の上の図書館では何ができますか？","梼原産の杉に包まれた空間で、読書や見学が楽しめます。靴を脱いで上がるくつろいだ造りで、子どもから大人まで一日過ごせる図書館として親しまれています。入館は無料です（開館状況は公式でご確認ください）。",{"q":729,"a":730},"隈研吾と梼原町はどんな関係なのですか？","隈研吾は1987年に梼原町の木造芝居小屋「梼原座」と出会い、その保存に関わったことをきっかけに、約30年にわたって町と関わってきました。雲の上のホテル、総合庁舎、ギャラリーなど数々の木造建築を手がけ、2018年の雲の上の図書館はその集大成のひとつです。",[732,733],{"name":523,"slug":524},{"name":568,"slug":569},{},[386],{"title":479,"description":717},"architect-kengo-kuma-libraries","articles\u002Farchitect-kengo-kuma-libraries",[466,467,521,740,474,741,742],"建築家","おしゃれ","デザイン","uiwAdXiAeSTi3IWBg6qlheL7AqeKLD2jmyahawmLbP0",{"id":745,"title":746,"author":6,"body":747,"category":436,"cover_image":437,"created_at":438,"description":1003,"extension":440,"faq":1004,"featured":1017,"meta":1020,"navigation":459,"path":357,"published":459,"related_lp":1021,"seo":1022,"slug":1023,"stem":1024,"tags":1025,"updated_at":438,"__hash__":1026},"articles\u002Farticles\u002Farchitect-toyo-ito-libraries.md","建築家・伊東豊雄の図書館｜せんだいメディアテークからぎふメディアコスモスへ",{"type":8,"value":748,"toc":982},[749,752,755,758,761,764,768,771,774,778,781,785,792,795,799,802,805,811,814,817,822,825,829,832,835,839,844,847,851,854,857,862,866,869,875,878,882,885,888,892,895,909,912,914,917,931,933,936,939,942,945,947,950,952,978],[11,750,751],{},"かつて「建築は軽やかであるべきだ」と語った男は、やがて「木」と「森」にたどり着いた。鉄とガラスのチューブで世界を驚かせ、木格子の大屋根で図書館の概念を塗り替えた——プリツカー賞建築家・伊東豊雄。",[11,753,754],{},"彼が手がけた2つの図書館を訪ねると、「本を読む場所」はここまで自由になれるのか、と静かな興奮を覚えます。この特集では、伊東という建築家の歩みから、2つの図書館が生まれた経緯、そして建物がどのように街へ溶け込んでいるかまでを、写真とともにじっくり読み解きます。",[21,756,757],{"id":757},"伊東豊雄という建築家",[11,759,760],{},"伊東豊雄は1941年生まれ。2013年、建築界のノーベル賞とも称されるプリツカー賞を、日本人として6人目に受賞しました。",[11,762,763],{},"キャリアの前半、伊東の建築は「透明で軽やか」という言葉で語られてきました。1984年の自邸「シルバーハット」、風を可視化したような初期の作品群——重さや永続性を感じさせない、消えていくような建築。その作風が大きく転回したのが、後述するせんだいメディアテークでした。伊東はここで「ピュアな美しさから、ダイナミックな物質感や生き生きとした生命感へ」と目を向けたと振り返ります。彼自身が掲げた言葉が「新しいリアル」でした。",[57,765,767],{"id":766},"鉄から木へ変わり続ける巨匠","鉄から木へ、変わり続ける巨匠",[11,769,770],{},"伊東の歩みは「変化し続けること」そのものです。せんだいメディアテーク（2001年）で世界の注目を集めたのち、アーチが連続する多摩美術大学図書館（八王子・2007年）、流れるような曲面が音楽を包む台中国家歌劇院（台湾・2016年）と、作品ごとにかたちを刷新してきました。",[11,772,773],{},"東日本大震災のあとには、被災地に小さな集会所「みんなの家」を各地に建て、建築家の役割そのものを問い直します。鉄とガラスの時代から、木や地域の素材へ。次に紹介するぎふメディアコスモスは、その大きな流れのなかに位置づけられる一作です。",[57,775,777],{"id":776},"図書館という難題に何度も挑む","図書館という難題に、何度も挑む",[11,779,780],{},"静かに本と向き合う——図書館にまとわりつくその常識を、伊東は一度ならず問い直してきました。仕切られた書架、抑えた照明、ひそやかな足音。そうした「あたりまえ」を、彼は構造から、光から、天井のかたちから、丸ごと作り替えていきます。次に挙げる2館は、その挑戦の到達点です。",[21,782,784],{"id":783},"せんだいメディアテーク-すべてはここから始まった","せんだいメディアテーク — すべては、ここから始まった",[39,786],{"architect":787,"location":788,"name":789,"slug":790,"year":791},"伊東豊雄","宮城県仙台市","せんだいメディアテーク","coworking-unknown-medeiate-ku","2001年",[11,793,794],{},"2001年、仙台・定禅寺通りのケヤキ並木に面して、透明な箱が立ち上がりました。せんだいメディアテーク。図書館・ギャラリー・スタジオが同居するこの建物は、開館と同時に「現代建築の金字塔」と呼ばれ、その後の公共建築のあり方を一変させました。",[57,796,798],{"id":797},"この図書館ができるまで1995年のコンペが生んだメディアテーク","［この図書館ができるまで］1995年のコンペが生んだ「メディアテーク」",[11,800,801],{},"物語は、開館の6年前にさかのぼります。1995年に開かれた設計競技で、伊東豊雄の案が最優秀に選ばれました。このとき審査委員長を務めた建築家・磯崎新は、「単なる図書館とギャラリーの複合施設」にとどめず、本だけでなく映像や音楽など、あらゆる情報メディアに触れられる場所——すなわち「メディアテーク」にすべきだと提案します。施設の名前が、建築のあり方そのものを方向づけたのです。",[11,803,804],{},"1997年に着工、2000年に竣工し、2001年1月に開館。構造設計は佐々木睦朗が担い、後述する大胆な「チューブ」を実現させました。柱と床という建築の最小単位を組み替えた伊東の構想は、20世紀初頭にル・コルビュジエが示した「ドミノ・システム」になぞらえて「新世代のドミノ」と呼ばれることもあります。",[47,806],{"caption":807,"credit":808,"href":809,"src":810},"定禅寺通りに面した、夕暮れのガラスファサード。","scarletgreen from Japan \u002F CC BY 2.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Sendai_Mediatheque_2009.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Ftoyo-ito\u002Fsendai-exterior.jpg",[57,812,813],{"id":813},"海藻のように揺らぐ13本のチューブ",[11,815,816],{},"この建物に、いわゆる「柱」と「壁」はありません。代わりに、13本の鉄骨の網目でできたチューブがガラスの箱を貫いて立ち上がります。海藻のように揺らぐそのチューブが、建物を支え、エレベーターや階段を通し、設備を収め、光を導く。骨格と内臓を隠すのではなく、むしろ主役として見せてしまう——その発想が、当時いかに革新的だったか。",[47,818],{"caption":819,"credit":50,"href":820,"src":821},"館内を貫くチューブと、白く枝分かれする柱。光と構造が一体になっている。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Interior_of_Sendai_Mediatheque_202512.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Ftoyo-ito\u002Fsendai-interior.jpg",[11,823,824],{},"構造部材も、設備のダクトも、壁の向こうに隠さない。デザインの中心に置く。その逆転の発想が、外壁の窓に加えて内側のチューブからも光が差し込む、まったく新しい空間を生みました。",[57,826,828],{"id":827},"街への溶け込み定禅寺通りに開かれた知の広場","［街への溶け込み］定禅寺通りに開かれた「知の広場」",[11,830,831],{},"ガラス張りのファサードは、内と外をゆるやかにつなぎます。通りを歩く人の視線が建物の奥まで届き、なかにいる人の気配が街へにじみ出す。ケヤキ並木で知られる定禅寺通りの景観に溶け込みながら、図書館を「閉じた箱」から「街に開かれた広場」へと変えました。",[11,833,834],{},"その意味が際立ったのが、2011年の東日本大震災です。一時は閉館を余儀なくされましたが、復旧してふたたび扉を開くと、メディアテークは市民が集い、語り、記録を残す拠点となりました。伊東自身、この出来事を「メディアテークとは何だったのか」を問い直す機会だったと振り返っています。街に開かれた建築は、非常時にこそ人の拠り所になる——その事実を、この建物は身をもって示しました。",[21,836,838],{"id":837},"ぎふメディアコスモス-木と光のやわらかな到達点","ぎふメディアコスモス — 木と光の、やわらかな到達点",[39,840],{"architect":787,"location":841,"name":842,"slug":843,"year":570},"岐阜県岐阜市","みんなの森 ぎふメディアコスモス（岐阜市立中央図書館）","coworking-gifu-medeiakosumosu",[11,845,846],{},"せんだいから14年。鉄とガラスの建築家は、岐阜で木に回帰します。2015年に開館した複合文化施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」。その2階に、岐阜市立中央図書館が広がります。",[57,848,850],{"id":849},"この図書館ができるまで50年使った図書館を建て替える","［この図書館ができるまで］50年使った図書館を、建て替える",[11,852,853],{},"メディアコスモスが生まれた背景には、切実な事情がありました。1958年に開いた旧・岐阜市立図書館本館は、半世紀以上を経てエレベーターもなく、専用駐車場もなく、開館は夕方6時まで——勤め帰りには使いにくい施設になっていました。",[11,855,856],{},"そこで岐阜市は、岐阜大学医学部・附属病院の跡地を使った市街地再開発事業として、新しい図書館を中核とする複合施設を構想します。延床面積は約2,000㎡から9,400㎡へ4.7倍に、収蔵できる蔵書は20万冊から90万冊へ4.5倍に。規模も役割も、まるで別物へと生まれ変わりました。設計者に選ばれたのが、伊東豊雄でした。",[47,858],{"caption":859,"credit":86,"href":860,"src":861},"波打つ大屋根が特徴の外観。手前のドームはカフェ。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Gifu_Media_Cosmos_exterior_ac_%281%29.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Ftoyo-ito\u002Fgifu-exterior.jpg",[57,863,865],{"id":864},"天井から降りてくるグローブ","天井から降りてくる「グローブ」",[11,867,868],{},"波打つように湾曲した木格子の大屋根。地元・東濃ひのきを編んだその天井から、ポリエステル製の白い傘「グローブ」がいくつも吊り下がります。グローブの下にはテーマ別の読書スペースが島のように点在し、人々はそれぞれの「傘の下」に居場所を見つける。",[47,870],{"caption":871,"credit":872,"href":873,"src":874},"木格子の天井から吊られた「グローブ」と、その下に広がる開架書架。","Kanesue \u002F CC BY 2.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AE%E6%A3%AE_%E3%81%8E%E3%81%B5%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%B9_%2852196675502%29.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Ftoyo-ito\u002Fgifu-2.jpg",[11,876,877],{},"天井のかたちがそのまま、光と空気と人の流れをデザインしている——せんだいでチューブが担った役割を、ここでは木の屋根とグローブが引き継いでいます。自然光と自然換気を生かす設計で、晴れた日には天井越しのやわらかな光が降りそそぎ、空調や照明に頼りきらない「森の中で本を読む」ような感覚を、都市の只中に立ち上げました。",[57,879,881],{"id":880},"街への溶け込みみんなの森というまちの居場所","［街への溶け込み］「みんなの森」という、まちの居場所",[11,883,884],{},"この施設の正式名称が「みんなの森」であることには、はっきりとした意図があります。2階の図書館に対し、1階には多目的の交流スペースやカフェ、子育て支援の機能が入り、図書館を訪れない人にも開かれた「まちの広場」として設計されました。建物は岐阜市の中心市街地に立地し、衰えがちな都心部に人の流れを呼び戻す、再開発の核としての役割も担っています。",[11,886,887],{},"本を借りるためだけの場所ではなく、ただ過ごしに来てもいい場所へ。せんだいで掲げた「街に開かれた建築」という思想が、木のやわらかさをまとって、岐阜でもう一度かたちになりました。",[21,889,891],{"id":890},"伊東建築の図書館に通底するもの","伊東建築の図書館に、通底するもの",[11,893,894],{},"2館を並べると、年代も素材もまるで違うのに、不思議と同じ「気配」が流れていることに気づきます。",[292,896,897,900,903,906],{},[295,898,899],{},"境界を溶かす：内と外、構造と意匠、本と人。伊東は仕切りを消し、空間をひとつながりにする。",[295,901,902],{},"構造そのものが風景になる：チューブも木格子も、隠される脇役ではなく、見上げたくなる主役。",[295,904,905],{},"自然光・自然換気を取り込む：人工的な均質さより、移ろう光と空気の心地よさ。",[295,907,908],{},"「居場所」を選べる：席が一様に並ぶのではなく、人が思い思いの場所を見つけられる。",[11,910,911],{},"図書館を「本を収める器」ではなく「人がいたくなる場所」へ。その思想が、世代を越えて2つの建築を貫いています。",[21,913,627],{"id":626},[11,915,916],{},"どちらの図書館も入館・閲覧は無料で、建築だけを目当てに訪れる人も少なくありません。",[292,918,919,922,925,928],{},[295,920,921],{},"せんだいメディアテーク：仙台市中心部、地下鉄・バスでアクセスしやすい定禅寺通り沿い。ケヤキ並木の散策や、1階のオープンスクエアとあわせて楽しめます。",[295,923,924],{},"ぎふメディアコスモス：岐阜市中心部。JR岐阜駅・名鉄岐阜駅からバス。2階の図書館だけでなく、1階の交流スペースやカフェものぞいてみてください。",[295,926,927],{},"撮影はルールを確認：他の利用者を写さない、フラッシュを使わない、申請が必要——など館ごとに条件があります。",[295,929,930],{},"静けさへの配慮を：見学であっても、本と向き合う人がいる場所。歓声や長電話は控えめに。",[21,932,318],{"id":318},[11,934,935],{},"Q. 伊東豊雄が設計した図書館はどこにありますか？\nA. 代表的なのは、宮城県のせんだいメディアテーク（2001年）と、岐阜県のみんなの森 ぎふメディアコスモス（2015年・2階が岐阜市立中央図書館）です。ほかに多摩美術大学図書館などの作品でも知られます。",[11,937,938],{},"Q. 伊東豊雄はどんな建築家ですか？\nA. 1941年生まれの日本を代表する建築家で、2013年に「建築界のノーベル賞」とされるプリツカー賞を受賞しました。透明で軽やかな建築から、せんだいメディアテークを境に物質感・生命感のある「新しいリアル」へと作風を深めたことで知られます。",[11,940,941],{},"Q. せんだいメディアテークとぎふメディアコスモスは見学できますか？\nA. どちらも入館・閲覧は無料で、誰でも見学できます。撮影のルールや開館時間・休館日は各施設で異なるため、来館前に公式サイトでご確認ください。",[11,943,944],{},"Q. せんだいメディアテークの「チューブ」とは何ですか？\nA. 柱でも壁でもない、13本の鉄骨でできた網目状のチューブ（管）のことです。建物を支える構造であると同時に、エレベーターや階段、設備、自然光の通り道も兼ねています。隠すべき構造や設備をあえて主役として見せた点が、当時きわめて革新的でした。",[21,946,334],{"id":333},[11,948,949],{},"本記事は、各施設の公開情報および建築・受賞・経緯に関する公表資料をもとに、編集部が2026年6月時点で確認して構成しています。設計者・竣工年・コンペや再開発の経緯などの事実は公的資料で確認しました。写真のうち、施設名つきのカード（施設ページへのリンク）の画像は各施設のGoogleマップ等で公開されている写真を、それ以外の建築写真は Wikimedia Commons で公開されている画像（各写真にクレジットを明記）を利用しています。最新の開館状況・撮影可否は各施設の公式サイトでご確認ください。",[21,951,340],{"id":340},[292,953,954,958,964,974],{},[295,955,345,956,351],{},[347,957,350],{"href":349},[295,959,960,961,381],{},"もうひとりの木の巨匠 ",[347,962,963],{"href":362},"建築家・隈研吾の図書館特集",[295,965,677,966,359,970,686],{},[347,967,969],{"href":968},"\u002Fgifu","岐阜県",[347,971,973],{"href":972},"\u002Fmiyagi","宮城県",[295,975,976],{},[347,977,387],{"href":386},[11,979,980],{},[391,981,393],{},{"title":395,"searchDepth":396,"depth":396,"links":983},[984,988,993,998,999,1000,1001,1002],{"id":757,"depth":396,"text":757,"children":985},[986,987],{"id":766,"depth":402,"text":767},{"id":776,"depth":402,"text":777},{"id":783,"depth":396,"text":784,"children":989},[990,991,992],{"id":797,"depth":402,"text":798},{"id":813,"depth":402,"text":813},{"id":827,"depth":402,"text":828},{"id":837,"depth":396,"text":838,"children":994},[995,996,997],{"id":849,"depth":402,"text":850},{"id":864,"depth":402,"text":865},{"id":880,"depth":402,"text":881},{"id":890,"depth":396,"text":891},{"id":626,"depth":396,"text":627},{"id":318,"depth":396,"text":318},{"id":333,"depth":396,"text":334},{"id":340,"depth":396,"text":340},"プリツカー賞建築家・伊東豊雄が手がけた図書館を巡る建築特集。世界を変えたせんだいメディアテーク、木と光に満ちたぎふメディアコスモスを、写真とともに雑誌風に深掘り。建築家の歩み、図書館が生まれた経緯、街への溶け込み方、そして「境界を溶かす」思想までを読み解きます。",[1005,1008,1011,1014],{"q":1006,"a":1007},"伊東豊雄が設計した図書館はどこにありますか？","代表的なのは、宮城県のせんだいメディアテーク（2001年）と、岐阜県のみんなの森 ぎふメディアコスモス（2015年・2階が岐阜市立中央図書館）です。ほかに多摩美術大学図書館などの作品でも知られます。",{"q":1009,"a":1010},"伊東豊雄はどんな建築家ですか？","1941年生まれの日本を代表する建築家で、2013年に「建築界のノーベル賞」とされるプリツカー賞を受賞しました。透明で軽やかな建築から、せんだいメディアテークを境に物質感・生命感のある「新しいリアル」へと作風を深めたことで知られます。",{"q":1012,"a":1013},"せんだいメディアテークとぎふメディアコスモスは見学できますか？","どちらも入館・閲覧は無料で、誰でも見学できます。撮影のルールや開館時間・休館日は各施設で異なるため、来館前に公式サイトでご確認ください。",{"q":1015,"a":1016},"せんだいメディアテークの「チューブ」とは何ですか？","柱でも壁でもない、13本の鉄骨でできた網目状のチューブ（管）のことです。建物を支える構造であると同時に、エレベーターや階段、設備、自然光の通り道も兼ねています。隠すべき構造や設備をあえて主役として見せた点が、当時きわめて革新的でした。",[1018,1019],{"name":789,"slug":790},{"name":842,"slug":843},{},[386],{"title":746,"description":1003},"architect-toyo-ito-libraries","articles\u002Farchitect-toyo-ito-libraries",[466,467,787,740,474,741,742],"Uqq9Kt_v_QPuguqpOwQtIjfx4b4vh-C0lCkNKvAx88A",{"id":1028,"title":1029,"author":6,"body":1030,"category":436,"cover_image":437,"created_at":438,"description":1279,"extension":440,"faq":1280,"featured":1293,"meta":1302,"navigation":459,"path":349,"published":459,"related_lp":1303,"seo":1304,"slug":1305,"stem":1306,"tags":1307,"updated_at":438,"__hash__":1310},"articles\u002Farticles\u002Fbeautiful-libraries-japan.md","【全国】建築が美しい・おしゃれな図書館8選｜写真で巡る空間デザインの旅",{"type":8,"value":1031,"toc":1263},[1032,1035,1038,1041,1055,1059,1061,1064,1067,1071,1078,1081,1084,1088,1094,1097,1100,1104,1106,1109,1112,1116,1118,1121,1124,1128,1135,1138,1141,1145,1152,1155,1158,1162,1165,1168,1171,1175,1178,1192,1194,1197,1200,1203,1206,1208,1211,1214,1217,1231,1233,1259],[11,1033,1034],{},"図書館は、「本を借りる場所」から「思わず長居したくなる空間」へと進化しています。建築家が腕をふるった大屋根や吹き抜け、光を巧みに操る壁——全国には、訪れるだけで気分が上がる“おしゃれな図書館”がいくつもあります。",[11,1036,1037],{},"この特集では、建物も内部も美しい全国の図書館8館を、写真とともに巡ります。設計者・竣工年・空間の見どころを添えてご紹介。次の休日、本を片手に出かけたくなる一館がきっと見つかります。",[21,1039,1040],{"id":1040},"この記事の要点",[292,1042,1043,1046,1049,1052],{},[295,1044,1045],{},"全国の「建築が美しい図書館」を8館、写真とともに紹介します。",[295,1047,1048],{},"伊東豊雄（ぎふメディアコスモス／せんだいメディアテーク）、隈研吾（TOYAMAキラリ）、仙田満（石川県立図書館）ら著名建築家の作品が並びます。",[295,1050,1051],{},"木の温もり系・光と曲線の現代建築・歴史的洋風建築まで、空間のタイプはさまざま。",[295,1053,1054],{},"いずれも入館・閲覧は無料。読書も見学も楽しめます（撮影・飲食・会話の可否は館のルールを確認）。",[21,1056,1058],{"id":1057},"_1-みんなの森-ぎふメディアコスモス岐阜県岐阜市","1. みんなの森 ぎふメディアコスモス（岐阜県岐阜市）",[39,1060],{"architect":787,"location":841,"name":842,"slug":843,"year":570},[11,1062,1063],{},"波打つ木格子の大屋根から、ポリエステル製の白い傘「グローブ」がいくつも吊り下がる——岐阜市の複合文化施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の2階は、建築家・伊東豊雄が設計した岐阜市立中央図書館です。",[11,1065,1066],{},"地元・東濃ひのきを編んだ天井がやわらかな曲面を描き、グローブの下にテーマ別の閲覧スペースが島のように点在します。自然光と自然換気を生かした設計で、照明や空調に頼りきらない「森のなかで本を読む」ような感覚。岐阜駅周辺で“ここにしかない空間”を味わうなら、まず訪れたい一館です。",[21,1068,1070],{"id":1069},"_2-金沢海みらい図書館石川県金沢市","2. 金沢海みらい図書館（石川県金沢市）",[39,1072],{"architect":1073,"location":1074,"name":1075,"slug":1076,"year":1077},"シーラカンスK&H","石川県金沢市","金沢海みらい図書館","library-unknown-298","2011年",[11,1079,1080],{},"真っ白な箱に、大きさの違う円い窓が約6,000個——金沢海みらい図書館の外壁「パンチングウォール」は、直射日光をやわらげながら、一日中ふんわりとした光を室内に届けます。",[11,1082,1083],{},"設計はシーラカンスK&H（工藤和美＋堀場弘）。約45m四方・高さ約12mのワンルーム空間を、細い柱だけで支える大胆な構成で、見渡すかぎり本と光に包まれます。世界的にも評価が高く、「世界の魅力的な図書館」に選ばれたこともある、金沢を代表する現代建築です。",[21,1085,1087],{"id":1086},"_3-石川県立図書館百万石ビブリオバウム石川県金沢市","3. 石川県立図書館「百万石ビブリオバウム」（石川県金沢市）",[39,1089],{"architect":1090,"location":1074,"name":1091,"slug":1092,"year":1093},"仙田満","石川県立図書館（百万石ビブリオバウム）","library-unknown-296","2022年",[11,1095,1096],{},"円形劇場（コロシアム）のように、本棚が段々と重なって観客席を描く——2022年に金沢市内へ移転新築した石川県立図書館、愛称「百万石ビブリオバウム」。",[11,1098,1099],{},"中央の大空間「ブックコロシアム」は4層吹き抜けで、どこに立っても360度を本に囲まれる劇的な眺め。開架の蔵書は約30万冊、座席は約500席へと一気に拡大しました。設計は仙田満（環境デザイン研究所）で、2022年度グッドデザイン賞を受賞。「居るだけで楽しい」を体現した、新しい時代の県立図書館です。",[21,1101,1103],{"id":1102},"_4-toyamaキラリ富山市立図書館本館富山県富山市","4. TOYAMAキラリ／富山市立図書館本館（富山県富山市）",[39,1105],{"architect":521,"location":567,"name":568,"slug":569,"year":570},[11,1107,1108],{},"御影石・ガラス・アルミの約1,000枚のパネルが、立山連峰の雪のように外観を覆う——隈研吾らが手がけた複合施設「TOYAMAキラリ」。富山市立図書館本館、富山市ガラス美術館、銀行が同居する建物です。",[11,1110,1111],{},"内部は2階から6階を貫く斜めの大吹き抜けが圧巻。壁面には富山県産の杉ルーバーがびっしりと張られ、木のあたたかさと斜めの幾何学が織りなす立体的な空間が広がります。光が落ちる吹き抜けを見上げながらの読書は格別です。",[21,1113,1115],{"id":1114},"_5-せんだいメディアテーク宮城県仙台市","5. せんだいメディアテーク（宮城県仙台市）",[39,1117],{"architect":787,"location":788,"name":789,"slug":790,"year":791},[11,1119,1120],{},"13本の鉄骨の「チューブ」が、ガラスの箱を貫いて立ち上がる——2001年に開館した「せんだいメディアテーク」は、伊東豊雄の代表作にして現代日本建築の金字塔です。",[11,1122,1123],{},"柱でも壁でもないチューブが、構造・設備・光をまとめて担い、各フロアは仕切りの少ない自由な空間に。定禅寺通りのケヤキ並木に面した透明なファサードは、街に開かれた知の拠点そのもの。2階の図書館を中心に、ギャラリーやスタジオが入り、本と出会い、創作する場として今も人を集めています。",[21,1125,1127],{"id":1126},"_6-那須塩原市図書館-みるる栃木県那須塩原市","6. 那須塩原市図書館 みるる（栃木県那須塩原市）",[39,1129],{"architect":1130,"location":1131,"name":1132,"slug":1133,"year":1134},"UAo（伊藤麻理）","栃木県那須塩原市","那須塩原市図書館 みるる","library-unknown-115","2020年",[11,1136,1137],{},"「少々賑やかな図書館をつくります」——2020年、JR黒磯駅前に開館した那須塩原市図書館「みるる」は、飲食やおしゃべりもOKという、ひらかれた図書館です。",[11,1139,1140],{},"建築スタジオUAo（伊藤麻理）が、那須塩原のアイデンティティである「森」をモチーフに設計。木のグリッド棚が連なり、抜けのある空間を歩けば、まるで森のなかを散歩しているよう。カフェやテラス、ギャラリーも併設し、本を読む人も、おしゃべりに来た人も、思い思いに過ごせる“まちの居間”になっています。",[21,1142,1144],{"id":1143},"_7-武雄市図書館佐賀県武雄市","7. 武雄市図書館（佐賀県武雄市）",[39,1146],{"architect":1147,"location":1148,"name":1149,"slug":1150,"year":1151},"CCC／蔦屋書店（改修）","佐賀県武雄市","武雄市図書館","library-unknown-486","2013年",[11,1153,1154],{},"高い木組みの天井の下に、書店とスターバックス、そして図書館が同居する——2013年、カルチュア・コンビニエンス・クラブ（蔦屋書店）の運営で生まれ変わった佐賀県の武雄市図書館。",[11,1156,1157],{},"「年中無休・夜9時まで」という、公共図書館の常識を塗り替える運営で全国の話題をさらいました。コーヒー片手に本を選び、そのまま読みふける——“居たくなる図書館”という潮流の先駆けであり、公共施設のあり方をめぐる議論のきっかけにもなった、象徴的な一館です。",[21,1159,1161],{"id":1160},"_8-大阪府立中之島図書館大阪府大阪市","8. 大阪府立中之島図書館（大阪府大阪市）",[39,1163],{"architect":1164,"location":42,"name":43,"slug":44,"year":45},"野口孫市",[11,1166,1167],{},"最後は、“おしゃれ”の源流ともいえる歴史建築。大阪・中之島の水辺に建つ大阪府立中之島図書館は、1904年（明治37年）竣工、国の重要文化財です。",[11,1169,1170],{},"コリント式の列柱とペディメント（三角破風）、中央のドームを戴く重厚な正面は、まるでヨーロッパの宮殿。住友家の寄贈により野口孫市が設計したネオ・バロック様式の名建築が、今も現役の図書館として使われています。ガラスとコンクリートの現代建築とは対照的な、石造の風格を味わいに。",[21,1172,1174],{"id":1173},"おしゃれ図書館のめぐり方マナー","おしゃれ図書館のめぐり方・マナー",[11,1176,1177],{},"美しい空間を気持ちよく楽しむために、訪れる前に知っておきたいポイントです。",[292,1179,1180,1183,1186,1189],{},[295,1181,1182],{},"入館・閲覧は基本無料。ふらりと立ち寄って見学できる館がほとんどです。",[295,1184,1185],{},"撮影はルールを確認。他の利用者を写さない、フラッシュを使わない、撮影には申請が必要——といった条件がある館が多くあります。",[295,1187,1188],{},"飲食・会話・PCの可否は館により異なる。みるるや武雄市図書館のように飲食・会話に寛容な館もあれば、静粛が基本の館もあります。",[295,1190,1191],{},"休館日・開館時間は事前にチェック。月曜や月末整理日が休みの館が多めです。",[21,1193,318],{"id":318},[11,1195,1196],{},"Q. 日本で建築が美しい・おしゃれな図書館はどこですか？\nA. みんなの森 ぎふメディアコスモス（伊東豊雄）、金沢海みらい図書館、石川県立図書館「百万石ビブリオバウム」、TOYAMAキラリ（隈研吾）、せんだいメディアテーク（伊東豊雄）などが代表例です。木の温もりを生かした館から、光と曲線の現代建築、歴史的な洋風建築まで多彩です。",[11,1198,1199],{},"Q. 図書館の中で写真撮影はできますか？\nA. 館ごとにルールが異なります。他の利用者が写り込まない、フラッシュを使わない、撮影には申請が必要、といった条件があることが多いので、各館の公式案内や掲示に従ってください。",[11,1201,1202],{},"Q. おしゃれな図書館でも勉強や仕事はできますか？\nA. 閲覧席や学習席を備える館が多く可能ですが、静粛が基本です。PCの使用可否や私語・飲食の可否は館によって異なるため、利用前に各館のルールを確認しましょう。",[11,1204,1205],{},"Q. 入館は無料ですか？\nA. この記事で紹介した図書館は、いずれも入館・閲覧は無料です（特別展や一部の有料サービスを除く）。",[21,1207,334],{"id":333},[11,1209,1210],{},"本記事は、自習室比較ナビが収録する全国の図書館データと、各施設の公開情報・建築に関する公表資料をもとに編集部が構成しています。設計者・竣工年などの事実は2026年6月時点で各施設や公的資料を確認しました。掲載写真は各施設のGoogleマップ等で公開されている写真を利用しています。開館時間・休館日・撮影可否などの最新情報は、必ず各施設の公式サイトでご確認ください。",[21,1212,1213],{"id":1213},"建築家別にもっと深く",[11,1215,1216],{},"特定の建築家の世界観をじっくり味わいたい方へ。代表作を写真とともに深掘りした特集もどうぞ。",[292,1218,1219,1225],{},[295,1220,1221,1224],{},[347,1222,1223],{"href":357},"建築家・伊東豊雄の図書館","（せんだいメディアテーク／ぎふメディアコスモス）",[295,1226,1227,1230],{},[347,1228,1229],{"href":362},"建築家・隈研吾の図書館","（雲の上の図書館 梼原／TOYAMAキラリ）",[21,1232,340],{"id":340},[292,1234,1235,1239,1252],{},[295,1236,1237],{},[347,1238,387],{"href":386},[295,1240,677,1241,359,1243,359,1247,359,1249,1251],{},[347,1242,969],{"href":968},[347,1244,1246],{"href":1245},"\u002Fishikawa","石川県",[347,1248,685],{"href":684},[347,1250,973],{"href":972}," などの都道府県ページからも探せます。",[295,1253,1254,1255,381],{},"静かに集中できる場所をお探しなら ",[347,1256,1258],{"href":1257},"\u002Farticles\u002Ftop-rated-study-rooms","口コミ評価が高い人気自習室ランキング",[11,1260,1261],{},[391,1262,393],{},{"title":395,"searchDepth":396,"depth":396,"links":1264},[1265,1266,1267,1268,1269,1270,1271,1272,1273,1274,1275,1276,1277,1278],{"id":1040,"depth":396,"text":1040},{"id":1057,"depth":396,"text":1058},{"id":1069,"depth":396,"text":1070},{"id":1086,"depth":396,"text":1087},{"id":1102,"depth":396,"text":1103},{"id":1114,"depth":396,"text":1115},{"id":1126,"depth":396,"text":1127},{"id":1143,"depth":396,"text":1144},{"id":1160,"depth":396,"text":1161},{"id":1173,"depth":396,"text":1174},{"id":318,"depth":396,"text":318},{"id":333,"depth":396,"text":334},{"id":1213,"depth":396,"text":1213},{"id":340,"depth":396,"text":340},"伊東豊雄・隈研吾・仙田満ら著名建築家が手がけた、建物も内部も美しい全国のおしゃれな図書館を写真とともに巡る特集。みんなの森ぎふメディアコスモス、金沢海みらい図書館、石川県立図書館など8館を、設計者・竣工年・空間の見どころ付きで紹介します。",[1281,1284,1287,1290],{"q":1282,"a":1283},"日本で建築が美しい・おしゃれな図書館はどこですか？","みんなの森 ぎふメディアコスモス（伊東豊雄）、金沢海みらい図書館、石川県立図書館「百万石ビブリオバウム」、TOYAMAキラリ（隈研吾）、せんだいメディアテーク（伊東豊雄）などが代表例です。木の温もりを生かした館から、光と曲線の現代建築、歴史的な洋風建築まで多彩です。",{"q":1285,"a":1286},"図書館の中で写真撮影はできますか？","館ごとにルールが異なります。他の利用者が写り込まない、フラッシュを使わない、撮影には申請が必要、といった条件があることが多いので、各館の公式案内や掲示に従ってください。",{"q":1288,"a":1289},"おしゃれな図書館でも勉強や仕事はできますか？","閲覧席や学習席を備える館が多く可能ですが、静粛が基本です。PCの使用可否や私語・飲食の可否は館によって異なるため、利用前に各館のルールを確認しましょう。",{"q":1291,"a":1292},"入館は無料ですか？","この記事で紹介した図書館は、いずれも入館・閲覧は無料です（特別展や一部の有料サービスを除く）。",[1294,1295,1296,1297,1298,1299,1300,1301],{"name":842,"slug":843},{"name":1075,"slug":1076},{"name":1091,"slug":1092},{"name":568,"slug":569},{"name":789,"slug":790},{"name":1132,"slug":1133},{"name":1149,"slug":1150},{"name":43,"slug":44},{},[386],{"title":1029,"description":1279},"beautiful-libraries-japan","articles\u002Fbeautiful-libraries-japan",[466,467,741,742,474,1308,1309],"全国","写真","eHCtik7DUUYouK0GfPLttMxv1NLI2sQyrmG-sLgngx0",1780571854898]