[{"data":1,"prerenderedAt":1337},["ShallowReactive",2],{"article-feature-light-libraries":3,"article-related-feature-light-libraries":536},{"id":4,"title":5,"author":6,"body":7,"category":494,"cover_image":495,"created_at":496,"description":497,"extension":498,"faq":499,"featured":512,"meta":520,"navigation":521,"path":522,"published":521,"related_lp":523,"seo":524,"slug":525,"stem":526,"tags":527,"updated_at":496,"__hash__":535},"articles\u002Farticles\u002Ffeature-light-libraries.md","光を編む図書館｜建築家たちが光と影でつくった、日本の8館","自習室比較ナビ編集部",{"type":8,"value":9,"toc":442},"minimark",[10,14,17,22,25,28,31,35,43,50,53,58,61,64,68,71,75,82,88,91,95,98,102,105,109,115,118,122,125,129,132,136,142,147,150,154,157,160,164,167,171,177,183,186,190,193,197,200,204,210,216,219,223,226,230,233,237,242,245,249,252,256,259,263,269,272,276,279,283,286,290,296,299,303,306,310,313,317,320,324,327,331,334,338,341,345,361,364,367,370,373,376,380,385,388,392,395,398,436],[11,12,13],"p",{},"本にとって最良の友は、たぶん光だ。蛍光灯の白ではない。窓越しに差し込み、天井で拡散し、壁の小さな穴を抜けて落ちてくる、移ろう自然の光。建築家は、本のためのその光を、どうやってデザインしてきたのか。",[11,15,16],{},"この特集では、日本の図書館建築を「光と影の編み方」という、たった一つの軸で読み解く。木格子の天井に光を編み込んだ伊東豊雄、6,000個の円窓を散らしたシーラカンスK&H、円形劇場の中心に天窓を吊した仙田満、岩の隙間から光を漏らした隈研吾——同じ「光」というテーマを与えられても、答えはこんなにも違う。8つの図書館を、光の編み方ごとに巡っていこう。",[18,19,21],"h2",{"id":20},"序章-図書館が光を欲しがる理由","序章 — 図書館が光を欲しがる理由",[11,23,24],{},"歴史的に、図書館は紙を守るために光と戦ってきた建築でもある。直射日光の紫外線は本を劣化させる。だから古い図書館は閉じた箱で、書庫は暗かった。",[11,26,27],{},"しかし20世紀末以降、図書館に求められる役割が「保管」から「滞在」へとシフトすると、光の意味も変わった。「居たくなる場所」を作るために、自然光は欠かせない。直射を避けつつ、柔らかい光をどう取り入れるか——建築家たちはここに知恵を絞ってきた。",[11,29,30],{},"光のデザインには大きく3つの戦略がある。①壁に穴を開けて散らす（パンチング、楕円窓）、②天井から落とす（グローブ、トップライト、吹き抜け）、③素材で操作する（ガラス、ルーバー、薄い石）。本記事に登場する8館は、それぞれこの戦略をユニークに使い分けている。",[18,32,34],{"id":33},"_6000個の円窓で光を一枚の絹布にする-金沢海みらい図書館","6,000個の円窓で、光を一枚の絹布にする — 金沢海みらい図書館",[36,37],"library-feature",{"architect":38,"location":39,"name":40,"slug":41,"year":42},"シーラカンスK&H","石川県金沢市","金沢海みらい図書館","library-unknown-298","2011年",[44,45],"photo",{"caption":46,"credit":47,"href":48,"src":49},"1Fホール。壁面の円窓と、外光を反射する床。光が「気積」そのものになっている。","Asturio Cantabrio \u002F CC BY-SA 4.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Kanazawa_Umimirai_Library_1F_hall_ac.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Flight\u002Fumimirai-interior.jpg",[11,51,52],{},"真っ白な箱に、大中小3種類の円い穴が約6,000個——シーラカンスK&H（工藤和美＋堀場弘）が2011年に完成させた金沢海みらい図書館は、「光を編む」という比喩がこれ以上ぴったり来る建築はない、というほど見事にそれをやってのけた。",[54,55,57],"h3",{"id":56},"光の戦略壁そのものをフィルターにする","［光の戦略］壁そのものを「フィルター」にする",[11,59,60],{},"外壁は「パンチングウォール」と呼ばれる。約6,000の円窓は、大きさを変えながらランダムに配置され、それぞれ拡散ガラスがはめ込まれている。直射日光は通さず、しかし柔らかな白い光が一日中館内に降り注ぐ——壁が、建物を支える構造体であると同時に、光のフィルターでもある。",[11,62,63],{},"約45m四方・高さ約12mのワンルーム空間が、25本の細い柱と、この穴だらけの壁だけで支えられている。外から見ると工業的な四角い箱だが、中に一歩入ると、印象は一変する。森に分け入ったような、しんと静かで、しかしどこまでも明るい空気が広がる。世界的な建築賞も多数受賞し、米国 Flavorwire の「世界で最も美しい公共図書館25選」（2012年）にも選出されるなど、海外メディアからの評価も高い。",[54,65,67],{"id":66},"意味気積と質感を主役にする","［意味］「気積と質感」を主役にする",[11,69,70],{},"設計者の堀場弘は、設計にあたって「空気のボリュームと質感」を重視したと語っている。本を並べる棚や机ではなく、本と人を包む大きな空気のかたまりこそが図書館の本質——という設計思想だ。光は、その「気積」の質感そのものになっている。",[18,72,74],{"id":73},"グローブと木格子の天井から光を降らせる-ぎふメディアコスモス","グローブと木格子の天井から、光を降らせる — ぎふメディアコスモス",[36,76],{"architect":77,"location":78,"name":79,"slug":80,"year":81},"伊東豊雄","岐阜県岐阜市","みんなの森 ぎふメディアコスモス（岐阜市立中央図書館）","coworking-gifu-medeiakosumosu","2015年",[44,83],{"caption":84,"credit":85,"href":86,"src":87},"波打つ木格子の天井から吊られた「グローブ」が、各テーマの読書スペースを柔らかく包む。","Kanesue \u002F CC BY 2.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AE%E6%A3%AE_%E3%81%8E%E3%81%B5%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%B9_%2852196675502%29.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Ftoyo-ito\u002Fgifu-2.jpg",[11,89,90],{},"岐阜市立中央図書館が入る伊東豊雄の「みんなの森 ぎふメディアコスモス」（2015年）の光は、二段階で降ってくる。",[54,92,94],{"id":93},"光の戦略屋根で受け傘で散らす","［光の戦略］屋根で受け、傘で散らす",[11,96,97],{},"まず、波打つように湾曲した木格子の大屋根。地元・東濃ひのきを編んだその天井から、自然光が漉されるように室内へ落ちる。次に、天井から吊り下げられたポリエステル製の傘「グローブ」。屋根を抜けてきた光は、グローブの内側で反射し、その下の閲覧スペースをやわらかく包み込む。",[54,99,101],{"id":100},"意味空調と照明を自然に任せる","［意味］空調と照明を、自然に任せる",[11,103,104],{},"この館は自然光と自然換気を生かす設計で、晴れた日には人工照明をかなり抑えても十分明るい。「森の中で本を読む」ような感覚は、グローブと木格子と、その間を抜けてくる光が共同で作り出している。「光のデザインは省エネのデザインでもある」——伊東豊雄が示したこの考えは、これ以後の公共図書館に大きな影響を与えた。",[18,106,108],{"id":107},"_4層吹き抜けの劇場で光を中心に集める-石川県立図書館","4層吹き抜けの「劇場」で、光を中心に集める — 石川県立図書館",[36,110],{"architect":111,"location":39,"name":112,"slug":113,"year":114},"仙田満","石川県立図書館（百万石ビブリオバウム）","library-unknown-296","2022年",[11,116,117],{},"円形劇場（コロシアム）のように、本棚が段々と重なって観客席を描く——2022年に金沢に移転新築した石川県立図書館、愛称「百万石ビブリオバウム」。設計は仙田満（環境デザイン研究所）。",[54,119,121],{"id":120},"光の戦略中心に天窓を吊って四方に届ける","［光の戦略］中心に天窓を吊って、四方に届ける",[11,123,124],{},"中央の大空間「ブックコロシアム」は4層吹き抜け。天井のトップライトから降りてくる光が、円形に並ぶ本棚と各階のフロアを照らす。同じ光源を、4つの階が同時に共有する構成だ。開架の蔵書は約30万冊・座席は約500席へと一気に拡大したが、館全体に均質な明るさを届ける装置として、この中央吹き抜けが効いている。",[54,126,128],{"id":127},"意味どこにいても全体が見える明るさ","［意味］「どこにいても全体が見える」明るさ",[11,130,131],{},"訪れた誰もが感嘆するのは、この建物が「どこに立っても360度を本に囲まれている」感覚を与えてくれることだ。光が中心から放射状に届くため、館内に「奥の暗がり」がない。仙田満は環境デザイン研究所として子どもの遊び場を多く手がけてきた建築家で、「明るく、見通しのよい場所が、人を集める」という確信を、この館で公共図書館に翻訳した。2022年度グッドデザイン賞受賞。",[18,133,135],{"id":134},"都市の只中に木の渓谷の光を立ち上げる-toyamaキラリ","都市の只中に、木の渓谷の光を立ち上げる — TOYAMAキラリ",[36,137],{"architect":138,"location":139,"name":140,"slug":141,"year":81},"隈研吾","富山県富山市","TOYAMAキラリ 富山市立図書館本館","library-unknown-291",[44,143],{"caption":144,"credit":47,"href":145,"src":146},"アルミ・ガラス・白御影石の約1,000枚のパネルが、立山連峰の岩肌のような外観をつくる。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:TOYAMA_KIRARI_exterior_in_the_morning_ac_(3).jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fkengo-kuma\u002Ftoyama-exterior.jpg",[11,148,149],{},"隈研吾が手がけた複合施設「TOYAMAキラリ」（2015年）は、外から見ると都市のビルだが、内に入ると別世界が広がる。",[54,151,153],{"id":152},"光の戦略斜めの吹き抜けに木を貼る","［光の戦略］斜めの吹き抜けに、木を貼る",[11,155,156],{},"建物の中心には、2階から6階までを貫く斜めの大吹き抜けがある。壁面には富山県産の杉ルーバーがびっしりと張られ、天井のトップライトから差し込む光が、木の縦縞を通して落ちてくる。都市のビルのただ中に、木でできた渓谷のような縦の空間が出現する。",[11,158,159],{},"外観の御影石・ガラス・アルミの約1,000枚のパネルは、立山連峰の岩肌や雪のようにも見え、時間や天候で表情を変える。冷たくなりがちな複合施設に、地域の杉と山の光景を持ち込んだ——そんな建築だ。",[54,161,163],{"id":162},"意味地域の素材が都市の光になる","［意味］「地域の素材」が「都市の光」になる",[11,165,166],{},"隈研吾の真骨頂は、地域の素材（ここでは杉）を都市建築のスケールに翻訳することにある。光は、その素材の質感を見せるための装置でもある。吹き抜けを見上げながらの読書は、ここでしか味わえない高揚感がある。",[18,168,170],{"id":169},"すべての始まり-13本のチューブが導く光せんだいメディアテーク","すべての始まり — 13本のチューブが導く光、せんだいメディアテーク",[36,172],{"architect":77,"location":173,"name":174,"slug":175,"year":176},"宮城県仙台市","せんだいメディアテーク","coworking-unknown-medeiate-ku","2001年",[44,178],{"caption":179,"credit":180,"href":181,"src":182},"館内を貫く海藻のようなチューブ。柱・階段・設備に加え、光の通り道も兼ねる。","掬茶 \u002F CC BY-SA 4.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Interior_of_Sendai_Mediatheque_202512.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Ftoyo-ito\u002Fsendai-interior.jpg",[11,184,185],{},"光をめぐる現代日本の図書館建築の起点は、おそらくここにある。2001年、伊東豊雄が完成させたせんだいメディアテーク。",[54,187,189],{"id":188},"光の戦略構造そのものを光のパイプにする","［光の戦略］構造そのものを光のパイプにする",[11,191,192],{},"13本の鉄骨の網目状チューブが、ガラスの箱を貫いて立ち上がる。チューブは建物を支え、エレベーターを通し、設備を収め——そして光を導く。外壁のガラスから入る光に加え、チューブの内側からも光が差し込む、まったく新しい採光の発想だった。",[54,194,196],{"id":195},"意味20年後の光の図書館を準備した","［意味］20年後の「光の図書館」を準備した",[11,198,199],{},"「構造も設備も隠さず、デザインの中心に置く」というメディアテークの逆転の発想は、その後の公共建築のあり方を一変させた。本記事に並ぶ他の館の多くは、直接的に、あるいは間接的に、このメディアテークの問いに答える形で設計されている。光を主役に据えるという現代日本の図書館建築の系譜は、定禅寺通りのこの建物から始まった。",[18,201,203],{"id":202},"杉の枝の隙間から木漏れ日を落とす-雲の上の図書館","杉の枝の隙間から木漏れ日を落とす — 雲の上の図書館",[36,205],{"architect":138,"location":206,"name":207,"slug":208,"year":209},"高知県梼原町","雲の上の図書館（梼原町立図書館）","library-unknown-461","2018年",[44,211],{"caption":212,"credit":213,"href":214,"src":215},"中央の柱から放射状に広がる杉の梁。森の樹冠の下にいるような館内。","Asset utilitist \u002F CC0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:%E3%82%86%E3%81%99%E3%81%AF%E3%82%89%E9%9B%B2%E3%81%AE%E4%B8%8A%E3%81%AE%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%EF%BC%88%E6%A2%BC%E5%8E%9F%E7%94%BA%E7%AB%8B%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%EF%BC%89_02.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fkengo-kuma\u002Fyusuhara-02.jpg",[11,217,218],{},"高知県梼原町の山間に立つ、隈研吾の雲の上の図書館（2018年）。中央の柱から枝のように四方へ伸びる無数の杉の梁が、まさに森の樹冠のように覆いかぶさる。",[54,220,222],{"id":221},"光の戦略構造材そのものを葉に見立てる","［光の戦略］構造材そのものを、葉に見立てる",[11,224,225],{},"光は、複雑に組まれた登り梁の隙間から漏れてくる。それは天井から落ちる光ではなく、樹の枝の間から落ちてくる「木漏れ日」。鉄と杉を組み合わせた混構造が、まさに森の機能を再現している。",[54,227,229],{"id":228},"意味森の中の町にもう一つの森を立てる","［意味］森の中の町に、もう一つの森を立てる",[11,231,232],{},"梼原は森の中の町だ。建築家がその町に図書館を建てるなら、もう一つの森として建てる——というのが隈研吾の答えだった。靴を脱いで上がるくつろいだ造りで、町の人々が日常的に集う場所として育っている。光は、ここでは「内と外を一続きにする装置」になっている。",[18,234,236],{"id":235},"楕円の窓は街と部屋をつなぐ-武蔵野プレイス","楕円の窓は、街と部屋をつなぐ — 武蔵野プレイス",[44,238],{"caption":239,"credit":47,"href":240,"src":241},"白い箱に楕円の窓が並ぶ、武蔵野プレイスの外観。武蔵境の公園に面して立つ。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Musashino_Place_exterior_ac_(1).jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Flight\u002Fmusashino-place.jpg",[11,243,244],{},"東京・武蔵境駅前に2011年に開館した「ひと・まち・情報創造館 武蔵野プレイス」。設計はkw+hgアーキテクツ（川原田康子＋比嘉武彦）。図書館・市民活動支援・青少年活動支援・生涯学習という4つの機能が同居する複合施設で、2016年に日本建築学会賞を受賞している。",[54,246,248],{"id":247},"光の戦略楕円窓で街の景色を切り取る","［光の戦略］楕円窓で「街の景色」を切り取る",[11,250,251],{},"外観のいちばんの特徴は、白い壁に整然と並ぶ楕円の窓。この穴は、館内に光を取り入れる装置であると同時に、内側からは「街の景色」を切り取る額縁としても機能する。武蔵境の駅前広場や公園の緑が、楕円の中にトリミングされて見える。光と景色が、ひと続きにデザインされている。",[54,253,255],{"id":254},"意味公共性を居場所の連なりとして作る","［意味］公共性を「居場所の連なり」として作る",[11,257,258],{},"設計者の川原田・比嘉は、図書館を「他人同士が無理なく共存できる空間」として構想した。地下から地上4階まで、フロアごとに性格の異なる「居場所」が連なり、訪れた人は自分の気分に合った場所を選べる。窓と光は、その「居場所感」を作る基本要素になっている。建築単体の美しさよりも、公共空間としての設計が評価されている点が、この館の特徴だ。",[18,260,262],{"id":261},"帝国図書館にガラスのトンネルを貫く-国際子ども図書館","帝国図書館に、ガラスのトンネルを貫く — 国際子ども図書館",[44,264],{"caption":265,"credit":266,"href":267,"src":268},"明治期の旧帝国図書館（1906年）。安藤忠雄が現代のガラスを15度傾けて貫いた。","Kakidai \u002F CC BY-SA 4.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:2019_International_Library_of_Children%27s_Literature.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Flight\u002Fkokuritsu-kodomo.jpg",[11,270,271],{},"上野公園の一角に立つ「国際子ども図書館」（国立国会図書館の支部）。レンガ棟は1906年（明治39年）に旧帝国図書館として久留正道らが設計した、東洋一の図書館を目指して建てられた歴史建築だ。",[54,273,275],{"id":274},"光の戦略古い建物に現代の光を足す","［光の戦略］古い建物に、現代の光を「足す」",[11,277,278],{},"この館の見どころは、2002年に安藤忠雄が改修した部分にある。明治の威厳ある石とレンガの建物を残しながら、エントランス側に15度傾けたガラスのトンネルを貫いた。ガラスの面が古い壁を切り裂くように立ち上がり、その隙間から現代の光が建物に注ぎ込む。歴史と現代が、光を媒介に対話する空間だ。",[54,280,282],{"id":281},"意味過去と未来を光がつなぐ","［意味］過去と未来を、光がつなぐ",[11,284,285],{},"安藤忠雄は、この改修について「過去から現在、現在から未来へと開かれた通路」と語っている。2015年には日建設計と共同で新館（アーチ棟）も完成。1906年と2002年と2015年の建築が、同じ敷地で光を共有する——日本の図書館建築史を、ひとつの場所で立体的に体感できる希有な施設だ。",[18,287,289],{"id":288},"岩の隙間から光と本が漏れ出す-角川武蔵野ミュージアム","岩の隙間から、光と本が漏れ出す — 角川武蔵野ミュージアム",[44,291],{"caption":292,"credit":293,"href":294,"src":295},"花崗岩2万枚を66面の三角形に組んだ、隈研吾の「岩」のような建築。","Kaijooo \u002F CC BY-SA 4.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Kadokawa_Culture_Museum.2020-03-03.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Flight\u002Fkadokawa.jpg",[11,297,298],{},"埼玉県所沢市「ところざわサクラタウン」内に2020年11月に開館した「角川武蔵野ミュージアム」。図書館・美術館・博物館を融合した複合文化施設で、設計は隈研吾。",[54,300,302],{"id":301},"光の戦略石の岩に光の裂け目を刻む","［光の戦略］石の岩に、光の裂け目を刻む",[11,304,305],{},"外観は高さ約30mの巨大な岩そのもの。約2万枚の花崗岩（1枚50〜70kg）を66面の三角形に組み合わせ、複雑な形のオブジェのような建築をつくり出した。木造で知られる隈研吾が、別の地域素材＝石でその思想を実証した一作だ。",[54,307,309],{"id":308},"光のクライマックス本棚劇場","［光のクライマックス］本棚劇場",[11,311,312],{},"館の核は、4〜5階を貫く「本棚劇場」。高さ約8mの本棚に四方を囲まれ、約3万冊の蔵書が壁を埋め尽くす。プロジェクションマッピングで天井に光が走り、本棚が劇場になる。雲の上の図書館やキラリと比べても、ここまで「本＝光のスペクタクル」として演出した館はない。木造建築家としての隈研吾しか知らない人にとって、最新作のこの「岩」と「劇場」は、彼の振れ幅の広さに驚かされる体験になる。",[18,314,316],{"id":315},"補論-図書館建築の光を考える3つの視点","補論 — 図書館建築の「光」を考える3つの視点",[11,318,319],{},"8館を歩いてきた最後に、光のデザインを読み解く3つの視点をまとめておきたい。",[54,321,323],{"id":322},"視点1光をどこから取るか-壁天井吹き抜け","視点1：光をどこから取るか — 壁・天井・吹き抜け",[11,325,326],{},"海みらい・武蔵野プレイスは壁から（円窓・楕円窓）。メディアコスモス・石川県立は天井から（グローブ・トップライト）。キラリ・国際子ども図書館は吹き抜け・トンネルから。「どこから光を取るか」だけで、内部空間の性格はまったく違うものになる。",[54,328,330],{"id":329},"視点2光を散らすか集めるか","視点2：光を「散らす」か、「集める」か",[11,332,333],{},"海みらいは6,000個の穴で光を散らす。石川県立は中央のトップライトで光を集める。前者は均質な明るさを作り、後者はドラマを生む。設計者の図書館観——「均しく拡がる場所」か「中心のある場所」か——が、ここに表れる。",[54,335,337],{"id":336},"視点3光と素材の関係","視点3：光と素材の関係",[11,339,340],{},"光は、ぶつかる素材で表情を変える。海みらいの拡散ガラス、メディアコスモスの白いポリエステル、キラリの杉ルーバー、雲の上の杉梁、角川の花崗岩——同じ「光」でも、当たる素材で印象がまるで違う。建築家たちは、光そのものよりも「光と素材の組み合わせ」をデザインしている、と言い換えてもいい。",[18,342,344],{"id":343},"_8館をめぐる訪れ方のヒント","8館をめぐる、訪れ方のヒント",[346,347,348,352,355,358],"ul",{},[349,350,351],"li",{},"いずれも入館・閲覧は無料。建築見学だけの来館も歓迎されています。",[349,353,354],{},"自然光が美しい館は、晴れた日の午前〜午後早めが見頃。直射が強い時間帯はやや反射が出るので、早朝や夕方も狙い目です。",[349,356,357],{},"撮影は他の利用者を写さない、フラッシュを使わない、申請が必要——など館ごとに条件があるので、事前に各館の公式サイトで確認を。",[349,359,360],{},"都市部の館（武蔵野プレイス・国際子ども図書館・角川武蔵野）は駅から徒歩圏で訪れやすく、地方の館（雲の上・石川県立・海みらい）は建築観光として小旅行の目的地になります。",[18,362,363],{"id":363},"よくある質問",[11,365,366],{},"Q. 「光が美しい」と言われる図書館はどこですか？\nA. 金沢海みらい図書館（パンチングウォール）、みんなの森 ぎふメディアコスモス（グローブと天井採光）、石川県立図書館（ブックコロシアムのトップライト）、TOYAMAキラリ（斜めの大吹き抜け）、武蔵野プレイス（楕円の窓）などが代表例です。それぞれ「光をどう取り入れるか」のアプローチが異なります。",[11,368,369],{},"Q. 図書館に大きな窓やトップライトが多いのはなぜですか？\nA. 本の閲覧には均質で柔らかな自然光が向いているためです。直射日光は紙や眼に厳しい一方、拡散された自然光は照明だけに頼らない開放感と省エネを両立できます。現代の図書館建築は、ガラス・木格子・パネル・吹き抜けなどで「直射を避けつつ自然光を導く」工夫を競い合っています。",[11,371,372],{},"Q. 本の保護と自然光は両立できますか？\nA. 工夫次第で両立できます。直射日光は紫外線で本を劣化させるため、各館は拡散光・庇・小開口・遮光フィルムなどで対策しています。書庫（保管庫）は人工光が基本ですが、閲覧スペースは自然光を活用する設計が主流です。",[11,374,375],{},"Q. 紹介された図書館はすべて見学・撮影できますか？\nA. 入館・閲覧はいずれも無料で、誰でも訪問できます。撮影のルールや申請の要否、開館時間・休館日は館ごとに異なるため、来館前に各館の公式サイトで最新情報をご確認ください。",[18,377,379],{"id":378},"山口県立図書館-もう一つの光","山口県立図書館 — もう一つの「光」",[44,381],{"caption":382,"credit":47,"href":383,"src":384},"ガラスのフロート部分に光がため込まれる、山口県立図書館の外観。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Yamaguchi_Library_2021-08_ac_(1).jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Flight\u002Fyamaguchi.jpg",[11,386,387],{},"参考として、もう一館。山口県立図書館は、レンガの量塊にガラスのファサードが差し込まれた構成で、ガラス部分に光をため込む設計が特徴的。本特集の8館とはまた違う、地方県立図書館の「光」の例として記しておきたい。",[18,389,391],{"id":390},"調査方法写真について","調査方法・写真について",[11,393,394],{},"本記事は、各館の公開情報、建築・受賞・改修に関する公表資料（建築学会賞・グッドデザイン賞・建築雑誌等）をもとに、編集部が2026年6月時点で確認して構成しています。設計者・竣工年・改修の経緯などの事実は公的資料で確認しました。掲載写真は Wikimedia Commons で公開されている画像（各写真にクレジットを明記）を利用しています。最新の開館状況・撮影可否は各館の公式サイトでご確認ください。",[18,396,397],{"id":397},"もっと探す",[346,399,400,409,422,430],{},[349,401,402,403,408],{},"建築別の総まとめは ",[404,405,407],"a",{"href":406},"\u002Farticles\u002Fbeautiful-libraries-japan","建築が美しい・おしゃれな図書館8選"," へ。",[349,410,411,412,416,417,421],{},"建築家別では ",[404,413,415],{"href":414},"\u002Farticles\u002Farchitect-toyo-ito-libraries","伊東豊雄の図書館","・",[404,418,420],{"href":419},"\u002Farticles\u002Farchitect-kengo-kuma-libraries","隈研吾の図書館"," もどうぞ。",[349,423,424,425,429],{},"運営の視点からは ",[404,426,428],{"href":427},"\u002Farticles\u002Ffeature-ccc-tsutaya-libraries","蔦屋書店が公共図書館を変えた"," もご覧ください。",[349,431,432],{},[404,433,435],{"href":434},"\u002Fspaces?category=library","全国の図書館を探す",[11,437,438],{},[439,440,441],"em",{},"建物の用途・開館状況は変更される場合があります。来館前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。",{"title":443,"searchDepth":444,"depth":444,"links":445},"",2,[446,447,452,456,460,464,468,472,476,480,484,489,490,491,492,493],{"id":20,"depth":444,"text":21},{"id":33,"depth":444,"text":34,"children":448},[449,451],{"id":56,"depth":450,"text":57},3,{"id":66,"depth":450,"text":67},{"id":73,"depth":444,"text":74,"children":453},[454,455],{"id":93,"depth":450,"text":94},{"id":100,"depth":450,"text":101},{"id":107,"depth":444,"text":108,"children":457},[458,459],{"id":120,"depth":450,"text":121},{"id":127,"depth":450,"text":128},{"id":134,"depth":444,"text":135,"children":461},[462,463],{"id":152,"depth":450,"text":153},{"id":162,"depth":450,"text":163},{"id":169,"depth":444,"text":170,"children":465},[466,467],{"id":188,"depth":450,"text":189},{"id":195,"depth":450,"text":196},{"id":202,"depth":444,"text":203,"children":469},[470,471],{"id":221,"depth":450,"text":222},{"id":228,"depth":450,"text":229},{"id":235,"depth":444,"text":236,"children":473},[474,475],{"id":247,"depth":450,"text":248},{"id":254,"depth":450,"text":255},{"id":261,"depth":444,"text":262,"children":477},[478,479],{"id":274,"depth":450,"text":275},{"id":281,"depth":450,"text":282},{"id":288,"depth":444,"text":289,"children":481},[482,483],{"id":301,"depth":450,"text":302},{"id":308,"depth":450,"text":309},{"id":315,"depth":444,"text":316,"children":485},[486,487,488],{"id":322,"depth":450,"text":323},{"id":329,"depth":450,"text":330},{"id":336,"depth":450,"text":337},{"id":343,"depth":444,"text":344},{"id":363,"depth":444,"text":363},{"id":378,"depth":444,"text":379},{"id":390,"depth":444,"text":391},{"id":397,"depth":444,"text":397},"feature",null,"2026-06-04","建築家は、本のために光をどうデザインするのか。6,000個の円窓、グローブの傘、4層吹き抜けの塔、岩の隙間——金沢海みらいから角川武蔵野ミュージアムまで、日本の図書館建築を「光と影の編み方」という一本の軸で読み解く。写真とともに巡る、光の建築特集。","md",[500,503,506,509],{"q":501,"a":502},"「光が美しい」と言われる図書館はどこですか？","金沢海みらい図書館（パンチングウォール）、みんなの森 ぎふメディアコスモス（グローブと天井採光）、石川県立図書館（ブックコロシアムのトップライト）、TOYAMAキラリ（斜めの大吹き抜け）、武蔵野プレイス（楕円の窓）などが代表例です。それぞれ「光をどう取り入れるか」のアプローチが異なります。",{"q":504,"a":505},"図書館に大きな窓やトップライトが多いのはなぜですか？","本の閲覧には均質で柔らかな自然光が向いているためです。直射日光は紙や眼に厳しい一方、拡散された自然光は照明だけに頼らない開放感と省エネを両立できます。現代の図書館建築は、ガラス・木格子・パネル・吹き抜けなどで「直射を避けつつ自然光を導く」工夫を競い合っています。",{"q":507,"a":508},"本の保護と自然光は両立できますか？","工夫次第で両立できます。直射日光は紫外線で本を劣化させるため、各館は拡散光・庇・小開口・遮光フィルムなどで対策しています。書庫（保管庫）は人工光が基本ですが、閲覧スペースは自然光を活用する設計が主流です。",{"q":510,"a":511},"紹介された図書館はすべて見学・撮影できますか？","入館・閲覧はいずれも無料で、誰でも訪問できます。撮影のルールや申請の要否、開館時間・休館日は館ごとに異なるため、来館前に各館の公式サイトで最新情報をご確認ください。",[513,514,515,516,518,519],{"name":40,"slug":41},{"name":112,"slug":113},{"name":140,"slug":141},{"name":517,"slug":80},"みんなの森 ぎふメディアコスモス",{"name":174,"slug":175},{"name":207,"slug":208},{},true,"\u002Farticles\u002Ffeature-light-libraries",[434],{"title":5,"description":497},"feature-light-libraries","articles\u002Ffeature-light-libraries",[528,529,530,531,532,533,534],"図書館","建築","光","特集","おしゃれ","デザイン","雑誌","6ttJQrOckCfyOtnyLfQ_0WhW83zNslW1H9cyoemUvlY",[537,788,1058],{"id":538,"title":539,"author":6,"body":540,"category":494,"cover_image":495,"created_at":496,"description":763,"extension":498,"faq":764,"featured":777,"meta":780,"navigation":521,"path":419,"published":521,"related_lp":781,"seo":782,"slug":783,"stem":784,"tags":785,"updated_at":496,"__hash__":787},"articles\u002Farticles\u002Farchitect-kengo-kuma-libraries.md","建築家・隈研吾の図書館｜梼原「雲の上の図書館」からTOYAMAキラリへ",{"type":8,"value":541,"toc":741},[542,545,548,551,554,558,561,565,568,572,575,579,581,584,588,591,596,600,603,605,609,612,616,618,621,625,628,632,636,639,643,646,650,653,667,670,674,688,690,693,696,699,702,704,707,709,737],[11,543,544],{},"コンクリートで街を覆い尽くした20世紀への、静かな反論。それが、建築家・隈研吾が掲げた「負ける建築」でした。素材は、木。手本は、その土地の森と職人。彼の図書館に足を踏み入れると、本よりも先に、まず木の匂いが出迎えてくれます。",[11,546,547],{},"この特集では、隈という建築家の歩みから、2つの図書館が生まれた経緯、そして建物がどのように街へ溶け込んでいるかまでを、写真とともにじっくり読み解きます。ひとつは四国山間の小さな町に、もうひとつは富山の街なかに。場所はまるで違うのに、どちらも「木の力」に満ちています。",[18,549,550],{"id":550},"隈研吾という建築家",[11,552,553],{},"隈研吾は1954年、神奈川県横浜市の生まれ。1979年に東京大学大学院を修了し、1990年に自身の事務所を構えました。国立競技場（2019年完成）の設計者として、その名は一般にも広く知られています。",[54,555,557],{"id":556},"勝つ建築から負ける建築へ","「勝つ建築」から「負ける建築」へ",[11,559,560],{},"隈の建築思想を一言で表すのが、著書のタイトルにもなった「負ける建築」です。周囲の環境を圧倒してそびえ立つ超高層ビルのような、20世紀型の「勝つ建築」。それに対し、これからの建築は風土や自然、人の営みといったさまざまな外力を受け入れ、環境に溶け込む「負ける」道をめざすべきだ——。コンクリートやガラスで自己主張するのではなく、木や石、土といった地域の自然素材を主役に据える姿勢が、ここから生まれます。",[54,562,564],{"id":563},"木で世界を編む-代表作","木で世界を編む — 代表作",[11,566,567],{},"「負ける建築」の手法は、国内外の名建築として結実しています。日本庭園に向かってガラスで大きく開き、切妻屋根の量塊が環境と調和する根津美術館（2009年・毎日芸術賞）。建物の一部を川にせり出させ、水と一体になったスコットランド初のデザイン美術館V&Aダンディー（2018年）。そして、全国から集めた木を軒庇に編み込んだ国立競技場（2019年）。ほかにも森舞台\u002F登米町伝統芸能伝承館（日本建築学会賞）、高輪ゲートウェイ駅、太宰府天満宮表参道のスターバックスなど、木と自然素材を生かした作品は枚挙にいとまがありません。",[54,569,571],{"id":570},"すべてはひとつの小さな町から始まった","すべては、ひとつの小さな町から始まった",[11,573,574],{},"その隈研吾の木造建築の原点は、高知県の山あいにある梼原町（ゆすはらちょう）にあります。1987年、彼はこの町で木造の芝居小屋「梼原座」に出会い、その保存に関わったことをきっかけに、町と長い付き合いを始めました。雲の上のホテル、総合庁舎、ギャラリー、まちの駅——梼原には、隈の木造建築が点々と建ち、いつしか「隈研吾建築のミュージアム」とも呼ばれる町になりました。その集大成のひとつが、次に紹介する図書館です。",[18,576,578],{"id":577},"雲の上の図書館-杉の森に分け入る","雲の上の図書館 — 杉の森に、分け入る",[36,580],{"architect":138,"location":206,"name":207,"slug":208,"year":209},[11,582,583],{},"2018年に開館した雲の上の図書館（梼原町立図書館）。扉を開けた瞬間、息をのみます。天井からは、無数の杉の梁が枝のように四方へ伸び、頭上に木の森が広がっているのです。",[54,585,587],{"id":586},"この図書館ができるまで梼原と隈研吾30年の物語","［この図書館ができるまで］梼原と隈研吾、30年の物語",[11,589,590],{},"この図書館は、ある日突然あらわれたわけではありません。1987年の梼原座との出会いから始まった、隈と梼原町の約30年にわたる関係の延長線上に建っています。ホテル、庁舎、ギャラリーと、町に木造建築を積み重ねてきた末に、町の人々が日常的に集える「図書館」というかたちにたどり着いた——いわば、長い物語の最終章のひとつです。梼原産のスギ材をふんだんに使い、鉄と杉を組み合わせた混構造で、「森のなかの町」にふさわしい森のような空間を実現しました。",[44,592],{"caption":593,"credit":213,"href":594,"src":595},"外壁には杉の板がランダムに掛けられ、本が並ぶ書架のように見える。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:%E3%82%86%E3%81%99%E3%81%AF%E3%82%89%E9%9B%B2%E3%81%AE%E4%B8%8A%E3%81%AE%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%EF%BC%88%E6%A2%BC%E5%8E%9F%E7%94%BA%E7%AB%8B%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%EF%BC%89_01.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Fkengo-kuma\u002Fyusuhara-01.jpg",[54,597,599],{"id":598},"木漏れ日が降る混構造の森","木漏れ日が降る、混構造の森",[11,601,602],{},"複雑に組み上げられた杉の梁が、まさに森の樹冠のように覆いかぶさり、その隙間からやわらかな光が落ちてきます。中央の柱から枝のように梁が広がるさまは、一本の大樹の下に立っているかのよう。階段状になった床に腰を下ろせば、木に抱かれて本を開く、ほかにない読書体験が待っています。",[44,604],{"caption":212,"credit":213,"href":214,"src":215},[54,606,608],{"id":607},"街への溶け込み靴を脱いで過ごす町のリビング","［街への溶け込み］靴を脱いで過ごす、町のリビング",[11,610,611],{},"館内は靴を脱いで上がるくつろいだ造りで、子どもから大人まで一日を過ごせる場所として親しまれています。福祉施設「YURURIゆすはら」と一体となった複合建築でもあり、図書館が町の暮らしにそっと溶け込んでいるのも梼原らしさ。標高の高い山間の町でありながら、この建築だけを目当てに県外からも人が訪れ、いまや梼原を象徴する建築観光の拠点になっています。小さな町に、外から人と関心を呼び込む——建築が地域の活力そのものになっている好例です。",[18,613,615],{"id":614},"toyamaキラリ-都市に立つ木の渓谷","TOYAMAキラリ — 都市に立つ、木の渓谷",[36,617],{"architect":138,"location":139,"name":140,"slug":141,"year":81},[11,619,620],{},"山あいの梼原とは対照的に、こちらは富山の街なかに立つ複合施設「TOYAMAキラリ」（2015年）。富山市立図書館本館、富山市ガラス美術館、銀行が同居する、街のランドマークです。",[54,622,624],{"id":623},"この施設ができるまでガラスの街の再開発","［この施設ができるまで］「ガラスの街」の再開発",[11,626,627],{},"TOYAMAキラリは、富山市中心部の「西町南地区」の市街地再開発事業として生まれました。図書館・美術館・銀行という性格の異なる機能を一つの建物に束ねたのは、限られた都心の土地を有効に使い、人の集まる核をつくるためです。富山はかつて薬びんづくりで栄えた歴史から「ガラスの街とやま」を掲げており、館内の富山市ガラス美術館はその文化的シンボル。図書館は、その美術館と同じ建物で時間を過ごせる、ぜいたくな環境に置かれています。",[44,629],{"caption":630,"credit":47,"href":631,"src":146},"アルミ・ガラス・白御影石の約1,000枚のパネルが包む外観。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:TOYAMA_KIRARI_exterior_in_the_morning_ac_%283%29.jpg",[54,633,635],{"id":634},"立山連峰を映す外観内に抱く吹き抜け","立山連峰を映す外観、内に抱く吹き抜け",[11,637,638],{},"外観は、御影石・ガラス・アルミの約1,000枚のパネルが、立山連峰の岩肌や雪のように複雑な表情をつくります。時間や天候で光の反射が刻々と変わるのも見どころ。そして一歩なかに入ると、2階から6階までを貫く斜めの大吹き抜けが来館者を見上げさせます。壁面には富山県産の杉ルーバーがびっしりと張られ、都市のビルのただ中に、木でできた渓谷のような縦の空間が出現します。冷たくなりがちな複合ビルに、地域の杉で体温を与える——梼原で確立した手法を、都市建築のスケールに翻訳してみせた一作です。",[54,640,642],{"id":641},"街への溶け込みコンパクトシティの核として","［街への溶け込み］コンパクトシティの核として",[11,644,645],{},"TOYAMAキラリを語るうえで欠かせないのが、富山市が全国に先駆けて進めてきた「コンパクトシティ」のまちづくりです。富山市は2007年、青森市とともに中心市街地活性化基本計画で国の第1号認定を受け、路面電車の環状線化など公共交通を軸に、まちなかへ人を呼び戻す政策を進めてきました。中心部にあり路面電車でアクセスできるTOYAMAキラリは、まさにその政策の象徴。図書館・美術館という文化施設を都心に据えることで、買い物以外の目的でも人が集まる「賑わいの核」として機能しています。",[18,647,649],{"id":648},"隈研吾の図書館に通底するもの","隈研吾の図書館に、通底するもの",[11,651,652],{},"四国の小さな町と、北陸の県都。離れた2館に、同じ思想がはっきりと刻まれています。",[346,654,655,658,661,664],{},[349,656,657],{},"地域の素材を主役にする：梼原の杉、富山の杉。その土地の森が、そのまま建築になる。",[349,659,660],{},"木の「組み方」を見せる：登り梁、ルーバー。構造の手わざが、そのまま意匠の美しさになる。",[349,662,663],{},"コンクリートに「負ける」：素材の質感と陰影を優先し、建築が自然や街に溶け込む。",[349,665,666],{},"見上げたくなる空間：天井や吹き抜けに物語を込め、人の視線を上へ、外へと導く。",[11,668,669],{},"隈にとって図書館とは、本を守る箱である以前に、地域の森を都市や暮らしへ運び込む装置なのかもしれません。",[18,671,673],{"id":672},"_2館をめぐる-訪れ方のヒント","2館をめぐる — 訪れ方のヒント",[346,675,676,679,682,685],{},[349,677,678],{},"雲の上の図書館：高知県梼原町。山間部のため、車での来訪と所要時間の確認がおすすめ。雲の上のギャラリーや総合庁舎など、町に点在する隈建築をあわせてめぐると一日楽しめます。",[349,680,681],{},"TOYAMAキラリ：富山市中心部。富山駅から路面電車でアクセスしやすく、同じ建物の富山市ガラス美術館とセットで楽しめます。",[349,683,684],{},"入館・閲覧は無料。建築見学だけの来館も歓迎されています。",[349,686,687],{},"撮影はルールを確認：他の利用者を写さない、フラッシュ禁止、要申請など館により異なります。",[18,689,363],{"id":363},[11,691,692],{},"Q. 隈研吾が設計した図書館はどこにありますか？\nA. 代表的なのは、高知県梼原町の雲の上の図書館（梼原町立図書館・2018年）と、富山県の富山市立図書館本館が入るTOYAMAキラリ（2015年）です。どちらも地元産の杉をふんだんに使った木の建築で知られます。",[11,694,695],{},"Q. 隈研吾はどんな建築家ですか？\nA. 1954年生まれの世界的建築家で、コンクリートに頼らず木や石など地域の自然素材を生かす「負ける建築」で知られます。国立競技場の設計や、高知・梼原町での一連の木造建築でも有名です。",[11,697,698],{},"Q. 雲の上の図書館では何ができますか？\nA. 梼原産の杉に包まれた空間で、読書や見学が楽しめます。靴を脱いで上がるくつろいだ造りで、子どもから大人まで一日過ごせる図書館として親しまれています。入館は無料です（開館状況は公式でご確認ください）。",[11,700,701],{},"Q. 隈研吾と梼原町はどんな関係なのですか？\nA. 隈研吾は1987年に梼原町の木造芝居小屋「梼原座」と出会い、その保存に関わったことをきっかけに、約30年にわたって町と関わってきました。雲の上のホテル、総合庁舎、ギャラリーなど数々の木造建築を手がけ、2018年の雲の上の図書館はその集大成のひとつです。",[18,703,391],{"id":390},[11,705,706],{},"本記事は、各施設・自治体の公開情報および建築・経緯・まちづくりに関する公表資料をもとに、編集部が2026年6月時点で確認して構成しています。設計者・竣工年・再開発やまちづくりの経緯などの事実は公的資料で確認しました。写真のうち、施設名つきのカード（施設ページへのリンク）の画像は各施設のGoogleマップ等で公開されている写真を、それ以外の建築写真は Wikimedia Commons で公開されている画像（各写真にクレジットを明記）を利用しています。最新の開館状況・撮影可否は各施設の公式サイトでご確認ください。",[18,708,397],{"id":397},[346,710,711,715,721,733],{},[349,712,402,713,408],{},[404,714,407],{"href":406},[349,716,717,718,421],{},"もうひとりの巨匠 ",[404,719,720],{"href":414},"建築家・伊東豊雄の図書館特集",[349,722,723,724,416,728,732],{},"各エリアの施設は ",[404,725,727],{"href":726},"\u002Fkochi","高知県",[404,729,731],{"href":730},"\u002Ftoyama","富山県"," の都道府県ページからも探せます。",[349,734,735],{},[404,736,435],{"href":434},[11,738,739],{},[439,740,441],{},{"title":443,"searchDepth":444,"depth":444,"links":742},[743,748,753,758,759,760,761,762],{"id":550,"depth":444,"text":550,"children":744},[745,746,747],{"id":556,"depth":450,"text":557},{"id":563,"depth":450,"text":564},{"id":570,"depth":450,"text":571},{"id":577,"depth":444,"text":578,"children":749},[750,751,752],{"id":586,"depth":450,"text":587},{"id":598,"depth":450,"text":599},{"id":607,"depth":450,"text":608},{"id":614,"depth":444,"text":615,"children":754},[755,756,757],{"id":623,"depth":450,"text":624},{"id":634,"depth":450,"text":635},{"id":641,"depth":450,"text":642},{"id":648,"depth":444,"text":649},{"id":672,"depth":444,"text":673},{"id":363,"depth":444,"text":363},{"id":390,"depth":444,"text":391},{"id":397,"depth":444,"text":397},"「負ける建築」で知られる建築家・隈研吾が手がけた図書館を巡る建築特集。杉の梁が森のように広がる高知・梼原の雲の上の図書館、都市に木の渓谷をつくったTOYAMAキラリを写真とともに雑誌風に深掘り。建築家の歩み、図書館が生まれた経緯、街への溶け込み方、そして素材と地域への思想までを読み解きます。",[765,768,771,774],{"q":766,"a":767},"隈研吾が設計した図書館はどこにありますか？","代表的なのは、高知県梼原町の雲の上の図書館（梼原町立図書館・2018年）と、富山県の富山市立図書館本館が入るTOYAMAキラリ（2015年）です。どちらも地元産の杉をふんだんに使った木の建築で知られます。",{"q":769,"a":770},"隈研吾はどんな建築家ですか？","1954年生まれの世界的建築家で、コンクリートに頼らず木や石など地域の自然素材を生かす「負ける建築」で知られます。国立競技場の設計や、高知・梼原町での一連の木造建築でも有名です。",{"q":772,"a":773},"雲の上の図書館では何ができますか？","梼原産の杉に包まれた空間で、読書や見学が楽しめます。靴を脱いで上がるくつろいだ造りで、子どもから大人まで一日過ごせる図書館として親しまれています。入館は無料です（開館状況は公式でご確認ください）。",{"q":775,"a":776},"隈研吾と梼原町はどんな関係なのですか？","隈研吾は1987年に梼原町の木造芝居小屋「梼原座」と出会い、その保存に関わったことをきっかけに、約30年にわたって町と関わってきました。雲の上のホテル、総合庁舎、ギャラリーなど数々の木造建築を手がけ、2018年の雲の上の図書館はその集大成のひとつです。",[778,779],{"name":207,"slug":208},{"name":140,"slug":141},{},[434],{"title":539,"description":763},"architect-kengo-kuma-libraries","articles\u002Farchitect-kengo-kuma-libraries",[528,529,138,786,531,532,533],"建築家","uiwAdXiAeSTi3IWBg6qlheL7AqeKLD2jmyahawmLbP0",{"id":789,"title":790,"author":6,"body":791,"category":494,"cover_image":495,"created_at":496,"description":1034,"extension":498,"faq":1035,"featured":1048,"meta":1051,"navigation":521,"path":414,"published":521,"related_lp":1052,"seo":1053,"slug":1054,"stem":1055,"tags":1056,"updated_at":496,"__hash__":1057},"articles\u002Farticles\u002Farchitect-toyo-ito-libraries.md","建築家・伊東豊雄の図書館｜せんだいメディアテークからぎふメディアコスモスへ",{"type":8,"value":792,"toc":1013},[793,796,799,802,805,808,812,815,818,822,825,829,831,834,838,841,844,850,853,856,859,862,866,869,872,876,878,881,885,888,891,896,900,903,906,909,913,916,919,923,926,940,943,945,948,962,964,967,970,973,976,978,981,983,1009],[11,794,795],{},"かつて「建築は軽やかであるべきだ」と語った男は、やがて「木」と「森」にたどり着いた。鉄とガラスのチューブで世界を驚かせ、木格子の大屋根で図書館の概念を塗り替えた——プリツカー賞建築家・伊東豊雄。",[11,797,798],{},"彼が手がけた2つの図書館を訪ねると、「本を読む場所」はここまで自由になれるのか、と静かな興奮を覚えます。この特集では、伊東という建築家の歩みから、2つの図書館が生まれた経緯、そして建物がどのように街へ溶け込んでいるかまでを、写真とともにじっくり読み解きます。",[18,800,801],{"id":801},"伊東豊雄という建築家",[11,803,804],{},"伊東豊雄は1941年生まれ。2013年、建築界のノーベル賞とも称されるプリツカー賞を、日本人として6人目に受賞しました。",[11,806,807],{},"キャリアの前半、伊東の建築は「透明で軽やか」という言葉で語られてきました。1984年の自邸「シルバーハット」、風を可視化したような初期の作品群——重さや永続性を感じさせない、消えていくような建築。その作風が大きく転回したのが、後述するせんだいメディアテークでした。伊東はここで「ピュアな美しさから、ダイナミックな物質感や生き生きとした生命感へ」と目を向けたと振り返ります。彼自身が掲げた言葉が「新しいリアル」でした。",[54,809,811],{"id":810},"鉄から木へ変わり続ける巨匠","鉄から木へ、変わり続ける巨匠",[11,813,814],{},"伊東の歩みは「変化し続けること」そのものです。せんだいメディアテーク（2001年）で世界の注目を集めたのち、アーチが連続する多摩美術大学図書館（八王子・2007年）、流れるような曲面が音楽を包む台中国家歌劇院（台湾・2016年）と、作品ごとにかたちを刷新してきました。",[11,816,817],{},"東日本大震災のあとには、被災地に小さな集会所「みんなの家」を各地に建て、建築家の役割そのものを問い直します。鉄とガラスの時代から、木や地域の素材へ。次に紹介するぎふメディアコスモスは、その大きな流れのなかに位置づけられる一作です。",[54,819,821],{"id":820},"図書館という難題に何度も挑む","図書館という難題に、何度も挑む",[11,823,824],{},"静かに本と向き合う——図書館にまとわりつくその常識を、伊東は一度ならず問い直してきました。仕切られた書架、抑えた照明、ひそやかな足音。そうした「あたりまえ」を、彼は構造から、光から、天井のかたちから、丸ごと作り替えていきます。次に挙げる2館は、その挑戦の到達点です。",[18,826,828],{"id":827},"せんだいメディアテーク-すべてはここから始まった","せんだいメディアテーク — すべては、ここから始まった",[36,830],{"architect":77,"location":173,"name":174,"slug":175,"year":176},[11,832,833],{},"2001年、仙台・定禅寺通りのケヤキ並木に面して、透明な箱が立ち上がりました。せんだいメディアテーク。図書館・ギャラリー・スタジオが同居するこの建物は、開館と同時に「現代建築の金字塔」と呼ばれ、その後の公共建築のあり方を一変させました。",[54,835,837],{"id":836},"この図書館ができるまで1995年のコンペが生んだメディアテーク","［この図書館ができるまで］1995年のコンペが生んだ「メディアテーク」",[11,839,840],{},"物語は、開館の6年前にさかのぼります。1995年に開かれた設計競技で、伊東豊雄の案が最優秀に選ばれました。このとき審査委員長を務めた建築家・磯崎新は、「単なる図書館とギャラリーの複合施設」にとどめず、本だけでなく映像や音楽など、あらゆる情報メディアに触れられる場所——すなわち「メディアテーク」にすべきだと提案します。施設の名前が、建築のあり方そのものを方向づけたのです。",[11,842,843],{},"1997年に着工、2000年に竣工し、2001年1月に開館。構造設計は佐々木睦朗が担い、後述する大胆な「チューブ」を実現させました。柱と床という建築の最小単位を組み替えた伊東の構想は、20世紀初頭にル・コルビュジエが示した「ドミノ・システム」になぞらえて「新世代のドミノ」と呼ばれることもあります。",[44,845],{"caption":846,"credit":847,"href":848,"src":849},"定禅寺通りに面した、夕暮れのガラスファサード。","scarletgreen from Japan \u002F CC BY 2.0 \u002F Wikimedia Commons","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Sendai_Mediatheque_2009.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Ftoyo-ito\u002Fsendai-exterior.jpg",[54,851,852],{"id":852},"海藻のように揺らぐ13本のチューブ",[11,854,855],{},"この建物に、いわゆる「柱」と「壁」はありません。代わりに、13本の鉄骨の網目でできたチューブがガラスの箱を貫いて立ち上がります。海藻のように揺らぐそのチューブが、建物を支え、エレベーターや階段を通し、設備を収め、光を導く。骨格と内臓を隠すのではなく、むしろ主役として見せてしまう——その発想が、当時いかに革新的だったか。",[44,857],{"caption":858,"credit":180,"href":181,"src":182},"館内を貫くチューブと、白く枝分かれする柱。光と構造が一体になっている。",[11,860,861],{},"構造部材も、設備のダクトも、壁の向こうに隠さない。デザインの中心に置く。その逆転の発想が、外壁の窓に加えて内側のチューブからも光が差し込む、まったく新しい空間を生みました。",[54,863,865],{"id":864},"街への溶け込み定禅寺通りに開かれた知の広場","［街への溶け込み］定禅寺通りに開かれた「知の広場」",[11,867,868],{},"ガラス張りのファサードは、内と外をゆるやかにつなぎます。通りを歩く人の視線が建物の奥まで届き、なかにいる人の気配が街へにじみ出す。ケヤキ並木で知られる定禅寺通りの景観に溶け込みながら、図書館を「閉じた箱」から「街に開かれた広場」へと変えました。",[11,870,871],{},"その意味が際立ったのが、2011年の東日本大震災です。一時は閉館を余儀なくされましたが、復旧してふたたび扉を開くと、メディアテークは市民が集い、語り、記録を残す拠点となりました。伊東自身、この出来事を「メディアテークとは何だったのか」を問い直す機会だったと振り返っています。街に開かれた建築は、非常時にこそ人の拠り所になる——その事実を、この建物は身をもって示しました。",[18,873,875],{"id":874},"ぎふメディアコスモス-木と光のやわらかな到達点","ぎふメディアコスモス — 木と光の、やわらかな到達点",[36,877],{"architect":77,"location":78,"name":79,"slug":80,"year":81},[11,879,880],{},"せんだいから14年。鉄とガラスの建築家は、岐阜で木に回帰します。2015年に開館した複合文化施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」。その2階に、岐阜市立中央図書館が広がります。",[54,882,884],{"id":883},"この図書館ができるまで50年使った図書館を建て替える","［この図書館ができるまで］50年使った図書館を、建て替える",[11,886,887],{},"メディアコスモスが生まれた背景には、切実な事情がありました。1958年に開いた旧・岐阜市立図書館本館は、半世紀以上を経てエレベーターもなく、専用駐車場もなく、開館は夕方6時まで——勤め帰りには使いにくい施設になっていました。",[11,889,890],{},"そこで岐阜市は、岐阜大学医学部・附属病院の跡地を使った市街地再開発事業として、新しい図書館を中核とする複合施設を構想します。延床面積は約2,000㎡から9,400㎡へ4.7倍に、収蔵できる蔵書は20万冊から90万冊へ4.5倍に。規模も役割も、まるで別物へと生まれ変わりました。設計者に選ばれたのが、伊東豊雄でした。",[44,892],{"caption":893,"credit":47,"href":894,"src":895},"波打つ大屋根が特徴の外観。手前のドームはカフェ。","https:\u002F\u002Fcommons.wikimedia.org\u002Fwiki\u002FFile:Gifu_Media_Cosmos_exterior_ac_%281%29.jpg","\u002Fimages\u002Farticles\u002Ftoyo-ito\u002Fgifu-exterior.jpg",[54,897,899],{"id":898},"天井から降りてくるグローブ","天井から降りてくる「グローブ」",[11,901,902],{},"波打つように湾曲した木格子の大屋根。地元・東濃ひのきを編んだその天井から、ポリエステル製の白い傘「グローブ」がいくつも吊り下がります。グローブの下にはテーマ別の読書スペースが島のように点在し、人々はそれぞれの「傘の下」に居場所を見つける。",[44,904],{"caption":905,"credit":85,"href":86,"src":87},"木格子の天井から吊られた「グローブ」と、その下に広がる開架書架。",[11,907,908],{},"天井のかたちがそのまま、光と空気と人の流れをデザインしている——せんだいでチューブが担った役割を、ここでは木の屋根とグローブが引き継いでいます。自然光と自然換気を生かす設計で、晴れた日には天井越しのやわらかな光が降りそそぎ、空調や照明に頼りきらない「森の中で本を読む」ような感覚を、都市の只中に立ち上げました。",[54,910,912],{"id":911},"街への溶け込みみんなの森というまちの居場所","［街への溶け込み］「みんなの森」という、まちの居場所",[11,914,915],{},"この施設の正式名称が「みんなの森」であることには、はっきりとした意図があります。2階の図書館に対し、1階には多目的の交流スペースやカフェ、子育て支援の機能が入り、図書館を訪れない人にも開かれた「まちの広場」として設計されました。建物は岐阜市の中心市街地に立地し、衰えがちな都心部に人の流れを呼び戻す、再開発の核としての役割も担っています。",[11,917,918],{},"本を借りるためだけの場所ではなく、ただ過ごしに来てもいい場所へ。せんだいで掲げた「街に開かれた建築」という思想が、木のやわらかさをまとって、岐阜でもう一度かたちになりました。",[18,920,922],{"id":921},"伊東建築の図書館に通底するもの","伊東建築の図書館に、通底するもの",[11,924,925],{},"2館を並べると、年代も素材もまるで違うのに、不思議と同じ「気配」が流れていることに気づきます。",[346,927,928,931,934,937],{},[349,929,930],{},"境界を溶かす：内と外、構造と意匠、本と人。伊東は仕切りを消し、空間をひとつながりにする。",[349,932,933],{},"構造そのものが風景になる：チューブも木格子も、隠される脇役ではなく、見上げたくなる主役。",[349,935,936],{},"自然光・自然換気を取り込む：人工的な均質さより、移ろう光と空気の心地よさ。",[349,938,939],{},"「居場所」を選べる：席が一様に並ぶのではなく、人が思い思いの場所を見つけられる。",[11,941,942],{},"図書館を「本を収める器」ではなく「人がいたくなる場所」へ。その思想が、世代を越えて2つの建築を貫いています。",[18,944,673],{"id":672},[11,946,947],{},"どちらの図書館も入館・閲覧は無料で、建築だけを目当てに訪れる人も少なくありません。",[346,949,950,953,956,959],{},[349,951,952],{},"せんだいメディアテーク：仙台市中心部、地下鉄・バスでアクセスしやすい定禅寺通り沿い。ケヤキ並木の散策や、1階のオープンスクエアとあわせて楽しめます。",[349,954,955],{},"ぎふメディアコスモス：岐阜市中心部。JR岐阜駅・名鉄岐阜駅からバス。2階の図書館だけでなく、1階の交流スペースやカフェものぞいてみてください。",[349,957,958],{},"撮影はルールを確認：他の利用者を写さない、フラッシュを使わない、申請が必要——など館ごとに条件があります。",[349,960,961],{},"静けさへの配慮を：見学であっても、本と向き合う人がいる場所。歓声や長電話は控えめに。",[18,963,363],{"id":363},[11,965,966],{},"Q. 伊東豊雄が設計した図書館はどこにありますか？\nA. 代表的なのは、宮城県のせんだいメディアテーク（2001年）と、岐阜県のみんなの森 ぎふメディアコスモス（2015年・2階が岐阜市立中央図書館）です。ほかに多摩美術大学図書館などの作品でも知られます。",[11,968,969],{},"Q. 伊東豊雄はどんな建築家ですか？\nA. 1941年生まれの日本を代表する建築家で、2013年に「建築界のノーベル賞」とされるプリツカー賞を受賞しました。透明で軽やかな建築から、せんだいメディアテークを境に物質感・生命感のある「新しいリアル」へと作風を深めたことで知られます。",[11,971,972],{},"Q. せんだいメディアテークとぎふメディアコスモスは見学できますか？\nA. どちらも入館・閲覧は無料で、誰でも見学できます。撮影のルールや開館時間・休館日は各施設で異なるため、来館前に公式サイトでご確認ください。",[11,974,975],{},"Q. せんだいメディアテークの「チューブ」とは何ですか？\nA. 柱でも壁でもない、13本の鉄骨でできた網目状のチューブ（管）のことです。建物を支える構造であると同時に、エレベーターや階段、設備、自然光の通り道も兼ねています。隠すべき構造や設備をあえて主役として見せた点が、当時きわめて革新的でした。",[18,977,391],{"id":390},[11,979,980],{},"本記事は、各施設の公開情報および建築・受賞・経緯に関する公表資料をもとに、編集部が2026年6月時点で確認して構成しています。設計者・竣工年・コンペや再開発の経緯などの事実は公的資料で確認しました。写真のうち、施設名つきのカード（施設ページへのリンク）の画像は各施設のGoogleマップ等で公開されている写真を、それ以外の建築写真は Wikimedia Commons で公開されている画像（各写真にクレジットを明記）を利用しています。最新の開館状況・撮影可否は各施設の公式サイトでご確認ください。",[18,982,397],{"id":397},[346,984,985,989,995,1005],{},[349,986,402,987,408],{},[404,988,407],{"href":406},[349,990,991,992,421],{},"もうひとりの木の巨匠 ",[404,993,994],{"href":419},"建築家・隈研吾の図書館特集",[349,996,723,997,416,1001,732],{},[404,998,1000],{"href":999},"\u002Fgifu","岐阜県",[404,1002,1004],{"href":1003},"\u002Fmiyagi","宮城県",[349,1006,1007],{},[404,1008,435],{"href":434},[11,1010,1011],{},[439,1012,441],{},{"title":443,"searchDepth":444,"depth":444,"links":1014},[1015,1019,1024,1029,1030,1031,1032,1033],{"id":801,"depth":444,"text":801,"children":1016},[1017,1018],{"id":810,"depth":450,"text":811},{"id":820,"depth":450,"text":821},{"id":827,"depth":444,"text":828,"children":1020},[1021,1022,1023],{"id":836,"depth":450,"text":837},{"id":852,"depth":450,"text":852},{"id":864,"depth":450,"text":865},{"id":874,"depth":444,"text":875,"children":1025},[1026,1027,1028],{"id":883,"depth":450,"text":884},{"id":898,"depth":450,"text":899},{"id":911,"depth":450,"text":912},{"id":921,"depth":444,"text":922},{"id":672,"depth":444,"text":673},{"id":363,"depth":444,"text":363},{"id":390,"depth":444,"text":391},{"id":397,"depth":444,"text":397},"プリツカー賞建築家・伊東豊雄が手がけた図書館を巡る建築特集。世界を変えたせんだいメディアテーク、木と光に満ちたぎふメディアコスモスを、写真とともに雑誌風に深掘り。建築家の歩み、図書館が生まれた経緯、街への溶け込み方、そして「境界を溶かす」思想までを読み解きます。",[1036,1039,1042,1045],{"q":1037,"a":1038},"伊東豊雄が設計した図書館はどこにありますか？","代表的なのは、宮城県のせんだいメディアテーク（2001年）と、岐阜県のみんなの森 ぎふメディアコスモス（2015年・2階が岐阜市立中央図書館）です。ほかに多摩美術大学図書館などの作品でも知られます。",{"q":1040,"a":1041},"伊東豊雄はどんな建築家ですか？","1941年生まれの日本を代表する建築家で、2013年に「建築界のノーベル賞」とされるプリツカー賞を受賞しました。透明で軽やかな建築から、せんだいメディアテークを境に物質感・生命感のある「新しいリアル」へと作風を深めたことで知られます。",{"q":1043,"a":1044},"せんだいメディアテークとぎふメディアコスモスは見学できますか？","どちらも入館・閲覧は無料で、誰でも見学できます。撮影のルールや開館時間・休館日は各施設で異なるため、来館前に公式サイトでご確認ください。",{"q":1046,"a":1047},"せんだいメディアテークの「チューブ」とは何ですか？","柱でも壁でもない、13本の鉄骨でできた網目状のチューブ（管）のことです。建物を支える構造であると同時に、エレベーターや階段、設備、自然光の通り道も兼ねています。隠すべき構造や設備をあえて主役として見せた点が、当時きわめて革新的でした。",[1049,1050],{"name":174,"slug":175},{"name":79,"slug":80},{},[434],{"title":790,"description":1034},"architect-toyo-ito-libraries","articles\u002Farchitect-toyo-ito-libraries",[528,529,77,786,531,532,533],"Uqq9Kt_v_QPuguqpOwQtIjfx4b4vh-C0lCkNKvAx88A",{"id":1059,"title":1060,"author":6,"body":1061,"category":494,"cover_image":495,"created_at":496,"description":1305,"extension":498,"faq":1306,"featured":1319,"meta":1328,"navigation":521,"path":406,"published":521,"related_lp":1329,"seo":1330,"slug":1331,"stem":1332,"tags":1333,"updated_at":496,"__hash__":1336},"articles\u002Farticles\u002Fbeautiful-libraries-japan.md","【全国】建築が美しい・おしゃれな図書館8選｜写真で巡る空間デザインの旅",{"type":8,"value":1062,"toc":1289},[1063,1066,1069,1072,1086,1090,1092,1095,1098,1102,1104,1107,1110,1114,1116,1119,1122,1126,1128,1131,1134,1138,1140,1143,1146,1150,1157,1160,1163,1167,1174,1177,1180,1184,1191,1194,1197,1201,1204,1218,1220,1223,1226,1229,1232,1234,1237,1240,1243,1257,1259,1285],[11,1064,1065],{},"図書館は、「本を借りる場所」から「思わず長居したくなる空間」へと進化しています。建築家が腕をふるった大屋根や吹き抜け、光を巧みに操る壁——全国には、訪れるだけで気分が上がる“おしゃれな図書館”がいくつもあります。",[11,1067,1068],{},"この特集では、建物も内部も美しい全国の図書館8館を、写真とともに巡ります。設計者・竣工年・空間の見どころを添えてご紹介。次の休日、本を片手に出かけたくなる一館がきっと見つかります。",[18,1070,1071],{"id":1071},"この記事の要点",[346,1073,1074,1077,1080,1083],{},[349,1075,1076],{},"全国の「建築が美しい図書館」を8館、写真とともに紹介します。",[349,1078,1079],{},"伊東豊雄（ぎふメディアコスモス／せんだいメディアテーク）、隈研吾（TOYAMAキラリ）、仙田満（石川県立図書館）ら著名建築家の作品が並びます。",[349,1081,1082],{},"木の温もり系・光と曲線の現代建築・歴史的洋風建築まで、空間のタイプはさまざま。",[349,1084,1085],{},"いずれも入館・閲覧は無料。読書も見学も楽しめます（撮影・飲食・会話の可否は館のルールを確認）。",[18,1087,1089],{"id":1088},"_1-みんなの森-ぎふメディアコスモス岐阜県岐阜市","1. みんなの森 ぎふメディアコスモス（岐阜県岐阜市）",[36,1091],{"architect":77,"location":78,"name":79,"slug":80,"year":81},[11,1093,1094],{},"波打つ木格子の大屋根から、ポリエステル製の白い傘「グローブ」がいくつも吊り下がる——岐阜市の複合文化施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の2階は、建築家・伊東豊雄が設計した岐阜市立中央図書館です。",[11,1096,1097],{},"地元・東濃ひのきを編んだ天井がやわらかな曲面を描き、グローブの下にテーマ別の閲覧スペースが島のように点在します。自然光と自然換気を生かした設計で、照明や空調に頼りきらない「森のなかで本を読む」ような感覚。岐阜駅周辺で“ここにしかない空間”を味わうなら、まず訪れたい一館です。",[18,1099,1101],{"id":1100},"_2-金沢海みらい図書館石川県金沢市","2. 金沢海みらい図書館（石川県金沢市）",[36,1103],{"architect":38,"location":39,"name":40,"slug":41,"year":42},[11,1105,1106],{},"真っ白な箱に、大きさの違う円い窓が約6,000個——金沢海みらい図書館の外壁「パンチングウォール」は、直射日光をやわらげながら、一日中ふんわりとした光を室内に届けます。",[11,1108,1109],{},"設計はシーラカンスK&H（工藤和美＋堀場弘）。約45m四方・高さ約12mのワンルーム空間を、細い柱だけで支える大胆な構成で、見渡すかぎり本と光に包まれます。世界的にも評価が高く、「世界の魅力的な図書館」に選ばれたこともある、金沢を代表する現代建築です。",[18,1111,1113],{"id":1112},"_3-石川県立図書館百万石ビブリオバウム石川県金沢市","3. 石川県立図書館「百万石ビブリオバウム」（石川県金沢市）",[36,1115],{"architect":111,"location":39,"name":112,"slug":113,"year":114},[11,1117,1118],{},"円形劇場（コロシアム）のように、本棚が段々と重なって観客席を描く——2022年に金沢市内へ移転新築した石川県立図書館、愛称「百万石ビブリオバウム」。",[11,1120,1121],{},"中央の大空間「ブックコロシアム」は4層吹き抜けで、どこに立っても360度を本に囲まれる劇的な眺め。開架の蔵書は約30万冊、座席は約500席へと一気に拡大しました。設計は仙田満（環境デザイン研究所）で、2022年度グッドデザイン賞を受賞。「居るだけで楽しい」を体現した、新しい時代の県立図書館です。",[18,1123,1125],{"id":1124},"_4-toyamaキラリ富山市立図書館本館富山県富山市","4. TOYAMAキラリ／富山市立図書館本館（富山県富山市）",[36,1127],{"architect":138,"location":139,"name":140,"slug":141,"year":81},[11,1129,1130],{},"御影石・ガラス・アルミの約1,000枚のパネルが、立山連峰の雪のように外観を覆う——隈研吾らが手がけた複合施設「TOYAMAキラリ」。富山市立図書館本館、富山市ガラス美術館、銀行が同居する建物です。",[11,1132,1133],{},"内部は2階から6階を貫く斜めの大吹き抜けが圧巻。壁面には富山県産の杉ルーバーがびっしりと張られ、木のあたたかさと斜めの幾何学が織りなす立体的な空間が広がります。光が落ちる吹き抜けを見上げながらの読書は格別です。",[18,1135,1137],{"id":1136},"_5-せんだいメディアテーク宮城県仙台市","5. せんだいメディアテーク（宮城県仙台市）",[36,1139],{"architect":77,"location":173,"name":174,"slug":175,"year":176},[11,1141,1142],{},"13本の鉄骨の「チューブ」が、ガラスの箱を貫いて立ち上がる——2001年に開館した「せんだいメディアテーク」は、伊東豊雄の代表作にして現代日本建築の金字塔です。",[11,1144,1145],{},"柱でも壁でもないチューブが、構造・設備・光をまとめて担い、各フロアは仕切りの少ない自由な空間に。定禅寺通りのケヤキ並木に面した透明なファサードは、街に開かれた知の拠点そのもの。2階の図書館を中心に、ギャラリーやスタジオが入り、本と出会い、創作する場として今も人を集めています。",[18,1147,1149],{"id":1148},"_6-那須塩原市図書館-みるる栃木県那須塩原市","6. 那須塩原市図書館 みるる（栃木県那須塩原市）",[36,1151],{"architect":1152,"location":1153,"name":1154,"slug":1155,"year":1156},"UAo（伊藤麻理）","栃木県那須塩原市","那須塩原市図書館 みるる","library-unknown-115","2020年",[11,1158,1159],{},"「少々賑やかな図書館をつくります」——2020年、JR黒磯駅前に開館した那須塩原市図書館「みるる」は、飲食やおしゃべりもOKという、ひらかれた図書館です。",[11,1161,1162],{},"建築スタジオUAo（伊藤麻理）が、那須塩原のアイデンティティである「森」をモチーフに設計。木のグリッド棚が連なり、抜けのある空間を歩けば、まるで森のなかを散歩しているよう。カフェやテラス、ギャラリーも併設し、本を読む人も、おしゃべりに来た人も、思い思いに過ごせる“まちの居間”になっています。",[18,1164,1166],{"id":1165},"_7-武雄市図書館佐賀県武雄市","7. 武雄市図書館（佐賀県武雄市）",[36,1168],{"architect":1169,"location":1170,"name":1171,"slug":1172,"year":1173},"CCC／蔦屋書店（改修）","佐賀県武雄市","武雄市図書館","library-unknown-486","2013年",[11,1175,1176],{},"高い木組みの天井の下に、書店とスターバックス、そして図書館が同居する——2013年、カルチュア・コンビニエンス・クラブ（蔦屋書店）の運営で生まれ変わった佐賀県の武雄市図書館。",[11,1178,1179],{},"「年中無休・夜9時まで」という、公共図書館の常識を塗り替える運営で全国の話題をさらいました。コーヒー片手に本を選び、そのまま読みふける——“居たくなる図書館”という潮流の先駆けであり、公共施設のあり方をめぐる議論のきっかけにもなった、象徴的な一館です。",[18,1181,1183],{"id":1182},"_8-大阪府立中之島図書館大阪府大阪市","8. 大阪府立中之島図書館（大阪府大阪市）",[36,1185],{"architect":1186,"location":1187,"name":1188,"slug":1189,"year":1190},"野口孫市","大阪府大阪市","大阪府立中之島図書館","library-unknown-137","1904年",[11,1192,1193],{},"最後は、“おしゃれ”の源流ともいえる歴史建築。大阪・中之島の水辺に建つ大阪府立中之島図書館は、1904年（明治37年）竣工、国の重要文化財です。",[11,1195,1196],{},"コリント式の列柱とペディメント（三角破風）、中央のドームを戴く重厚な正面は、まるでヨーロッパの宮殿。住友家の寄贈により野口孫市が設計したネオ・バロック様式の名建築が、今も現役の図書館として使われています。ガラスとコンクリートの現代建築とは対照的な、石造の風格を味わいに。",[18,1198,1200],{"id":1199},"おしゃれ図書館のめぐり方マナー","おしゃれ図書館のめぐり方・マナー",[11,1202,1203],{},"美しい空間を気持ちよく楽しむために、訪れる前に知っておきたいポイントです。",[346,1205,1206,1209,1212,1215],{},[349,1207,1208],{},"入館・閲覧は基本無料。ふらりと立ち寄って見学できる館がほとんどです。",[349,1210,1211],{},"撮影はルールを確認。他の利用者を写さない、フラッシュを使わない、撮影には申請が必要——といった条件がある館が多くあります。",[349,1213,1214],{},"飲食・会話・PCの可否は館により異なる。みるるや武雄市図書館のように飲食・会話に寛容な館もあれば、静粛が基本の館もあります。",[349,1216,1217],{},"休館日・開館時間は事前にチェック。月曜や月末整理日が休みの館が多めです。",[18,1219,363],{"id":363},[11,1221,1222],{},"Q. 日本で建築が美しい・おしゃれな図書館はどこですか？\nA. みんなの森 ぎふメディアコスモス（伊東豊雄）、金沢海みらい図書館、石川県立図書館「百万石ビブリオバウム」、TOYAMAキラリ（隈研吾）、せんだいメディアテーク（伊東豊雄）などが代表例です。木の温もりを生かした館から、光と曲線の現代建築、歴史的な洋風建築まで多彩です。",[11,1224,1225],{},"Q. 図書館の中で写真撮影はできますか？\nA. 館ごとにルールが異なります。他の利用者が写り込まない、フラッシュを使わない、撮影には申請が必要、といった条件があることが多いので、各館の公式案内や掲示に従ってください。",[11,1227,1228],{},"Q. おしゃれな図書館でも勉強や仕事はできますか？\nA. 閲覧席や学習席を備える館が多く可能ですが、静粛が基本です。PCの使用可否や私語・飲食の可否は館によって異なるため、利用前に各館のルールを確認しましょう。",[11,1230,1231],{},"Q. 入館は無料ですか？\nA. この記事で紹介した図書館は、いずれも入館・閲覧は無料です（特別展や一部の有料サービスを除く）。",[18,1233,391],{"id":390},[11,1235,1236],{},"本記事は、自習室比較ナビが収録する全国の図書館データと、各施設の公開情報・建築に関する公表資料をもとに編集部が構成しています。設計者・竣工年などの事実は2026年6月時点で各施設や公的資料を確認しました。掲載写真は各施設のGoogleマップ等で公開されている写真を利用しています。開館時間・休館日・撮影可否などの最新情報は、必ず各施設の公式サイトでご確認ください。",[18,1238,1239],{"id":1239},"建築家別にもっと深く",[11,1241,1242],{},"特定の建築家の世界観をじっくり味わいたい方へ。代表作を写真とともに深掘りした特集もどうぞ。",[346,1244,1245,1251],{},[349,1246,1247,1250],{},[404,1248,1249],{"href":414},"建築家・伊東豊雄の図書館","（せんだいメディアテーク／ぎふメディアコスモス）",[349,1252,1253,1256],{},[404,1254,1255],{"href":419},"建築家・隈研吾の図書館","（雲の上の図書館 梼原／TOYAMAキラリ）",[18,1258,397],{"id":397},[346,1260,1261,1265,1278],{},[349,1262,1263],{},[404,1264,435],{"href":434},[349,1266,723,1267,416,1269,416,1273,416,1275,1277],{},[404,1268,1000],{"href":999},[404,1270,1272],{"href":1271},"\u002Fishikawa","石川県",[404,1274,731],{"href":730},[404,1276,1004],{"href":1003}," などの都道府県ページからも探せます。",[349,1279,1280,1281,421],{},"静かに集中できる場所をお探しなら ",[404,1282,1284],{"href":1283},"\u002Farticles\u002Ftop-rated-study-rooms","口コミ評価が高い人気自習室ランキング",[11,1286,1287],{},[439,1288,441],{},{"title":443,"searchDepth":444,"depth":444,"links":1290},[1291,1292,1293,1294,1295,1296,1297,1298,1299,1300,1301,1302,1303,1304],{"id":1071,"depth":444,"text":1071},{"id":1088,"depth":444,"text":1089},{"id":1100,"depth":444,"text":1101},{"id":1112,"depth":444,"text":1113},{"id":1124,"depth":444,"text":1125},{"id":1136,"depth":444,"text":1137},{"id":1148,"depth":444,"text":1149},{"id":1165,"depth":444,"text":1166},{"id":1182,"depth":444,"text":1183},{"id":1199,"depth":444,"text":1200},{"id":363,"depth":444,"text":363},{"id":390,"depth":444,"text":391},{"id":1239,"depth":444,"text":1239},{"id":397,"depth":444,"text":397},"伊東豊雄・隈研吾・仙田満ら著名建築家が手がけた、建物も内部も美しい全国のおしゃれな図書館を写真とともに巡る特集。みんなの森ぎふメディアコスモス、金沢海みらい図書館、石川県立図書館など8館を、設計者・竣工年・空間の見どころ付きで紹介します。",[1307,1310,1313,1316],{"q":1308,"a":1309},"日本で建築が美しい・おしゃれな図書館はどこですか？","みんなの森 ぎふメディアコスモス（伊東豊雄）、金沢海みらい図書館、石川県立図書館「百万石ビブリオバウム」、TOYAMAキラリ（隈研吾）、せんだいメディアテーク（伊東豊雄）などが代表例です。木の温もりを生かした館から、光と曲線の現代建築、歴史的な洋風建築まで多彩です。",{"q":1311,"a":1312},"図書館の中で写真撮影はできますか？","館ごとにルールが異なります。他の利用者が写り込まない、フラッシュを使わない、撮影には申請が必要、といった条件があることが多いので、各館の公式案内や掲示に従ってください。",{"q":1314,"a":1315},"おしゃれな図書館でも勉強や仕事はできますか？","閲覧席や学習席を備える館が多く可能ですが、静粛が基本です。PCの使用可否や私語・飲食の可否は館によって異なるため、利用前に各館のルールを確認しましょう。",{"q":1317,"a":1318},"入館は無料ですか？","この記事で紹介した図書館は、いずれも入館・閲覧は無料です（特別展や一部の有料サービスを除く）。",[1320,1321,1322,1323,1324,1325,1326,1327],{"name":79,"slug":80},{"name":40,"slug":41},{"name":112,"slug":113},{"name":140,"slug":141},{"name":174,"slug":175},{"name":1154,"slug":1155},{"name":1171,"slug":1172},{"name":1188,"slug":1189},{},[434],{"title":1060,"description":1305},"beautiful-libraries-japan","articles\u002Fbeautiful-libraries-japan",[528,529,532,533,531,1334,1335],"全国","写真","eHCtik7DUUYouK0GfPLttMxv1NLI2sQyrmG-sLgngx0",1780571854933]