平成27年度 行政書士憲法難易度 難

平成27年度 行政書士試験 問5 憲法9条(並べ替え)

問題(引用)出典: 一般財団法人 行政書士試験研究センター「平成27年度 行政書士試験 試験問題」問5(原文のまま・無改変)

自衛隊基地建設のために必要な土地の売買契約を含む土地取得行為と憲法9条との関係について論じた最高裁判所判決の一部であるア~オを、本来の論理的な順序に並べ替えたものとして正しいものはどれか。

正解5選択肢 5 が正しい

肢ごとの解説

  • 1誤り

    ア始まりの順序では論理の起点が定まらず、私法上の行為と憲法9条の関係を論じる本判決(百里基地訴訟・最判平成元年6月20日)の論証の流れに合致しません。

  • 2誤り

    イを起点とする並べ替えでは、前提となる問題提起と帰結の対応関係が崩れ、判決文の論理的な順序として整合しません。

  • 3誤り

    ウを起点とする順序では、論証の出発点と結論部分の位置がかみ合わず、本来の論理展開とずれます。

  • 4誤り

    エを起点とする順序では、論点の提示から結論に至る流れが分断され、判決文として自然な接続になりません。

  • 5正しい

    オを起点とする順序が、問題提起から私法行為への憲法9条の直接適用の可否、間接適用の検討へと進む百里基地訴訟判決の論理展開に最もよく適合します。公式正答も肢5です。

解説

本問は百里基地訴訟(最判平成元年6月20日)の判決文を本来の論理的順序に並べ替える問題です。同判決は、私人と国との土地売買契約という私法上の行為に憲法9条が直接適用されるかを論点とし、憲法9条は私法上の行為に直接適用されるものではなく、民法90条の公序良俗を介して間接的に効力が及びうるにとどまるとしました。並べ替え問題は、問題提起→原則の提示→具体的検討→結論という論証の流れと、接続詞や指示語の対応を手がかりに復元します。本問の正答はオを起点とする肢5です。なお、設問本文に各記述ア~オの全文が公式PDF上で省略されている部分があり、選択肢のみからの完全な再現には限界があるため、ここでは公式正答に基づき肢5を正解として示します。

ここがポイント

百里基地訴訟=憲法9条は私法上の行為に直接適用されず、民法90条を介して間接適用されるにとどまる。

本ページに掲載する問題文・選択肢は、一般財団法人 行政書士試験研究センターが公表する平成27年度(2015年度)行政書士試験の試験問題からの引用です。正解は同機関公表の正答に基づきます。解説・ポイントは自習室比較ナビ編集部が独自に作成したものです。

解説は作成時点(2026-06-07)の法令にもとづく編集部の見解です。法改正により最新の法令と一致しない場合があります。正確性を保証するものではないため、必ず最新の公式情報をご確認ください。