令和3年度 行政書士試験 問53 先住民族
先住民族に関する次の記述のうち、妥当でないものはどれか。
肢ごとの解説
- 1正しい
正しい。2019年制定のアイヌ施策推進法(いわゆるアイヌ新法)1条で、アイヌの人々が「日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族」と明記されました。
- 2正しい
正しい。2020年7月に北海道白老町に開館した国立アイヌ民族博物館は、ウポポイ(民族共生象徴空間)の中核施設で、アイヌ文化に特化した日本初の国立博物館です。
- 3正しい
正しい。国連総会は2007年9月13日に「先住民族の権利に関する国際連合宣言」を採択し、2014年9月にはニューヨーク本部で「先住民族世界会議」が開催されました。
- 4正しい
正しい。2008年6月、カナダのハーパー首相がインディアン寄宿学校(Residential School)政策について先住民に対し下院本会議で公式謝罪を行いました。
- 5誤り
誤り。マオリはニュージーランドの先住民族、アボリジニはオーストラリアの先住民族であり、両者が逆になっています。
解説
国内外の先住民族をめぐる近年のトピックスを問う問題です。明白な事実誤認は肢5で、マオリとアボリジニの所在国が入れ替えられています。マオリ=ニュージーランド、アボリジニ=オーストラリアが正しい対応関係です。他の肢は、アイヌ施策推進法での先住民族明記(2019年)、ウポポイ開業と国立アイヌ民族博物館(2020年)、国連の先住民族権利宣言(2007年採択)、カナダの寄宿学校に関する首相謝罪(2008年)など、いずれも先住民族政策に関する事実に整合しています。海外の先住民族の所在国(マオリ/NZ、アボリジニ/豪、ネイティブ・アメリカン/米、イヌイット/カナダ・グリーンランド)は混同しやすいので地理とセットで暗記するのが効果的です。
ここがポイント
マオリ=ニュージーランド、アボリジニ=オーストラリア。日本では2019年アイヌ新法でアイヌが先住民族と明記。
本ページに掲載する問題文・選択肢は、一般財団法人 行政書士試験研究センターが公表する令和3年度(2021年度)行政書士試験の試験問題からの引用です。正解は同機関公表の正答に基づきます。解説・ポイントは自習室比較ナビ編集部が独自に作成したものです。
解説は作成時点(2026-06-08)の法令にもとづく編集部の見解です。法改正により最新の法令と一致しない場合があります。正確性を保証するものではないため、必ず最新の公式情報をご確認ください。