令和3年度 行政書士基礎知識難易度 易

令和3年度 行政書士試験 問54 ジェンダー・セクシュアリティ

問題(引用)出典: 一般財団法人 行政書士試験研究センター「令和3年度 行政書士試験 試験問題」問54(原文のまま・無改変)

ジェンダーやセクシュアリティに関する次の記述のうち、妥当でないものはどれか。

正解4選択肢 4 が正しい

肢ごとの解説

  • 1正しい

    正しい。LGBTはLesbian、Gay、Bisexual、Transgenderの頭文字で、性的少数者の総称として用いられます。近年はQ(クィア/クエスチョニング)や+を加えたLGBTQ+表記も一般的です。

  • 2正しい

    正しい。お茶の水女子大学(2020年度から)、奈良女子大学、宮城学院女子大学などがトランスジェンダー女性(戸籍上は男性で性自認は女性)の受け入れを表明・実施しています。

  • 3正しい

    正しい。米連邦最高裁は2015年6月のObergefell v. Hodges判決で、同性婚を求める権利は合衆国憲法修正14条のデュー・プロセス条項・平等保護条項により保障されるとし、州に同性婚を認めることを義務付けました。

  • 4誤り

    誤り。日本では同性婚が法制化されていない点までは正しいですが、2015年に渋谷区・世田谷区がパートナーシップ制度を導入して以降、全国の自治体に広がっており、2021年時点で100を超える自治体で運用されています。「導入している自治体もない」は明白な誤りです。

  • 5正しい

    正しい。台湾は2019年5月に司法院釈字第748号解釈施行法を成立させ、アジアで初めて同性婚を法制化しました。

解説

LGBTを巡る国内外の制度動向を問う基礎問題です。誤りは肢4のパートナーシップ制度に関する記述で、2015年の渋谷区・世田谷区を皮切りに全国に拡大しており、出題時点で100を超える自治体が導入していました(現在では300を超え人口カバー率は8割超)。同性婚の法的承認は依然として未実現ですが、自治体独自の運用は広がっている点を区別して押さえる必要があります。米国Obergefell判決(2015年)、台湾の同性婚法制化(2019年・アジア初)、女子大のトランス女性受け入れ(お茶の水女子大等)は近年の必修事項です。「日本=立法は未だ/自治体パートナーシップは拡大」とセットで覚えると間違えにくくなります。

ここがポイント

日本は同性婚未法制化だが、パートナーシップ制度は2015年渋谷区以降全国の自治体で導入が進む。台湾は2019年にアジア初の同性婚法制化。

本ページに掲載する問題文・選択肢は、一般財団法人 行政書士試験研究センターが公表する令和3年度(2021年度)行政書士試験の試験問題からの引用です。正解は同機関公表の正答に基づきます。解説・ポイントは自習室比較ナビ編集部が独自に作成したものです。

解説は作成時点(2026-06-08)の法令にもとづく編集部の見解です。法改正により最新の法令と一致しない場合があります。正確性を保証するものではないため、必ず最新の公式情報をご確認ください。