平成29年度 社労士国民年金法難易度 標準

平成29年度 社労士試験 問66 国民年金法

問題(引用)出典: 全国社会保険労務士会連合会 試験センター「平成29年度 社会保険労務士試験 試験問題」問66(原文のまま・無改変)

国民年金法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

正解4選択肢 4 が正しい

肢ごとの解説

  • 1誤り

    精神の障害は障害基礎年金の対象となる障害に含まれます。除外するとする本肢は誤りです。

  • 2誤り

    国民年金法の処分取消しの訴えは、審査請求に対する裁決を経た後(または審査請求から3か月を経過しても裁決がない場合)に提起可能で、必ずしも社会保険審査会の「再審査」裁決を要するわけではありません。本肢は誤りです。

  • 3誤り

    繰上げ支給の老齢基礎年金は、請求があった日の属する月の「翌月」から支給される取扱いで、本肢は支給開始月を誤っています。

  • 4正しい

    老齢基礎年金の繰下げ申出をすると付加年金も同時に繰り下げられ、付加年金の額も老齢基礎年金と同じ繰下げ増額率で増額される取扱いで正しい記述です。

  • 5誤り

    繰上げ減額率は1月あたり0.5%(旧減額率)で、12月であれば0.5%×12=6.0%(または新制度の0.4%×12=4.8%)であり、8.4%とする本肢は誤りです(8.4%は繰下げ12月分の増額率)。

解説

正解は肢4です。老齢基礎年金の繰下げ申出を行うと、付加年金についても支給が繰り下げられ、付加年金の額も老齢基礎年金と同じ増額率(1月あたり0.7%)で増額される取扱いです。肢1は精神の障害も障害基礎年金の対象で誤り、肢2は再審査請求の裁決必須ではなく審査請求の裁決があれば訴訟提起可能、肢3は請求月の「翌月」から支給開始、肢5は減額率0.5%×月数(または現行0.4%×月数)であって8.4%は繰下げ12月分の増額率と混同したものという形で、それぞれ誤りです。

ここがポイント

繰上げ・繰下げの増減率は年金額の計算で頻出。繰下げは付加年金も同じ率で増額され、繰上げは付加年金も同じ率で減額されます。

本ページに掲載する問題文・選択肢は、全国社会保険労務士会連合会 試験センターが公表する平成29年度(2017年度)社会保険労務士試験の試験問題からの引用です。正解は同機関公表の正答に基づきます。解説・ポイントは自習室比較ナビ編集部が独自に作成したものです。

解説は作成時点(2026-06-08)の法令にもとづく編集部の見解です。法改正により最新の法令と一致しない場合があります。正確性を保証するものではないため、必ず最新の公式情報をご確認ください。