平成30年度 社労士社会保険に関する一般常識難易度 やや難

平成30年度 社労士試験 問40 次の記述のうち、誤っているものはどれか。

問題(引用)出典: 全国社会保険労務士会連合会 試験センター「平成30年度 社会保険労務士試験 試験問題」問40(原文のまま・無改変)

次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問は、平成29年版厚生労働白書を参照している。

正解4選択肢 4 が正しい

肢ごとの解説

  • 1正しい

    白書によれば国民負担率は昭和45年度の24.3%から平成27年度の42.8%へと約1.8倍に上昇しており、記述の数値は白書の引用どおりで正しい内容です。

  • 2正しい

    確定拠出年金法等の一部改正により、個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入者範囲が基本的に20歳以上60歳未満のすべての者に拡大されました。記述は改正内容どおりで正しい内容です。

  • 3正しい

    マクロ経済スライドの調整について、名目下限措置を維持しつつ、賃金・物価上昇の範囲内で前年度までの未調整分(キャリーオーバー)を含めて調整するルールが平成30年4月に施行されました。記述は正しい内容です。

  • 4誤り

    年金積立金の自主運用開始以降の運用実績は、名目賃金上昇率を平均で『上回って』おり、累積収益も得られています。収益率が名目賃金上昇率を『約3.1%下回っている』とする本肢は、白書の記述と逆であり誤りです。

  • 5正しい

    平成27年5月成立の国民健康保険法等改正は、国保への財政支援の拡充による財政基盤の強化と、都道府県が国保運営に中心的な役割を担うことを2本柱としており、記述は正しい内容です。

解説

正解は誤りを問う肢4です。年金積立金の自主運用実績は名目賃金上昇率を平均で上回る成果を上げており、『約3.1%下回っている』とする部分が白書の内容と逆になっています。肢1の国民負担率の推移、肢2のiDeCoの加入者範囲拡大、肢3のマクロ経済スライドのキャリーオーバー導入、肢5の国保改革の2本柱は、いずれも平成29年版厚生労働白書の記述どおりで正しい内容です。白書問題は数値や方向性(上回る/下回る、増加/減少)を入れ替えた誤りが典型なので、結論の向きに注意します。

ここがポイント

年金積立金の運用実績は名目賃金上昇率を上回る。白書問題は数値の方向(上回る/下回る)を逆にして誤りを作る出題が頻出。

本ページに掲載する試験問題(問題文・選択肢)は、平成30年度(2018年度)社会保険労務士試験のうち、公開されている過去問資料を参照して収録しています。正解は、全国社会保険労務士会連合会 試験センターが公表する正答に基づきます。社会保険労務士試験は試験センターが試験問題用紙を一般公開していないため、問題文・選択肢の収録は公開過去問資料を参照したものです。解説・ポイントは自習室比較ナビ編集部が独自に作成したものです。

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