令和元年度 社労士労働者災害補償保険法難易度 標準個数問題

令和元年度 社労士試験 問12 保険給付の通知・届出(第三者行為災害・事業主の助力義務)

問題(引用)出典: 全国社会保険労務士会連合会 試験センター「令和元年度 社会保険労務士試験 試験問題」問12(原文のまま・無改変)

保険給付に関する通知、届出等についての次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。 ア  所轄労働基準監督署長は、年金たる保険給付の支給の決定の通知をするときは、①年金証書の番号、②受給権者の氏名及び生年月日、③年金たる保険給付の種類、④支給事由が生じた年月日を記載した年金証書を当該受給権者に交付しなければならない。 イ  保険給付の原因である事故が第三者の行為によって生じたときは、保険給付を受けるべき者は、その事実、第三者の氏名及び住所(第三者の氏名及び住所がわからないときは、その旨)並びに被害の状況を、遅滞なく、所轄労働基準監督署長に届け出なければならない。 ウ  保険給付を受けるべき者が、事故のため、自ら保険給付の請求その他の手続を行うことが困難である場合でも、事業主は、その手続を行うことができるよう助力する義務はない。 エ  事業主は、保険給付を受けるべき者から保険給付を受けるために必要な証明を求められたときは、すみやかに証明をしなければならない。 オ  事業主は、当該事業主の事業に係る業務災害又は通勤災害に関する保険給付の請求について、所轄労働基準監督署長に意見を申し出ることはできない。

正解3選択肢 3 が正しい

肢ごとの解説

  • 1誤り

    正しい記述はア・イ・エの3つです。1つではありません。

  • 2誤り

    正しい記述は3つであり、2つではありません。

  • 3正しい

    正しいのはア(年金証書の記載事項)・イ(第三者行為災害の届出)・エ(事業主の証明義務)の3つです。ウは事業主に助力義務があるため誤り、オは事業主が意見を申し出ることができるため誤りで、正しいものは3つとなります。

  • 4誤り

    ウ・オはいずれも誤りであり、正しい記述は4つではありません。

  • 5誤り

    ウ・オの2つが誤りのため、5つすべてが正しいわけではありません。

解説

正解は肢3(三つ)です。ア(年金証書の番号・受給権者の氏名生年月日・給付の種類・支給事由発生年月日を記載した年金証書の交付)、イ(第三者行為災害における届出義務)、エ(事業主は証明を求められたら速やかに証明する義務)はいずれも正しい記述です。これに対しウは、保険給付を受けるべき者が自ら手続を行うことが困難な場合、事業主はその手続を行えるよう助力しなければならない(助力義務がある)ため誤りです。オは、事業主は保険給付の請求について所轄労働基準監督署長に意見を申し出ることができるため誤りです。したがって正しいものは3つです。

ここがポイント

事業主には被災者の請求手続への助力義務・証明義務があり、給付請求について意見を申し出ることもできる。第三者行為災害は遅滞なく届出。

本ページに掲載する試験問題(問題文・選択肢)は、令和元年度(2019年度)社会保険労務士試験のうち、公開されている過去問資料を参照して収録しています。正解は、全国社会保険労務士会連合会 試験センターが公表する正答に基づきます。社会保険労務士試験は試験センターが試験問題用紙を一般公開していないため、問題文・選択肢の収録は公開過去問資料を参照したものです。解説・ポイントは自習室比較ナビ編集部が独自に作成したものです。

解説は作成時点(2026-06-07)の法令にもとづく編集部の見解です。法改正により最新の法令と一致しない場合があります。正確性を保証するものではないため、必ず最新の公式情報をご確認ください。