令和2年度 社労士労働者災害補償保険法難易度 難

令和2年度 社労士試験 問16 労働者災害補償保険法

問題(引用)出典: 全国社会保険労務士会連合会 試験センター「令和2年度 社会保険労務士試験 試験問題」問16(原文のまま・無改変)

労働者災害補償保険法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

正解この問題は「正解なし」として、受験者全員が正解の扱いとなりました。

肢ごとの解説

  • 1誤り

    一部労働を行った日の休業補償給付は、給付基礎日額から実際に支払われる賃金額を控除した額の60%であり、休業特別支給金は控除後の額の20%です。本肢のように単純に合わせて100%となるとはいえず、計算前提に正確さを欠くため妥当な記述とはいえません。

  • 2誤り

    傷病補償年金を受けている場合の打切補償みなしによる解雇制限の解除は労災保険法19条の趣旨に沿いますが、本問では誤りを問う設問として正解が成立せず、出題上の不備により妥当な記述とはいえません。

  • 3誤り

    18歳到達年度末を過ぎた19歳の子は原則として遺族補償年金の受給資格者ではなく、養育費送金を受けていた別居の子の生計維持の評価とも併せ、2人が同順位の受給権者となるとは一概にいえないため、妥当な記述とはいえません。

  • 4誤り

    障害が2以上ある場合の加重(併合繰上げ)の取扱いに照らすと、一方が第14級に該当するときに重い方の等級によるとする記述は、出題上の前提が不正確であり妥当な記述とはいえません。

  • 5誤り

    介護補償給付は親族介護でも一定額が支給され得るため、費用を支払わなければおよそ支給されないとまではいえず、出題上の前提に正確さを欠き妥当な記述とはいえません。

解説

本問は、試験実施機関により正解なし(受験者全員に得点を与える)として扱われた問題です。誤っているものを1つ選ばせる設問でしたが、各肢の前提や表現に検討の余地があり、唯一の誤りを確定できないことから、いずれの肢を選んでも得点となる取扱いとされました。したがって特定の正解番号は存在しません。学習上は、休業補償給付・打切補償と解雇制限・遺族補償年金の受給資格・障害等級の併合・介護補償給付という各論点の基本的な仕組みを正確に整理しておくことが重要です。

ここがポイント

本問は正解なし(全員正解)として処理された問題。唯一の誤りを確定できず、いずれの肢を選んでも得点となった。

本ページに掲載する試験問題(問題文・選択肢)は、令和2年度(2020年度)社会保険労務士試験のうち、公開されている過去問資料を参照して収録しています。正解は、全国社会保険労務士会連合会 試験センターが公表する正答に基づきます。社会保険労務士試験は試験センターが試験問題用紙を一般公開していないため、問題文・選択肢の収録は公開過去問資料を参照したものです。解説・ポイントは自習室比較ナビ編集部が独自に作成したものです。

解説は作成時点(2026-06-07)の法令にもとづく編集部の見解です。法改正により最新の法令と一致しない場合があります。正確性を保証するものではないため、必ず最新の公式情報をご確認ください。