令和2年度 社労士試験 問23 基本手当の延長給付
基本手当の延長給付に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
肢ごとの解説
- 1正しい
訓練延長給付として支給される基本手当の日額は、本来の基本手当の日額と同額です。延長給付は支給日数を延ばすものであり日額を変えるものではないため、正しい記述です。
- 2正しい
個別延長給付は、特定理由離職者・特定受給資格者・就職困難者など一定の対象者に限られます。これらのいずれにも該当しない者は対象外であり、正しい記述です。
- 3誤り
広域延長給付の要件は、広範囲の地域にわたり職業の紹介を受けることが適当である等であって、本肢のように「初回受給率が全国平均の1.5倍を超える」ことを要件とするのは全国延長給付に係る基準の記述に近く、広域延長給付の要件としては誤りです。
- 4正しい
全国延長給付について、厚生労働大臣は指定期間を超えて失業の状況が政令で定める基準に照らし必要と認めるときは、指定期間を延長することができます。正しい記述です。
- 5正しい
雇用保険法附則第5条の暫定措置である地域延長給付の対象者については、年齢による限定は設けられていません。正しい記述です。
解説
誤っているのは肢3です。「初回受給率が全国平均の1.5倍を超え、その状態が継続する」という基準は広域延長給付の要件ではなく、広域延長給付は広範囲の地域にわたって職業紹介を受けることが適当な状況等を要件とします。肢1の訓練延長給付の日額が本来額と同額であること、肢2の個別延長給付の対象者限定、肢4の全国延長給付の指定期間延長、肢5の地域延長給付に年齢制限がないことはいずれも正しい記述です。延長給付は訓練・個別・広域・全国・地域の5類型ごとに要件・対象を区別して整理することが攻略の要です。
ここがポイント
延長給付の5類型(訓練・個別・広域・全国・地域)の要件を区別。1.5倍基準は広域延長給付の要件ではない。
本ページに掲載する試験問題(問題文・選択肢)は、令和2年度(2020年度)社会保険労務士試験のうち、公開されている過去問資料を参照して収録しています。正解は、全国社会保険労務士会連合会 試験センターが公表する正答に基づきます。社会保険労務士試験は試験センターが試験問題用紙を一般公開していないため、問題文・選択肢の収録は公開過去問資料を参照したものです。解説・ポイントは自習室比較ナビ編集部が独自に作成したものです。
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