令和2年度 社労士試験 問31 我が国の若年労働者
我が国の若年労働者に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問は、「平成30年若年者雇用実態調査(厚生労働省)」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。この調査では、15歳から34歳を若年労働者としている。
肢ごとの解説
- 1正しい
平成30年若年者雇用実態調査では、若年正社員の採用選考で重視した点として「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」「コミュニケーション能力」「マナー・社会常識」が上位を占めており、本肢は調査結果に沿った正しい記述です。
- 2正しい
若年正社員は「長期的な教育訓練等で人材を育成」、正社員以外は「短期的に研修等で人材を育成」する事業所割合が最も高いという結果であり、本肢は正しい記述です。
- 3正しい
定着のための対策として「職場での意思疎通の向上」「本人の能力・適性にあった配置」「採用前の詳細な説明・情報提供」が上位を占めるという結果であり、本肢は正しい記述です。
- 4誤り
全労働者に占める若年労働者の割合は約3割という点はよいものの、若年労働者のうち正社員の占める割合は約半分ではなく、調査では正社員割合がより高くなっています。『約半分が正社員』とする本肢は調査結果と整合せず、誤りです。
- 5正しい
最終学校卒業後に初めて勤務した会社で現在も働いている若年労働者の割合は約半数という結果であり、本肢は正しい記述です。
解説
誤っているのは肢4です。平成30年若年者雇用実態調査において、全労働者に占める若年労働者(15〜34歳)の割合が約3割という点は妥当ですが、若年労働者のうち正社員が占める割合は『約半分』ではなく、実際にはこれより高い水準にあります。労働関係の白書・統計問題は、調査名と数値の対応を正確に押さえることが得点の鍵です。肢1〜肢3の採用選考重視点・育成方針・定着対策の上位項目、肢5の初職継続割合はいずれも調査結果に沿った正しい記述です。統計の割合(約3割・約半数等)のキーワードを丁寧に確認しましょう。
ここがポイント
平成30年若年者雇用実態調査の数値を問う統計問題。若年労働者の正社員割合は『約半分』より高い点が誤りの根拠。
本ページに掲載する試験問題(問題文・選択肢)は、令和2年度(2020年度)社会保険労務士試験のうち、公開されている過去問資料を参照して収録しています。正解は、全国社会保険労務士会連合会 試験センターが公表する正答に基づきます。社会保険労務士試験は試験センターが試験問題用紙を一般公開していないため、問題文・選択肢の収録は公開過去問資料を参照したものです。解説・ポイントは自習室比較ナビ編集部が独自に作成したものです。
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