令和4年度 社労士試験 問36 確定給付企業年金法
確定給付企業年金法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
肢ごとの解説
- 1誤り
確定給付企業年金法第16条の規定では、規約の変更について厚生労働大臣の「同意」ではなく「認可」を受けなければならないとされています。条文の用語が誤っているため、本肢は誤りです。
- 2誤り
障害給付金は、規約で定めるところにより支給することができる任意給付であり、必ず行わなければならない給付ではありません。法定の必須給付は老齢給付金と脱退一時金であるため、本肢は誤りです。
- 3誤り
掛金の財政均衡の考え方は正しいですが、再計算の周期は少なくとも「5年ごと」とされています(確定給付企業年金法第58条)。「6年ごと」とする本肢は誤りです。
- 4誤り
企業年金連合会の設立に必要な発起人は、会員となろうとする「20以上」の事業主等とされています(確定給付企業年金法第91条の3)。「10以上」とする本肢は誤りです。
- 5正しい
確定給付企業年金法第100条の規定により、連合会は毎事業年度終了後6か月以内に業務報告書を作成し、厚生労働大臣に提出しなければなりません。本肢が正しい記述です。
解説
正解は肢5です。確定給付企業年金法における規約変更は厚生労働大臣の「認可」が必要で(肢1の誤り)、障害給付金は規約で定める任意給付(肢2の誤り)、掛金の再計算周期は少なくとも5年ごと(肢3の誤り)、連合会の発起人は20以上の事業主等(肢4の誤り)です。これに対し、連合会が毎事業年度終了後6か月以内に業務報告書を厚生労働大臣に提出する義務は法第100条が明文で定めており、本肢が条文どおり正しい記述です。確定給付企業年金法は周期や数値の細かい違いで誤肢が作られやすい論点です。
ここがポイント
確定給付企業年金の重要数値は「規約変更=認可」「掛金再計算=5年ごと」「連合会発起人=20以上」「業務報告=6か月以内」。数値と用語のセットで暗記する。
本ページに掲載する問題文・選択肢は、全国社会保険労務士会連合会 試験センターが公表する令和4年度(2022年度)社会保険労務士試験の試験問題からの引用です。正解は同機関公表の正答に基づきます。解説・ポイントは自習室比較ナビ編集部が独自に作成したものです。
解説は作成時点(2026-06-08)の法令にもとづく編集部の見解です。法改正により最新の法令と一致しない場合があります。正確性を保証するものではないため、必ず最新の公式情報をご確認ください。