令和5年度 社労士労働者災害補償保険法難易度 やや難

令和5年度 社労士試験 問11 精神障害の認定基準(複数の出来事の全体評価)

問題(引用)出典: 全国社会保険労務士会連合会 試験センター「令和5年度 社会保険労務士試験 試験問題」問11(原文のまま・無改変)

「心理的負荷による精神障害の認定基準について」(平成23年12月26日付け基発1226第1号)における「業務による心理的負荷の強度の判断」のうち、出来事が複数ある場合の全体評価に関する次の記述のうち誤っているものはどれか。

正解5選択肢 5 が正しい

肢ごとの解説

  • 1正しい

    複数の出来事のうちいずれかが単独で「強」と評価される場合は、全体評価も「強」と判断します。認定基準の取扱いどおりで正しい記述です。

  • 2正しい

    関連して生じた出来事については、後発の出来事を先発の出来事後の状況とみなし、後発の出来事の内容・程度により「強」又は「中」として全体を評価します。認定基準どおりで正しい記述です。

  • 3正しい

    単独で「中」の複数の出来事が関連なく生じている場合、その数や近接の程度により全体評価は「中」又は「強」となります。認定基準どおりで正しい記述です。

  • 4正しい

    単独で「中」の出来事一つと「弱」の複数の出来事が関連なく生じている場合、原則として全体評価は「中」となります。認定基準どおりで正しい記述です。

  • 5誤り

    単独で「弱」の複数の出来事が関連なく生じている場合、原則として全体評価も「弱」となります。「中」となる余地を含めて「中又は弱」とする本肢は認定基準と異なり誤りです。

解説

誤っているのは肢5です。精神障害の認定基準では、複数の出来事の全体評価について、単独で「弱」と評価される出来事が複数、関連なく生じている場合は、原則として全体評価も「弱」とされます。「中又は弱」として「中」となる余地を含める肢5は、認定基準の取扱いと異なるため誤りです。肢1(いずれかが「強」なら全体「強」)、肢2(関連する出来事は後発を出来事後の状況とみなす)、肢3(「中」が複数関連なくは「中又は強」)、肢4(「中」一つと「弱」複数は原則「中」)は、いずれも認定基準どおりの正しい記述です。

ここがポイント

複数の出来事の全体評価は、関連の有無で扱いが分かれる。関連なしの場合、いずれかが「強」なら全体「強」、「中」が複数なら「中又は強」、「中」一つ+「弱」複数は原則「中」、「弱」が複数なら原則「弱」。

本ページに掲載する試験問題(問題文・選択肢)は、令和5年度(2023年度)社会保険労務士試験のうち、公開されている過去問資料を参照して収録しています。正解は、全国社会保険労務士会連合会 試験センターが公表する正答に基づきます。社会保険労務士試験は試験センターが試験問題用紙を一般公開していないため、問題文・選択肢の収録は公開過去問資料を参照したものです。解説・ポイントは自習室比較ナビ編集部が独自に作成したものです。

解説は作成時点(2026-06-07)の法令にもとづく編集部の見解です。法改正により最新の法令と一致しない場合があります。正確性を保証するものではないため、必ず最新の公式情報をご確認ください。