令和5年度 社労士労働基準法及び労働安全衛生法難易度 やや難

令和5年度 社労士試験 問9 労働安全衛生法(規則の適用)

問題(引用)出典: 全国社会保険労務士会連合会 試験センター「令和5年度 社会保険労務士試験 試験問題」問9(原文のまま・無改変)

労働安全衛生法の対象となる作業・業務について、同法に基づく規則に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

正解4選択肢 4 が正しい

肢ごとの解説

  • 1正しい

    金属のアーク溶接作業は溶接ヒューム(特定化学物質)を発生させるため、特定化学物質障害予防規則の適用があります。本肢は正しい記述です。

  • 2正しい

    自然換気が不十分な場所でのはんだ付けの業務は鉛業務に該当し、鉛中毒予防規則の適用があります。本肢は正しい記述です。

  • 3正しい

    重量の5パーセントを超えるトルエン(有機溶剤)を含む塗料を用いる塗装業務は有機溶剤業務に当たり、有機溶剤中毒予防規則の適用があります。本肢は正しい記述です。

  • 4誤り

    潜水業務に適用されるのは高気圧作業安全衛生規則であり、酸素欠乏症等防止規則ではありません。酸欠則は酸素欠乏危険場所での作業を対象とするため、潜水業務への酸欠則適用とする本肢は誤りです。

  • 5正しい

    フォークリフトを用いて行う作業(車両系荷役運搬機械等)には労働安全衛生規則の適用があります。本肢は正しい記述です。

解説

誤っているのは肢4です。潜水器を用い送気・給気を受けて水中で行う潜水業務に適用される規則は、高気圧作業安全衛生規則です。酸素欠乏症等防止規則は、酸素欠乏危険場所(タンク・地下室・井戸等)における作業を対象とするものであり、潜水業務には適用されません。したがって潜水業務に酸欠則の適用があるとする肢4は誤りです。肢1のアーク溶接(特化則)、肢2のはんだ付け(鉛則)、肢3のトルエン塗装(有機則)、肢5のフォークリフト(安衛則)は、いずれも正しい対応です。

ここがポイント

潜水業務は高気圧作業安全衛生規則が適用される。酸欠則はタンク内等の酸素欠乏危険場所の作業が対象。アーク溶接は溶接ヒュームにより特化則の対象となった点も近年の頻出ポイント。

本ページに掲載する試験問題(問題文・選択肢)は、令和5年度(2023年度)社会保険労務士試験のうち、公開されている過去問資料を参照して収録しています。正解は、全国社会保険労務士会連合会 試験センターが公表する正答に基づきます。社会保険労務士試験は試験センターが試験問題用紙を一般公開していないため、問題文・選択肢の収録は公開過去問資料を参照したものです。解説・ポイントは自習室比較ナビ編集部が独自に作成したものです。

解説は作成時点(2026-06-07)の法令にもとづく編集部の見解です。法改正により最新の法令と一致しない場合があります。正確性を保証するものではないため、必ず最新の公式情報をご確認ください。