平成30年度 行政書士試験 問50 日本の貿易・対外直接投資
近年の日本の貿易および対外直接投資に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。
肢ごとの解説
- 1正しい
2010年代を通じて、日本の貿易総額(輸出+輸入)の最大相手国は中国です。2007年以降、貿易総額で中国がアメリカを抜き最大の相手となり、その傾向が続いています。本肢は妥当な記述です。
- 2誤り
東日本大震災後の燃料輸入増で2011年から貿易赤字となりましたが、2016年・2017年は黒字に復帰しており、「赤字が続く」とは断定できません。本肢は妥当ではありません。
- 3誤り
日本の対外直接投資は北米(特に米国)や欧州向けも非常に大きく、特に近年は北米向け投資が拡大しています。アジア・アフリカが大きく北米・欧州が小さいとする本肢は事実と異なります。
- 4誤り
海外現地法人の設備投資比率は経済情勢により変動しており、一貫して上昇しているとは言えません。為替や現地需要動向に応じて増減する性質のものです。
- 5誤り
国交のない国・地域(例:台湾)との貿易取引も実務上行われており、全面禁止という記述は誤りです。国交の有無は民間貿易の全面禁止を意味しません。
解説
近年の日本の貿易・対外直接投資に関する時事知識の問題です。日本の貿易総額(輸出+輸入合計)では2007年以降、中国がアメリカを抜いて最大の相手国となり、2010年代を通じてその地位を保っています(肢1が妥当)。貿易収支は2011年の東日本大震災以降、化石燃料輸入増などで赤字基調になりましたが、2016~2017年には黒字に復帰した年もあり「赤字が続く」とは言い切れません(肢2は不正確)。対外直接投資では北米・欧州向けも大規模で(肢3不正確)、国交のない台湾等とも貿易は活発に行われています(肢5不正確)。よって正解は肢1です。
ここがポイント
2010年代の日本の最大貿易相手国(輸出入合計)は中国。貿易収支は震災後の赤字基調から2016~17年は黒字復帰。対外直接投資は北米向けも依然大きい。
本ページに掲載する問題文・選択肢は、一般財団法人 行政書士試験研究センターが公表する平成30年度(2018年度)行政書士試験の試験問題からの引用です。正解は同機関公表の正答に基づきます。解説・ポイントは自習室比較ナビ編集部が独自に作成したものです。
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